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気功に興味があったので、スラスラと読めました。
気功はスピリチュアルな、ミステリアスな得体のしれないものという印象があるが、五木氏は気功の力を信じているようだ。私も信じているほうだが。
潜在意識に関する本を読んだ人なら、「ああ、なるほど」と思うところがあるかもしれない。そういう観点で読むと、気功は全く「アヤシイ」類のものでは無いのだろう、という考えに行き着く。
誰にでも気功が出来るということはないだろうが、日々を心穏やかに過ごすヒントが散りばめられていて、非常に参考になった。
イメージや呼吸法は少し研究してみたい。
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五木寛之さんと気功治療家である望月勇さんとの「気」を巡る対談。望月さんはロンドンを拠点にヨガ教室を主催しており、かなり有名な人らしい。ときどき、来日して各地でヨガ教室を開催しているようだ。
例えば次のようなURLなど。
http://ameblo.jp/yuj-an/entry-11540680536.html
気とは何か?
よく言われることだが、宇宙の無限のエネルギーということは望月先生も同じ事を言われている。そして、循環するものだということ。
望月先生の言われることで印象的だったことだが、よくイメージができて確信が持てるくらいリアルになってきて、それでも結果が自分の希望と違っていた場合、不思議と諦めがつくという。そして、ああ、こうならない方がきっと良かったんだろうと考えることができると。これから、イメージの力が最初にありきだとよく分かる。
また、人はエントロピー増大の法則にさからって存在できるかどうか。そもそも生命自体がシステム化されている訳であり、エントロピー増大の法則に反していると思うが、一方で、人は成人した後は老いていくという宿命をもっている。「老い」はエントロピー増大の法則にしたがって、機能が衰え、歩くこともままなくなり、そして最後は死にいたる。そんな風に考えるとなにか寂しいが、生命自体がエントロピー増大の法則に逆らって存在しているという事実を忘れてはいけない。無秩序から秩序形成へ向かう性質そのものが生命である。それが生命の跳躍だ。肉体は衰えるかもしれないが、気は強くできる。そこに勇気を持つことができるのだと思う。
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五木さんの発見シリーズの対談本の第一弾です。好評につき、神、霊、息、仏の四弾が続きます。対談相手の望月さんは、現役の気功治療家で、その実際的な体験を聞いて、五木さんは、感じる「気」の理解を探求します。
https://www.honzuki.jp/book/308167/review/276724/