電子書籍
英国風味
2018/03/30 15:37
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投稿者:vanilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストが作品のイメージとかけ離れすぎいて、-★2つ。
どうして編集はこの話にこのイラストレーターを選択したのか理解出来ません。
いっそ挿し絵などない方が想像力で楽しめるでしょう。
個人的に大好きで何度も歩いたロンドンが舞台のお話で、風景や地理がするすると思い浮かぶ点は面白かったです。
でも、パークの水仙を摘んじゃったりしたらダメよ~ww(←しませんでしたけどね。)
特殊能力設定は、何でもアリなやり過ぎ感もありましたが、ドリアン・グレイを生み出した英国、ロンドンへのオマージュと思えば腹も立ちません。
軽い少女小説として、さらりと読むのにはよいのではないでしょうか。
それにしても、挿し絵が残念…。
妖しいほどの美しさの伯爵親子、女装友人、黒蝶の舞、ヴィクトリア時代の絢爛と闇…
耽美なモチーフ盛り沢山なのにねぇ。
勝手に『萩尾望都さんのポーの一族的挿し絵』に脳内変換致しました。
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ストーリーは好みだな、と思ったけど、イラストがな……。こういう作品でなかったとしたら好感が持てたイラストかもしれないが(もっと児童書的な)、ストーリーの雰囲気に合っていない気がした。ドレスがすごく野暮ったく見える。
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正直、好きなイラストではなかったんですが、あらすじに惹かれて購入。
乳母に誘拐されて下町で育った伯爵令嬢のメアリ。彼女には2つの秘密があって、1個目はホントの伯爵令嬢ではないというのと、2個目は記憶を消すという異能があるということ。
意外の世の中に異能を持つ人が多いって言うのには驚きましたが、メアリがかわいくて、ジョシュアが惹かれるのも分かる気がします。
伯爵令嬢ではないっていうのは、メアリの思い込みかと思ったら、そこはほんとに伯爵令嬢ではなくて、伯爵夫人はそれは分かっているけど、メアリを愛してくれているってのもよかったです。
ほんと、イラストがもっとよかったら、もっと楽しめたのに、登場人物が全体に子どもっぽい感じがして、そこがちょっと残念でした。
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異能を利用し、身分を偽り続けることに葛藤する伯爵令嬢メアリの前に現れた、派手な女性遍歴を持つ青年伯爵ジョルジュ。お互いに貴族社会にそぐわない無垢さ、率直さに惹かれていくのですが、そこで異能がらみの陰謀に巻き込まれていきます。
絵本のような挿絵のとおり温かく可愛いらしいストーリーで、メアリが「嘘」に決着をつけるところもなるほどなぁと思いながら読んだのですが、ただ敵があっさり片付いてしまったのと、マザーグースを取り入れたわりに物語との関わりが薄かったのがちょっと引っ掛かりました。挿絵がジョルジュの美貌を表しきれてないところもちょっと...。
童話だと思って、雰囲気と心理描写重視で読めばすごく素敵な話なんですけどね^^;
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ヴィクトリア朝時代の英国を舞台にした、ちょっぴりファンタジー要素込みのお話。
最終的には一つ目の嘘に関してはメアリの勘違いで、ちゃんと貴方は伯爵家の令嬢なのよ~、という展開を予想(というか期待)していたのですが、良い方に裏切ってもらえました。
女の子が自分の嫌いな部分も含めてまるっと愛してくれる殿方。
てのを書くのが白川さんは本当上手いです。
2つの嘘を抱えたメアリの心の葛藤もとても丁寧で、しかもメアリがめっちゃ良い子なのでとてももどかしい。
嘘をついているメアリでも愛してくれる、ジョシュアの告白シーンにきゅんきゅんいたしました!
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2012年度コバルトロマン大賞受賞作品。
今回は良作ぞろいだなあ、と思ったり。
社交界で噂の伯爵令嬢。
その噂とは「赤ん坊のころに乳母に誘拐され、貧しい下町で育った少女」というもので。
12歳のときに見つけられ、無事生家へと戻るのだけれど……。
主人公・メアリには人には言えない秘密が二つあって、そのためなかなか貴族の生活に馴染めずにいるようです。
いったいどんな秘密を抱えているのか、と思ったら。
「記憶を消す」という異能を持っていたのです。
その異能を使っているところを美貌の青年伯爵に目撃されてしまったメアリは、彼にある「お願い」をされるわけです。
最初は脅す者・脅される者という関係だったのに、徐々に彼のことが気になっていくメアリ。
おもしろかったです。
まさか異能がからむお話とは喪わなかったけれど、メアリとジョシュアの心の動きが本当によかった。
うん、三浦しをんさんの書評どおりでした。
二人の心を縛っていることが、互いの鎖をうち砕いて。
ラスト方面は「うわー(〃△〃)」となりながら、それでもわくわくと読んでいました。
二人をとりまく友人たちもいい子でしたねー。
んー、それにしても。
彼のアレは消えてなくなる、とかはないのだろうか?
万が一のことがあったら大変なことになりそう……。
と、つい心配してしまいました。
嘘も方便を貫きとおすとどうなるのか?
メアリの「嘘」を貫きとおすとこうなる、みたいな感じ?
なかなかどうしておもしろかった(>_<)
文章も読みやすかったですし。
次回作はどんなお話が届くのか。
ちょっと楽しみです。
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13年1月新刊。
2012年ロマン大賞受賞作。
読みやすく、シンプルなお話。
嘘つき、貴族社会、力、がモチーフで。
淡々としてるけど、どこかかわいらしい文体が好み。
ドレスの描写とか、お菓子とか、タウンハウスとか、少女小説らしくて、いい感じ。
ものたりなさもあるんだけど、よく言えば、うまくまとまってる、という感じかな。
メアリの葛藤や、恋愛感情がよく描かれていて、そのあたりは参考にしたいです。
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幼いころ連れ去られた伯爵家の娘メアリに間違えられたメアリ。間違いを訂正しないまま、嘘の生活を続ける彼女には、ある能力があった…
罪悪感と、人を愛するということ、という主題のはっきりした書き方で話はわかりやすい。
マザーグースや五月祭りなど、英国の文化や史実を絡めた実直な作りで、乙女ノベルらしい良心や恋心の変化を丁寧に書き込んだ作品で好感
いくつか、ネタ的に、既視感あり。
ファンタジーでの設定の詰め具合は若干甘い
今後の活躍に期待
ジョシュアの性格は好きだ。愛に目覚める男っていいよネ。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2792.html
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う、うーん!またしてももやもやな本。いや、ストーリーもキャラも悪くないのだけれど。悪くないのだけれど後半にかけての彼のツンからのデレっぷりが突然すぎたのか、得意な力を持つという人たちとの交流がなんとなく浮いてみえたというか。表紙の右の彼とその父親の確執もなんだかちょっと違和感が……あるような。
本当ならもう少し話が長くなってもよかったんじゃないかなぁと個人的には思います。中盤から急に走り始めたので、後ろで歩いていたら「ちょっと待って!?」と言いたくなるような、そんな印象。
続きを期待したのだけれどまさかの一巻完結もの。
この方はほかにシリーズを出されているようですが、この本でシリーズ化してほしかったなぁ。。。
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読みやすい、周囲から愛されている主人公、ファンタジー。少女小説の王道。王道は王道です。
主人公が…驚くくらいに動きません。嘘さえついていません。本当のことが言えない=嘘つき、はタイトルにのせられるほど強くはない
脇役はよかったのに活かしきれておらず、ファンタジー部分は必要だったかなぁ?