投稿元:
レビューを見る
20130116読了
The Huxtable Quintet(ハクスタブル五部作)の一作目。
シュロップシャーのスロックブリッジという村に
亡き牧師の残した四姉弟が住んでいた。
長女マーガレット(メグ)、次女ヴァネッサ(ネシー)、三女キャサリン(ケイト)、長男スティーヴン。
本作は次女ヴァネッサがヒロイン。
ちなみに彼女は準男爵サー・ハンフリー・デューの次男の嫁だったが
一年半前に夫をなくした身。
貧しい暮らしをしていた四姉弟のもとに、驚くべきしらせがやってきて、彼らの人生が覆るのだが……という話。
バログ作品というと親戚の名前がやたら出てくるので
こんがらがるのが常なのだが
その点はましな方だったかと。
ただ、当初はコンスタンティン・ジョナサン兄弟との関係が今ひとつ理解できなかった。
(多分、兄弟の祖父が長男で、四姉弟の祖父が次男かな)
肝心のロマンスだが、ふたりが反目しあう間柄だったので
ロマンス展開になるまでページ数がかなりかかった。
それを冗長と感じる人もいるかも。
ただ、ヒロインがただならぬ人物なせいか、私は読み返したくなる。
ヒロインを理屈屋と感じて、好きになれない読者もいるかもしれないけど。
個人的にはコンスタンティンに興味があるし
彼はあることを隠している気がする。
作者のお気に入りだったりして?
投稿元:
レビューを見る
ハクスタブルシリーズ1作目。ハクスタブル家次女で未亡人のヴァネッサ・デューは他の美人姉妹に比べて平凡だが、人生に前向きで笑顔が魅惑的な女性。突然に伯爵位を継承することとなった弟の為、後見人リンゲイト子爵エリオット・ウォレスとともにロンドンへ。ドロドロになりそうな筋立てもヴァネッサの明るい性格ですっきりとした筋立てへ、結婚から段々に愛を育んでいく読後感のいい一作。
今後の主人公たちの紹介も兼ねて、布石が散らばっていて内容には消化不良な面もある。
また、ラストが唐突ではあるが、今後のシリーズで語られる事を期待する。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ1作目。四人姉弟で一番平凡な次女ヒロイン(未亡人)。牧師だった父亡き後田舎暮らししていた彼らに舞い込んだ弟の爵位継承で人生がかわっていくヒロイン。伝えにやってきた素敵な子爵ヒーローとはいろいろとあったけれど あらゆるモノにクールだった彼との間に愛情が育つにつれてとても大切なパートナーとなっていく過程は面白かった。
投稿元:
レビューを見る
ハクスタブルシリーズ1作目。
シリーズ1作目ということもあるのか、今後のヒロイン、またはヒーローになりそうな人物たちの紹介も兼ねている作品になっていて、ちょっと気が散ってしまい、ヒーローとヒロインのロマンスに、集中できなかった。ストーリー展開としても、イマイチ盛り上がりに欠けてたかなぁ…という印象。
ヒロインは、ハクスタブル家の次女、ヴァネッサ。ヒーローは彼女たちの後見人にあたるリンゲイト子爵エリオット。
エリオットが姉のマーガレットに求婚するつもりだと察した彼女は、他に想い人がいる姉の為に、彼に対して自分からプロポーズするという大胆な行動に出ます。
それにしても、この姉弟(姉3人+弟1人)の、自己犠牲精神というか、結束の固さはなかなか凄いなーと感心してしまいました。
ヒロインに関しては、ちょっと感情移入はできませんでしたが、愛情の形は様々(家族・友情・恋愛)だとしても、大切に思う相手に対して献身的になる姿には、好感が持てたかな。
シリーズ次回作への伏線たっぷりで、気になる終わり方だったのが、もどかしいです。
投稿元:
レビューを見る
ヒロインが前夫の肖像画を嫁ぎ先に持ってきてる!マジか⁉そんなもん、実家に送れ その肖像画を見て号泣するヒロイン そんなシーンを見たヒーローは速攻元愛人の元へダッシュしてもいいんじゃないかw でもヒーローは、ヒロインの言い訳を聞いてあげる(←又、これがぐちぐち長い…)
結局ヒロインは未来の公爵夫人 すごい玉の輿だ それに引きかえ、メグは踏んだり蹴ったり あまりにも、気の毒すぎる もうこうなったらメグ、妹以上の大恋愛をしてくれ
投稿元:
レビューを見る
ハクスタブル家のクインテットその1
美人揃いの姉弟たちの中で唯一目立たない容姿のヒロイン、次女ヴァネッサ。
だけどヴァネッサは人を楽しませる才能がある。
内面が素敵な人は外見だって輝いて見える。
いつも笑顔なヴァネッサの心の奥深くにある劣等感にヒーローが気付いてくれてよかった。
最初はこのヒーロー大丈夫かと思ったけど、読み終えたらお気に入りのヒロイン&ヒーローになりました。
ヴァネッサと亡き夫の愛が高潔で泣けた。