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著者自身が書いていた通り、冗長の感は否めない。確かに飛ばし読みには最適っぽい。
うーん、僕はパラグラフライティングをまあそれなりに知っていたってことはあるけど、まったく初めての人にとってもやっぱ冗長である気はするなあ。
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ロジックと認知心理学に基づいた「読ませる文章」の極意。欧米では学生時代に徹底的に訓練される「パラグラフ・ライティング」の技法を解説。
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ざっと読み。
ビジネス向けのライティング術なので息がつまるような感じ。
必要な情報をわかりやすくインパクトを持って印象深く伝えるには最適。
ただ面白くはない。
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この本では、論理的で分かりやすい文章が書ける「パラグラフ・ライティング」を紹介しています。
パラグラフ・ライティングとは、海外で使われているライティング法のことで、ビジネス文章やプレゼンなどに適した論理的で分かりやすい文章が書ける方法です。
私がこの本を読んで、とくに参考になったのは以下の2点です。
まず1点目は、伝えたい文章は詳細をごく短い文章で伝えられるものだということです。
文章は短すぎても詳細が伝わりませんし、逆に詳細を伝えようと長文を書いても回りくどいため読み手が途中で離脱してしまう恐れもあります。
なので、なるべく短い文章で詳細を全て伝えることが大切だといえます。
そして2点目は、パラグラフの文頭に既知の情報をもってくるということです。
既知の情報を再度掲載すると少しくどく感じますが、既知から未知のパラグラフへとつなぐ場合でも、文頭に既知の情報を載せるだけで、そのパラグラフ自体が未知の情報であってもスムーズに伝えられるというのは目からウロコでした。
これら2点のように、この本の教えを守れば、論理が伝わる分かりやすい文章が書けるのではないかなと思います。
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同じ著者の『論理が伝わる世界標準のプレゼンの技術』を読んだ。
少なくともそれ以来、スライドの作り方が劇的に変わったと思う。
そんなこともあって、本書にもチャレンジした。
本書はパラグラフ・ライティングの指南書。
冒頭のパラグラフは、文書全体の総論。
各パラグラフの冒頭文(そのパラグラフの要約文でもある)をによって構成される。
各パラグラフは、要約文に続き、補足情報を示す。
補足情報とは、用語の定義やなぜそう主張できるか、そして重要性を書く。
コツとしては、要約文は具体的に書くことだそうだ。
つまり、「〇〇の有用性を挙げる」ではなく、「〇〇の有用性として、AとBを挙げる」とするのがよいとのこと。
パラグラフのつなぎ方には、問題の背景、分析、解決策というような、論理の流れがある「縦のつながり」と、同列の要素が並行的に並ぶ「横のつながり」があるとのこと。
一文一内容で文を書くのだが、既知から未知の内容へとつなぐべし、ということだった。
パラグラフ・ライティングの本ってありそうでなかなかない。
具体的なイメージが大分わかった。
要約文は具体的に書くのが難しそうだ。
事前によく構想を練っておかなくては無理だろう。
ロジカル・ライティングの方法は具体的に伝わってくるけれど、どのような内容が論理的なのか、つまり、ロジカル・シンキングには踏み込むことがない。
そのために、この本はすっきりしてわかりやすい。
ある程度書くべき内容と型が決まっている文書向きの方法論という気がしないでもない。
あとは実践あるのみ。
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これはすごい。なんてすごいんだ。
数ある文章術の本を読んできましたが、ここまでクリアに「論理的に書く」ということを説いた本はありません。
この本の解説そのものがこの本で説かれているルールに則って書かれている。ルールの実践を理解しながら習得できるという仕様。
「論理的に書く」ための原則がほぼ説かれていると言っても良いので、これ一冊身につければ誤読を生まないクリアな文章が書けます。
ところで、本書でも書かれていますが、アメリカでは「書く」ための教育が徹底されているそうです。小学校の頃から論理的文章の作法を学ぶのだとか。大学では、論理的文章の書き方の授業があるくらい。そういえば、村上春樹は小説を書いている時以外は、アメリカの大学でクリエイティブライティングの授業で食べているという。それほどアメリカでは「書く」ということが重要視されているのでしょう。
日本でも書く場所は増える一方で、読める文章は数多転がっており、読み手は読む文章を選ぶことができる時代です。読み手から選んでもらうためには、まずは書くための作法をおざなりにしないことが、要となるのではないでしょうか。
このようなお話もありました。
(後藤正文の朝からロック)考えたい、表現する責任
https://www.asahi.com/articles/DA3S13368790.html
>「書くことの難しさは変わらないが、書くことができる場所だけが増えている。だからこそ、書くことに対する責任について、深く考えたいと思った」
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この本で書かれていることは、それなりに有効だと思います。私の評価がそんなに高くないのは、知らない情報があまりなかったためです。
大学2回生、授業でハイデガーの『存在と時間』を読んでいたときのこと。先生から「この段落のキーセンテンスはなにか」という質問がありました。受講生は7人くらいだったと思いますが、私を含めて誰もうまく答えられませんでした。
そのとき先生は「各パラグラフにはひとつのトピックが設定されており、それらが論理的に構成されて、論文全体が成立している。西洋哲学の論文はそのように構成されている。感覚や印象で読むのではなく、文章が構成されている論理に着目して読解していかないと誤読してしまう可能性が高い。ハイデガーの講義録や後期思索ではそんなに論理的な構成になっていないこともあるが、『存在と時間』は、概ね伝統的な論文構造をとっているので、パラグラフリーディングがしっかりできるはずだ」といって、各パラグラフのキーセンテンスやトピックなどを指摘してくれました。
