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2003年。イラク戦争。
バスラの中央図書館の主任司書であったアリーヤさん。近づく戦火に、図書館の危機を感じたアリーヤさんは、県庁に図書資料の保護を訴えますが、役所からの答えはノー。何もしてもらえない。
そこで、アリーヤさんは勤務時間を終えると、図書を自分の鞄に詰め込んで、車に乗せ、少しづつ自宅に持ち帰った。その熱意が町のみんなにも伝わり、みんなで少しずつ、本を移動させることに協力してくれた。
いよいよ、町に爆弾が落ち、図書館が火事になったしまうも・・・
あわせて三万冊の本は アリーヤさんと町の人たちの手で守ることができたのだ。
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「バスラの図書館員」http://booklog.jp/users/tantanian/archives/1/4794920423と内容は同じであり、その後のアリーヤさんの活動も描かれています。
漫画調ですぐに読了できてしまいますが、戦時における図書館と司書の、シリアスでとても感動するお話です。
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イラク戦争当時、町の図書館を救うべく奔走したのは、政府でも役人でもなく、1人の女性司書だった。
書物を守りたいという想いが町の人達を動かし、3万冊もの本を救った。
感動の絵本だ。
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いい話。イラクの司書の話。
本人だけでなく、図書館に隣接するレストランの店主及び近所の人の手伝いで3万冊以上が戦火から救われた。
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マーク・アラン スタマティー (著), Mark Alan Stamaty (原著), 徳永 里砂 (翻訳)
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本当のヒーローって、このアリーヤさんみたいな人のことじゃないかと思った。
図書館司書のアリーヤさん。本が大好きで、生き物と同じように大切に思っている。その本たちに囲まれて幸せに働いているが、戦争になり、図書館が狙われるかもしれなくなる。そこで、本を守ることを役所に訴えるが、全く相手にしてもらえない。
普通、そこで断念するかもしれないが、アリーヤさんはあきらめない。
自分にできることをあきらめずにやる。
時間はかかるかもしれないが、その行動や気持ちはまわりにも伝わって・・・。
何かやりたいことがあって壁にぶつかったとき、あきらめるのではなく、じゃあ、どうすればいいのか考えて、人からはそんなの無理だと思われても、やり続けるその姿勢はとても大切だと思った。一人でもできることはある。やるかやらないかだ。
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イラクのバスラ中央図書館の主任司書アリ-ヤさんが、図書館の3万冊の本をイラク戦争(2003年)の戦災から救い出したという実話を、アメリカ人漫画家が劇画にして出版されたものです。政府からの援助を拒否されたこと、略奪行為が頻発するなかで、図書館の本だけは盗まれずに残されていたこと、近所の人の懸命の手助けでかけがいの無い蔵書を運び出せたこと、サダム・フセインに関する本は誰も救わずなかったことなど、当時の危機的状況が偲ばれます。自らを危険にさらしながら、歴史と文化を守り抜こうとする勇敢な行為に頭が下がります。
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内容はとても素晴らしいが、漫画風に描かれているが、日本の漫画文化に慣れている人にとっては少し物足りないコマ割りかもしれない。それでも何気ない仕草や表情に本に対する情熱が伝わってくる作品。