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場面の転換がうまいんかな。先が気になるとこで時間が変わるから続きが気になってしゃあない。と読んでる内に終わってしまった(いい意味で)。
こんなに巧かったかな、ハミルトン。
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正直ミステリとしては首を傾げざるを得ないものの、
少年の成長、青春物語としてはとても良く出来た作品だと思う。
幼い頃、ある事件をきっかけに声を失ってしまった少年マイクル。
彼には、絵を描く事と、どんな錠も開く事ができるという才能があった。
何故声を失ったのかという事については、徐々に明かされていきます。
やがてプロの金庫破りとなったマイクルが、とにかく格好良い!!
クールだけど負けず嫌いで、しかも美しく成長してしまった(笑)
金庫破りに押し入った家の少女アメリアへの淡い恋。
絵で会話をするシーンがすごく好き。
特筆すべきは、解錠する時の緊迫感でしょう。
いつ人が来るか、いつ警告音が鳴るのか分からない中、
自分の手先の感覚だけを頼りに、ナンバーを探り当てる。
あまりにもリアル!!
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年末恒例のベストでもかなり名前が挙がったそうで、それも納得の青春(?)クライムノベル。主人公は色々なことに一途で、それがまた切ない。
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ある事件をきっかけに話すことができなくなってしまったマイクの解錠師となってからの人生と解錠師になるまでの人生が独白調で語られていく小説。
このミス1位ということですがあまりミステリー色の強さは感じませんでした。ただ場面の切り替えがうまいためか後半は特に先の展開が気になりどんどん読み進めていけました。
秀逸に感じたのはマイクと彼の人生を変えることになるアメリアとの出会いから決別を決意するまでの感情の描写。二人が惹かれ合う理由をもっと書いていてほしいなあ、と思ってしまったのですが、みずみずしい青春小説の要素がふんだんに感じられました。
引っ張って行ってくれる小説なのですが、ミステリー・サスペンスを期待して読むと、結末を引っ張ったわりにちょっと力不足な感じがあり、そこが残念でした。
アメリカ探偵作家クラブ賞
英国推理作家協会賞
2013年版このミステリーがすごい!海外部門1位
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マイクルのぶれないところがいいと思った。
時代が行ったりきたりするところは、多少読みにくさはあったものの、理解することはできた。
アメリアとのやり取りは感動ものだったし、なぜ口がきけなくなったのかを謎解きする場面が印象的だった。
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解錠師は「このミステリーがすごい!2013 」海外部門第1位に選ばれたミステリーの傑作である
ある事件のトラウマから言葉を失った美少年マイクルに与えられたのは、どんな鍵でも開ける「解錠」の才能と絵を描く才能だった
解錠の才能は金庫破り転身のトリガーとなり、絵の才能は話すことのできないマイクルにとって重要なコミュニケーションツールとなった
物語は、マイクルがまだ平穏な学生生活を送り金庫破りに転身していない「1年前」 と、金庫破りとして暗躍しスリリングな解 錠シーン満載の「現在」とが、交互に語られるという形式で進む
どちらも盛り上がった所で次の章(異なる時系列)に進むので、続きが気になって、 どっぷりはまってしまった
また、物語をさらに華麗に彩るのは、ヒロインのアメリア
魅力的なヒロインは主人公マイクルと我々読者を虜にしながら、エンディングまで華やかに導いてくれた
何故マイクルは言葉を失ったのか?
それは最後までわからないが、その理由( トラウマ)は強烈なものであり、長い小説の軸として相応しいものである
解錠師は「このミステリーがすごい!2013 」海外部門第1位に選ばれたミステリーの 傑作
ミステリーとしてもラブストーリーとしてもすごい!と言える珠玉の一冊である
オススメです♪
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八歳の特に言葉を失った主人公が解錠師となった経緯や犯罪について、刑務所内で自伝を書いているところから始まる。
言葉を失った少年の孤独感と人恋しさ。
いつでもそこから逃げ出せたのに、自分を必要とされることが、自分が置かれた危険な状況から逃げ出せないでいる。
そんな主人公の切なさが感じられる。
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語り手はまだ10代の口がきけない少年。
過去と現在を交互に行き来する構成で、なぜ彼は金庫破りになったのか、なぜ口がきけなくなったのかが、徐々に明らかになって行く。
人とは環境でどうにでもなってしまうんだなぁ。
絵の上手な2人が絵で会話するのはとても新鮮。
大人のミステリーというよりはヤングアダルト向きかな?
映画化されそうな予感。
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珍しく読んでみた外国の作品。
うーん、話題になるほど面白かったのか
は疑問です。
言葉を失い解錠師となった主人公の過去が次第に明らかになります。過去が前後して語られるので、確かに先は気になりますが、明らかになったことが特に驚くことでもない。
日本のミステリーは優秀なのでしょうか…?!
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英語的言い回しは多かったけれど、翻訳ものの中では読みやすいほうだと思います。
このミスで上位だったので読んではみたものの、ミステリ?といった感じ。
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読むのが苦痛だった。
作者が何を伝えたいのかも理解できず、ハラハラドキドキするような場面もなく、一体この本の何がミステリーなのか分からなかった。
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1泊出張の友に買う。巻置くにあたわず。一気に引きずり込まれた。時間が飛んだ。あとでよく考えると2つもの才能が有り素晴らしい恋人(相思相愛)がいて結構恵まれている奴なんだが、、、
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ハヤカワの方にオススメされて。
解錠師で、話すことのできない主人公はとても魅力的。恋愛ドキドキは、そのやり取りが面白い。
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どこまでも内省的な独白スタイルは残響となって私自身にもこだまします。ミステリーというよりは純愛を貫く話でもあります。口のきけない主人公が彼女と絵で会話をする場面は情景が頭に浮かぶ秀作です。 活字より2カ月程離れましたがまた色々読み進めたいと思います。
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2013年このミステリーがすごい!の海外編1位の本作。
このミス大賞は結構面白い作品が多いんですが、この本はハズレでした。スケールも小さく、命をかけた場面でも緊迫感がない。著者が悪いのか訳者が悪いのかは不明です。
しかし、喋ることができない主人公は魅力的です。