先生の助言を踏まえて本文に立ち戻ると、たしかにそのように文章が組み立てられており、それ以外の読み方はできません。それまでは焦点がはっきりしてなくてぼんやりとしかわからなかったのですが(というより明確にはなにもわかっていなかった)、先生のほんの少しのアドバイスによって、みるみるうちに霧が晴れていくようでした。「自分ひとりで読んだときには、なぜ、こんな明らかなことがわからなかったのだろう?」と愕然としました。それ以来、パラグラフリーディングをちゃんとしよう、と努めています。まあ、なかなか十分にはできないんですが。
この本を斜め読みしていて、そのときのことを思い出しました。
なので、時間がたっぷりある学生には、きっちり組み立てられた論文を、構造に着目して精読することが、パラグラフリーディング、ライティング理解のいい方法だと思います。
あと、論文を正確に読もうと思えば、概念構造はどうなっているか、論述の視座はどうなっているかなども重要です。
逆に言えば、論理が伝わる「書く技術」には、そういうところも重要なはず。そういったことは、特に触れられていなかったように感じました。
あと、5ページの下から2行目に、「文章に適用した例ついて説明」とあって、「に」が抜けています。冒頭からこういう脱字があると、それだけで真剣に読む気がなくなります。(2018年4月8日読了)
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「パラグラフ・ライティング」入門
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194754 ,
http://www.logicalskill.co.jp/
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流し読みした。
論理を気にした文章を書く術を学ぶのは結構大変なものです(私的には)。
暫くしたらこの本の術を再読して身につけていきたい。
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とても役に立ちました。紹介状の書き方、学習会のパワポの作り方にも活用できそう。日本語の文法やてにをはの使い分け以前のレベルで、この考え方は必要最低限と思います(実際の研修医の手紙作成指導でもこのレベルで苦労することが多いです)。研修医用本棚に寄贈します。
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ライティングのルールはきちんと学んだ方が良い。学生時代にやっておくのが理想だけど、今からでも遅くはないと思う。
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パラグラフ・ライティングの入門書。本書自体もパラグラフ・ライティングのテクニックを使って書かれている。パラグラフ(段落)ごとの最初のセンテンスに大事なこと(主張や結論)を書き、あとは補足を書く。一つのパラグラフには一つのトピックを書くなど。
パラグラフ・ライティングについては、Udemy講座で既に入門していたので、むしろ本書はやや冗長に感じられました。ただ、演習や文章の改善例がたくさん載っているので、そのあたりを有効活用していきたいと思います。
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パラグラフ・ライティングの基礎がイチからわかる本。パラグラフ・ライティングの手法で書かれているので、見た目からも分かりやすいし、それなりに知ってる人は速読も可能。文章を書いていて困ったときに、戻ってくると良い本だと思う。
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パラグラフライティング、読みやすい…。
読み飛ばしができるって実はめちゃくちゃ大事なんだなと。。
いつも、大事なところを読み飛ばしてしまわないか不安で全部読んでいた。
そうすることによって、知りたいところから別の情報を読んで思考が散って、理解に苦しんでいたのに気づいた。。
この本を読んだ後に、パラグラフライティングで書かれていない実用書を読むと結構辛かった。。
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[感想]
上司に文章が技術文書の書き方がよくないと言われたので購入。研究職時代に論文も書いていたのである程度の自信はあったが、とても勉強になった。ただ、実践するとなると難しい。試しに本書の概要を下に書いてみたが、いまいちうまく書けた気がしない。ひとまず、上司にはだいぶよくなったと言われたので、効果は出ていると思う。
個人的に印象的だったのは、メンタルモデルの話(人は先を予測しながら読むので、予測しやすく書き、予測の通りに話を続ける)、同じ内容の文を何度も登場させるという話(各章の総論は、各節の総論のまとめ。各節の総論は、各パラグラフの要約文のまとめ。各パラグラフの要約文は、そのパラグラフ自体の要約)。
[概要]
ただ時系列順に起こったことを書くと、文章を最後まで読まないと内容が把握できないため、忙しいときには適切ではない。そこで最初に総論・要約を書き、続いて補足情報を書くようにすることで、最初だけ見ればその続きが予測できる。続く補足情報も、先を予測しやすく書くことで、読み手が不要と思えばいつでも飛ばし読みができる。忙しいビジネスパーソンには、このように素早く必要な情報だけを取り出せる文章が適切である。
文のまとまりごとに総論・要約を書くことで、読み手は先の展開を予測し、読む・読まないの判断ができる。具体的には、章の最初の節はその章の総論、節の最初のパラグラフはその節の総論、パラグラフの最初の文は要約文とする。総論・要約文の次に、補足情報が続くが、読み手は総論・要約文を見て不要と判断すれば読み飛ばせば良い。
総論・要約文に続いて補足情報を足していくが、読み手が続きを予測し、いつでも飛ばし読みできるようにする。具体的には、既知の情報から未知の情報に繋がるように書く。自然と書けばそうなるはずだが、書き手にとって未知の情報などないため、意識的に既知 > 未知の流れで書くよう努める。