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テディベアシリーズ3作目。
今回は二人の家に強盗が入り、結婚記念日に買ったテディベアが盗まれるところから話がスタート。
この事件は未解決のまま2週間ほど経ったところで、彼らの住む田舎町に日本の『やくざ』が姿を現す。刑事だった時代の知識から『やくざ』と判ったブラッドリーは、好奇心から彼らの行き先の歴史博物館を訪れる。そこで発見したものは、古い食器棚の下敷きになった死んだ博物館長と偽物のアンティークテディベアだった。
シリーズを通しての話のつじつまも合い、犯人もその行動も納得がいく。『やくざ』とそれをマークするFBIも良いアクセントになっている。
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町の人気のない歴史博物館をやくざが訪れた後、館長が死体で発見される。
さらにそこにあったはずの高価なアンティークベアはニセモノと摩り替わっていた…。
ブラッドリーとアシュは保安官のティナを助け、事件の捜査に乗り出す。
おしどり探偵シリーズ3作目。
テディベアとか夫婦のいちゃいちゃとか甘い部分に目が行きがちだけど、本質はきちんとした捜査もの。
FBIに対する縄張り意識とか、捜査の書類仕事の部分とか、きちんと書けていて侮れないんだよね。
作品自体がテディベアみたいで。
かわいい外見だけどお前所詮熊だろうって言うか、モヘアとかボタンとかで一見手頃に見えるけど実はとんでもなく高価って言うか。
ま、そんな感じ。
怪しい人物は最初から怪しいんだけど、最後にもう一捻りがあって最後まで楽しく読めました。
このシリーズ、好きだわ。
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これがシリーズ3作目とは、不覚。1作目、2作目も読んでみる。
主人公は怪我により退職を余儀なくされた警官。そのため、警察官時代に培った方法で捜査を進めていくので、警察小説のようにも読める、だけどやっぱりコージーミステリ。その警官と、妻と、保安官となった女性と、全員がテディ・ベア好きで、テディ・ベアの薀蓄がいろいろあるのが楽しい。テディ・ベア作ってるのいいなぁ。
好きなコージーに出会うとその世界で扱われているものも好きになっちゃうんだけど、今回はまんまとテディ・ベアが気になりました。自分で作れるのか、そうか。
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まさかヤクザが登場するとは。しかもテディベアがらみで。
そしてブラッドの秘密の新作ベアはセルゲイの注文というのも驚き。新しい牧師さんはブラッドのいい友人になるかも。ドナ⚫アンドリューズもリアン⚫スウィーニーもシリーズの翻訳が出なくなってしまった今、貴重なクラフト系コージーなので是非次刊以降も発売されますように。
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テディ・ベアシリーズ第三弾。
なぜか「やくざ」が登場。
テディベアのコレクターの親分ということだが、
子分には「投資だ」と言い訳しているらしい。
やくざが「愚連隊」と呼ばれることを嫌がるとか、
「町奴」として庶民の味方を自認しているとか、初耳。
まあでも、元警官のブラッドリーとやくざの親分が、
テディベアについて語り合う光景は面白かった。
ブラッドリーとアシュの自宅に泥棒が押し入り、
アンティークのテディベアが盗まれた。
犯人が捕まらないうちに、町の歴史博物館で館長が殺される。
展示されていたアンティークベアが、
偽物とすり替わっているのにアシュが気づいたが、
盗難と関係があるのか?
死体発見の直前に博物館を訪れていた、
テディベアコレクターのやくざたちが犯人なのか?
月に一度集まってテディベアを作るギルドは楽しそう。
もちろん、そのギルドも今回の事件に無関係ではないが。
それにしても、まさか「嘆きのテディベア事件」の悪者が
戻ってくるとは思わなかった。
アシュが保安官助手として活躍しそうなのに、
元ロシアのスパイと保安官が上手く行きかけているのに、
この後の作品が翻訳されていないのはとても残念。