紙の本
ワクワクとした冒険譚であるかのような読み心地
2023/04/23 08:00
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
落ち武者伝説。その所有する金塊に目が眩んだ村人による惨殺。そして時を経て祟りのように起きる大量殺人事件。その記憶も薄れぬ20数年後に呼び返される殺人鬼である当主の忘れ形見。降ってわく莫大な財産の相続話に驚きながら帰郷する主人公。彼の来訪を妨げようとする村人たち。そしてまたしても発生する連続殺人。設定はおどろおどろしく、横溝作品への期待どおりなのだが、それよりもワクワクとした冒険譚であるかのような読み心地。主人公が部外者として血の呪いに悩むよりも好奇心や若者らしい恋愛感情などにウエイトを置いているせいか。
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美しい鍾乳洞を舞台に語られる、実らなかった愛と結ばれた愛の物語。けしてホラーでもなければ推理小説でもない。
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テレビでやってた藤原竜也版「八つ墓村」を見て読もうと思った(笑)。これをきっかけに推理小説にはまっていった。
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私にとって初の横溝正史本。もう語りきれないくらいかなり面白かったです。なんか感想書きづらいな…(汗)
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謎解きもさることながら「この人、次はどうなっちゃうんだろう…」というドキドキ感がたまらない冒険(?)小説でもあります。
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当時小学生の時に読んだのですが、衝撃的でした・・・。殺人事件なんて小説で読むとも思ってなかったですし、非常に斬新ダート思いつつ夢中になった記憶が。
龍臥亭でも書きましたが、この本には30人殺しと呼ばれる有名な事件をデフォルメして書いてる部分があります。興味のある方は是非一読を。
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緑三〇四 1
「たたりじゃ〜」という台詞が大ブームになった角川映画の原作。舞台は岡山県。津山30人殺しという実際に起きた事件をヒントに書かれた作品であると言われている。金田一耕助の推理が光る。昭和20年代の5月頃から9月にかけてのエピソード。1971/4初版発行
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呪われた一族(?)みたいなのがちょうツボです!
二間開け放した座敷に一族みんなが並ぶのとか…!!たまりません!耕介さんかわいい。
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いちばん最初に読んだ横溝正史作品。
実家にあったものは、愛蔵版で重たかったので、後々これを買ったけれども、読み過ぎてもうボロボロ。
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戦国時代の落ち武者殺しの伝説と、実際の事件の津山30人殺しが下敷きになっている過去の事件。その20数年後、殺人犯の忘れ形見として村に戻った青年の前で再び連続殺人の幕が開いた。映画やドラマでは金田一モノの最高傑作の呼び声高いけど、小説では今ひとつ出番が少なめ。過去のモノも含めると、1つの山村にしては死者多すぎない?
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まず文章から。
視点がしっかりしていて、「私」という一人称で一貫している。
時々神様視点が入り混じっているが、それは必要な時だけである。
編集者の視点としても、読者の視点としても、面白く読める。
この作品は金田一耕助がメインではなく、その寺田辰弥という青年のお話である。
純水に楽しめる作品なので、5つ付けたい。
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「八つ墓明神の祟りじゃぁ」で有名な作品。
この作品は事件に巻き込まれた主人公の視点で描かれており、金田一耕助の登場シーンは少な目。
とはいえ、この作品、横溝作品が持つおどろおどろしい世界観は当然のこと、鍾乳洞を舞台としたアドベンチャーあり、ロマンスありと、横溝作品の最高傑作だと思います。
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怖い話かな〜って思って読んだけど大丈夫でした。
むしろ面白い。閉鎖的な地方で次々に起こる殺人。
神様のたたりじゃ〜って雰囲気をだしながらもやっぱり怖いのは人間。
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国の頃、三千両の黄金を携えた若武者が、七人の近習を従えてこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を襲撃、若武者は「七生までこの村を祟ってみせる」と叫び続けながら、七人とともに惨殺された。その後不祥の怪異があい次ぎ、半年後、落人殺害の首謀者、田治見庄左衛門が家族・村人を切り殺し、自らの首をはねて死ぬという事件が起こった。この事件の死者が八人出たことで、村人は恐怖のどん底にたたき込まれた。村人は落武者の怨念を恐れ、犬猫同然に埋めておいた八人の死骸をとりだすと、八つの墓をたて、明神として祟めることにした。以来、この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという―。大正×年、田治見庄左衛門の子孫、田治見要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。それから二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った…。 (amazonより抜粋)
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鳥取と岡山の県境の村、かつて戦国の頃、三千両を携えた八人の武士がこの村に落ちのびた。欲に目が眩んだ村人たちは八人を惨殺。以来この村は八つ墓村と呼ばれ、怪異があいついだ…。