紙の本
既刊のシリーズでは最低の出来
2015/08/10 19:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Rick - この投稿者のレビュー一覧を見る
他のライダー小説は、本編の続編や番外編、リ・イマジネーション等小説独自の取り組みをしているのに、この本はテレビの序盤と終盤のノベライズと放送当時にDVDのおまけで付いてた小説の採録と新しい要素はゼロです。
このやっつけ仕事が米村氏らしいといえばらしいですな(苦笑)
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1話+本編最終章+加賀美が主人公な後日談
アクションシーンでは擬音表現が多く、本編未見の読者にはツラいかも。
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内容は本編第1話と最終話付近をノベライズした感じ、本編視聴者なら文章から場景がイメージできるが本編未視聴者だと急に専門用語出てきたりするので厳しいかも
文体も単調で台本を読んでるようだった(爆発音がドーン!とか)
が、後日談である「祭りのあと」がこの本のメインである。
ひよりを探すために一人海外へと赴く加賀美、彼がこの旅で見つける答えとは?
加賀美はやっぱり主人公だな。
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仮面ライダーカブトの総集編と、オリジナルの後日談。
一話と最終章を中心にカブトの設定や登場人物の心情の記載が整理されている、一度本編を見てる人向け。
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戦いが終わり、天道はパリへ行った。そのとき加賀美は…紙幅の2/3はTV版のダイジェスト・再編集。一部本編と異なる展開だったと思うが、そもそも混沌としたストーリーなので違和感は無い。残りの1/3は、戦いが終わったあとの加賀美によるドタバタ世界旅行が描かれる。リアルな海外でのトラブルが続出し、著者の旅行好きが伺える。やや退屈な内容であることは否めないが、実に加賀美らしい迷走っぷりは懐かしさを感じる。カブトが本当に好きならば読んで損は無い。かも。
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天道14歳が何を考えていたか、TV版のその後彼らがどうしていたかなどカブトファンにとっては美味しい内容なんだけど、いかんせん同時発売したW、オーズが素晴らしい出来だったので、比較すると・・・なんというか脚本を読んでいる感じ。後、DVD付属の小説てこれだったような?私は見たことなかったからラッキーでしたけど、見たことある方はどうだったのやら
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一時期出た平成ライダーのノベライズのうちのひとつ。カブトが好きで仕方がなかったので電子書籍で購入。
構成は、第一章が番組第一話、二章と三章が最終話、最終章が後日談という感じです。
三章までは天道を主人公とした番組の話まんまでしたが、四章からはなぜか加賀美の視点。おまけになぜかひよりを追ってタイを旅しに行く、という奇妙なお話です。これDVDの特典か何かをまとめたものなんでしょうか?これだけ他からやけに浮いている気が...
ともあれ本編のまとめとして書かれていた三章までを読んで、番組本編で謎のまま放置されていた赤い靴やらネイティブのなりたちやらがちゃんと説明されてます。それだけで買った甲斐ありました。長年の疑問に待ち望んでいた公式からの解答がようやく見られたような気分です。
そして改めてカブトの世界観恐ろしい...
余談:個人的には地獄兄弟出してくれてありがとうという気持ちでいっぱい(笑)
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酷評されているレビューが多く、ちょっと身構えて読んだのですが、
予想に反して面白かったです。
カブトのテレビ放映時はストーリーがなかなか進まず、加賀美新がガタック
ゼクターを手にしたところがピークで、以降はずっとふざけていた印象が
あります。
唐突に現れたホッパーライダーや急激に雑魚化したダークカブト、なんの
前触れもなく現れたハイパーゼクター、ゼクト幹部の審判で意味不明に
始まったワームとの料理対決、そして豆腐修行のためにパリに行くという
訳の分からない最終回、と面白い面白くない以前に意味不明な内容で、
仮面ライダーカブトはストーリーそっちのけでキャラクター同士の掛け合いと、
バトルシーンと雰囲気だけのライダーでしたが、本作は本放送を一部なぞった
形で、説明不足だった箇所を補ってくれており、正直、カブトアンチだった
私には大変納得のいく出来でした。
ホッパーゼクターの出自、天道総司とひより・ワーム天道・樹華の関係、
ネイティブと渋谷隕石で運ばれてきたワームの思想的な相違点、その他、
本放送で分かりづらかった点(そもそも説明のなかった点)が本作ですっきり
説明されており、なかなか良かったと思います。
ただ、確かに他の方も言っているように、最後の章の最終回後の話だけ
読んでて違和感を覚えるような内容でした。
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【ノート】
・著者はカブトの脚本家。本書の基本的な構成はテレビ版カブトのあらすじをなぞったもの。天道と加賀美の出会いから最後の決戦までの流れをダイジェスト的に追っている。さらに、決戦後に、加賀美が旅に出たひよりを追って東南アジアを彷徨う話が追加されたという構成。
・テレビ版のストーリーを追った部分は、印象に残ったセリフを交えながら描かれてはいるが、表現が淡白な上に、紙面の都合なのだろうか、あまりにも盛り上がらず、「入れるべき要素をとにかく消化している」という印象。また、文章として読みづらい箇所も多く、脚本と小説は、作法が大きく違うものなのだろうと思った。天道や加賀美(親父も含む)よりも三島さんの心情描写が多いような気がしたが、これは著者の思い入れか。いずれにせよ、本編を見ていない人が本書によってカブトの世界を把握することは無理で、はもちろん、あらすじを把握することすら不可能だろう。
・追加部分である決戦後にエピソードについては、それまでの本体部分よりも小説としては読みやすかったが、加賀美の「東南アジア・青春ひとり旅」という内容でしかなく、ワームも全く関係ないので、「仮面ライダーカブト」という作品として、こういう話がなぜ必要だったのかというのが分からなかった。総じて、この平成仮面ライダー小説版の中では残念な読後感だった。