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最近またはやりだしているという自転車について、国策の現状や諸外国との比較論を展開。提言が若干急な展開で現れる感があったが、面白い。自転車に興味があるためか、ちょっと物足りなさもあるが、例えば輪行に関しては、もう少し手が打てると思っているので、是非とも実現を希望(確かに袋に関してやたらと厳しい)。軽い、小さい折りたたみ自転車の開発など、インフラだけでなく自転車そのものにもスポットを当てても良い著書になると思う。著者もかなりの乗り手のようだし、興味レベルが高いはず。自転車で遠出をして都内へ行こうとはとても思えない現状があるので、今後もこの話題はトレースしたい。車道走るのは怖い。某街道もほとんど一車線区間で、しかもダンプばっか走るというやばいものなので。自転車世界を広げようにも、そもそもよりつきもできない。どういう働きかけができるのか?という点も今後知りたい。
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自分の移動をなるべく自転車に置き換えるようになって既に9年近くになります。著者の秋山氏も海外を含め、ご自身で乗った経験などにもとづき、ヨーロッパの自転車事情を紹介しつつ、日本の方向を探る内容です。共感できるところがいくつもありました。国として積極的に取り組んで欲しいですね。
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オルタナティブ・トランスポート、道路空間のシェア、移動手段のダイバーシティ、という終章に書かれた理想、そしてグランドデザイン。
この辺をもっと深く掘り下げて行けば、もう少し読み応えのある本になったかと思います。
現状では、この表題に惹かれて本を手に取る人は、何を今更、な感じを抱いてしまうと思いました。
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自転車と街づくりについての著者の思い入れがしっかり伝わってくる、いい本でした。「自転車最高、他はダメ」「海外の事例を日本にも」っていう安直な結論ではなく、良さも未熟なところも、例えば他の事例を日本でやるならどんな課題がありそうかとか、実際に自分が走ってみたり調べてみたりしてきているプロセスというか、時間の長さが恩着せがましい形ではなく、気持ち良く伝わってくるいい本だなと思いました。そして自転車が好きでもう少し社会を変えてみたい1人として、共感する部分の多い1冊でした。
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イギリスや日本の自転車環境や製作について言及しつつ、これからの自転車のあり方について考察する本。
具体例盛り沢山で参考にはなったけど、じゃあどうすれば自転車の利用を広げられるか、という点に明確な回答がなされていなかったかな、とも感じた。
(といっても、最初から明確な回答があれば苦労しないのだけれど…)
イギリスの自転車事情が専門的に書かれているので、そっち方面を探している人にはためになると思います。
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[ 内容 ]
エコ、健康志向、低成長時代の価値観の変化、そして災害対応。
これらの要因が合わさって、昨今、都市部を中心に自転車利用者・愛好者が急増している。
一方で、クルマと自転車のみならず、自転車と歩行者の事故も頻発するなど様々な問題も発生しており、その対策は急務である。
本書は、自転車を社会インフラの中に位置づけ、自転車とクルマと歩行者が共存できる都市空間を構築するための方策を、国内やイギリスでの現地取材をまじえて多角的に論じる。
[ 目次 ]
序章 「自転車ブーム」の光と影
第1章 日本の自転車環境(話題の自転車道を走ってみた;自転車の車道走行を阻むものとは?;ママチャリ問題;現代サイクリング事情)
第2章 イギリスの自転車政策(イギリスの自転車政策の変遷;自転車は鉄道に乗って;サイクル・スーパーハイウェイ実走記;シェア・サイクルで走るロンドン)
第3章 日本の自転車政策(日本流シェア・サイクルの模索;自転車通勤支援システム;自転車はクルマの代替になるか)
終章 これからの自転車社会(「オルタナティブ」「シェア」「ダイバーシティ」;自転車のグランド・デザイン)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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公共公共機関を自転車に置き換えるとして、その利点と問題点、海外も含めた現状を紹介。
どうという事はないなあ。
疋田本を読んでいれば、別段目新しい事もないし。