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「はじめに」で、悩んでるのかーって思って
「あとがき(第7章 自分チャンネルとあとがき)」で、悩んでるなーって思いました
わかる⇄わからない わかループ
わかることが増えると、わからないことも増える
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わかることよりもわかりやすさが求められる時代。「わかる」ことから「わかりやすさ」が分離しつつある、という指摘は鋭い。
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イラストレーターである作者が、イラストを作成するときの考え方やテクニックを紹介した本。
挿絵、本の装丁、広告デザインなどを観る時の意識が変わってきます。
算数の計算方法を図形で考えた方法、自分チャンネル遊び、言葉で削られた部分を絵して補完する、等が印象に残りました。
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面白そうだなと思って2012年末に買っていて積読になっていた、寄藤文平さんの『絵と言葉の一研究』をそろそろ読み始めようと手に取ると、一気に読んでしまいました。
”挿絵をつけるというのは、そこで削られた言葉を絵で描き出すことだといえる。”
”複雑な話をわかりやすくするというのは、写真をモノクロコピーで白と黒とに分けてしまうような乱暴さを持っている。そうすればクッキリとした海の水平線が浮かび上がるだろう。そのかわり、その写真が持っていた本来の陰影は消えてしまう。”
”「わかりやすさ」を考えるというのは、「どうしたら人間は活き活きと考え続けることができるのか」を考えることなのだ。”
など、何となく考えていた(しかし、深くは考えていない)ことを言葉にしてもらった感じがしました。
「自分チャンネル」という遊びも面白い。
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寄藤文平による、デザインとはなんぞや。絵を使ってわかりやすくって何?から始まるいろんな思索。
ライトで読みやすく、折に触れてまた読みたい。いわゆるトイレ本ってやつか!という感じもする。
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作者の葛藤を素直に、ストレートに文字にした本。自分はいわゆる「大企業に勤めるサラリーマン」なのでここまで考えを進める前に日々の業務に埋没されて時間が過ぎて行く気がするが、そのいわば機械的な生き方に対して懐疑的になるキッカケとなる。いつも薄々感じているこの罪悪感。いずれ直視できる日が来るのだろうか。でもそうするとこの作者みたいに結論が出ないで苦悩しそうで、楽な方へ流れて後回しにしてしまう。
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絵と言葉と自分を客観視できているからこその内容。わかりやすいデザインとは何か、考えたい人にオススメ。はしがきにもあるように、これまでさまざまなデザインを手がけてきた寄藤さんの自分用研究ノートという感じ。
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東京メトロのイラスト広告などで有名なアートディレクター/イラストレーターの寄藤氏による“わかりやすい”デザインとは何かについて書かれた本です。200P以上ある本ですがイラストが多いので直ぐに読みきれます。著者は情報には二つの形があると定義し、情報そのままの状態である“データ”と、付加要素によって理解しやすいように加工された“インフォメーション”とがあり、デザインとは伝えたいことを“インフォメーション”化して届けるものだというように考え、その為の手段はどういったものがベストなのかということを、自身の経験を共に考察しています。ゆるいタッチのイラストのイメージが強い著者ですが、その思考回路は哲学書などから成り立っている部分も多く、イラストを交えたブックレビューも載せてある点は他のデザイン関連書籍とは一風変わっていますね。デザイン系に属している方は一読してみても損はないかと思います。
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「デザイナーをやめようかと考えた」という言葉から始まり、想像してたのと違うデザインに対するストイックな問いかけと思索。
あのユーモラスなイラストが違って見えてくる。また読み返したい。
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気がついたら私も寄藤さんのイラスト、デザインが好きでした。
「大人たばこ講座」に代表される寄藤さんタッチに葛藤があったとか、
デザインを〈マオ的〉〈ヨナ的〉に別けた考え方を編み出していたり、と
楽しんで読めました。
本のレビューも挟んであり、盛り沢山でした。
(2013.01.18読了)
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シンプルな線と絵は、たくさんの考えと理由のもとにつくられているんだなぁ。何回か読んで身にしたい。
本としては少々とっちらかってて、割高だけど、おすすめされてる本は読もうと思った。
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たばこ養成講座や東京メトロのマナーポスターでおなじみの寄藤文平さんの本です。イラストにより言葉をわかりやすく伝えたい、そしてわかりやすいってな好きに繋がるってことを書かれています。世の中にゃ難解なもののほうが好きって言う人もいるかもだけどわかりやすくってな大事だよね。
買って損はないです、一読あれ。
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大人たばこ養成講座を拝見してプレゼン時のダイアグラムの勉強になればいいなと思ったのだけど、そんなもんじゃなかった。"寄藤文平第二章" が始まるための "寄藤文平第一章・総括" 的な本だと思った。動物が餌の捕り方や飛び方を子に教えるが如く、寄藤さんの今まで培ってきたものを、寄藤さんの脳内を解説しつつ教えてくれるという贅沢な内容。一冊の本に対する装丁31案は圧巻。こんなに公開してしまっていいの?とこちらが不安になる程だけれどオープンソースにも触れているのでそういう意味もあるのかも。ありがたいです。しかし最後の方は禅問答のようで私には難しくてあまり理解出来ませんでした。なので★4です。
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なんと執筆当時はデザインを辞めようかと悩んでいたという、売れっ子イラストレーターにしてアートディレクターの寄藤文平氏による「デザイン」論。知的さとバカバカしさが同居する、彼の作風がいわゆる「広告代理店的な広告」に対するコンプレックスや疑問を懸命に考え抜いた末生まれたことがわかって興味深い。装丁の仕事も多いが、紹介している本の選び方もじつに面白い。デザイナーっぽくないというか、かなり理詰めで考える人のようだ。最後には「分かりやすい」のが本当にいいのか、という大命題についても鋭く考察している。一見、「分かりやすく伝える」ことがデザインの役割のように見えるが、実は反対に「複雑なものは複雑なまま理解する」というのがとても大切なことだと思う。
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データとインフォメーション
データ:ただの事実
インフォメーション:意味を持たされたデータ
「空」はいつでも存在しているのに、「悲しげな空」は誰かが見つけないと現れない
削られた言葉を絵にする
表情という絵と、音声という言葉は、生活の中では分かちがたく結びついている
「わかりやすくする」というのは「その運動をより活発にする」こと。「わかりやすく伝える」ことは「その運動がより活発になるような伝え方をする」ということ
デザインは、見る人の中に新しい視点を作り出す方法