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椎名誠著 三匹のかいじゅう 読了。著作名の「三匹のかいじゅう」とは椎名さんの3人のお孫さん達の事。米国から帰国された息子さんご夫妻のお子さん、すなわち椎名誠さんのお孫さん3人を中心としたご家族周辺の様々な出来事を綴った私小説的なエッセイですね。
椎名さんといえば辺境地への旅ものが魅力的ですが、本書はお孫さんができたお爺さんの目から見たほんのちょっとした日常的な出来事を、非常にユニークな視点で語られているほほえましい一冊であった。このような語りの椎名さんの本も中々新鮮でよかったなあ。
「じいじい勝負だ!永遠の名作「岳物語」からほぼ30年。じいじいシーナの慌ただしくもシアワセな日々」(本書帯より抜粋)
30年ですか!我輩も随分長く椎名さんの本を読んできたものだ!!
【Dance1988の日記】
http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20140105
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『大きな約束』『続・大きな約束』のつづき。震災時の、孫の被曝等様子を心配するじいじい・シーナさん。何だか不思議だけど好々爺…というか好々じいじいっぷりに「なんだかいいなあ」と感じた。息子家族の様子を淡々と描いている中で『血を受け継いでいくのかな、こうやって』とこれも不思議な気分にさせられた。
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私にも孫が出来て椎名さんの孫を思う温かい気持ちが良く分かります。
孫を通して子育てとは少し違った角度から垣間見える祖父の顔。
いつしか自然に孫中心の生活になっていくところが良いです。
読みやすくてほんわかとする作品です。
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優しい気持ちで孫を見つめる椎名さんの幸せな日々が手に取るように分かる。椎名さんも、いいおじいちゃんになったなあ。
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サクサク読める椎名誠。昔はこのサクサク加減が軽すぎる気がしていたが、今読むと、技術があるな、と思う。好きとまではいかないが、嫌みのない、誠実な人柄が文体に表れているのだなと思う。
しかし、『岳物語』であれだけ息子にキズを負わせた割には、反省はしてないみたいだな。作家の家族はネタにされて当然という意識はそのままなのかも。孫の名前も本名みたいだし。
しかし、それを除けば、経済的にも時間的にも余裕があり、知恵と体力と優しさがあるじいじいは最高。ばあばあは元保育士の子育て上手だし。
意地が悪い者としては、お嫁さんの気持ちが気になったけどね。
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シーナ氏のじいじライフ、羨ましい。自分の両親にも、こんな経験をしてもらいたかった。子供と孫と知的好奇心からの面白話を交わすことも出来なかったし、孫が生まれたとしても出来そうにない。シーナ氏か充実しているのは、三匹の母が素晴らしい人物だからだ。
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風太くん海ちゃん琉太くん、どんなふうに育っていくのか、読んでいるこちらまで親戚のおばさん状態で楽しみ。
本人たちにもいい記録が残って幸せでしょうね。
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椎名誠氏の軽い私小説のような純雑文。
椎名誠氏の長男岳さんの3人のお子さん、まあ椎名誠氏にとっては孫たちとジイジの椎名誠さんの暖かい家族のふれあいのお話。
ところどころで、自分の息子との事を思い出し、含み笑いをしてしまいます。
こういうのは、事実に基づく展開の面白さと、迫力がありますね。なんといっても、あったかくて愛情に溢れている。