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パンデミック本。ストーリー面白かったけど、構成とか描写がとてもテレビ/マンガ的な感じで絵割りみたいな感覚を受けました。たぶん小説慣れしていないひとに特に受けるのかな。
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北海道海上で起きた謎の感染症を、ひとりの自衛隊員とひとりの感染症学者の視点から追っていくという話。
感染症の正体がわかってくる中盤辺りは特に面白く、全体を通して一気読みせずにはいられない一冊でした。
ただ、感染症の正体についてはおそらく人を選ぶ内容と思われるため、簡単に人にすすめることはできないと思いました。
苦手な方もいらっしゃるでしょう。
また、話のオチとしては、素人からしてみるとやや無理矢理納得させられた感がありましたが、こうでもしないと終わらなかったのかもしれません。
全体を通してキーワードになっていた神だの黙示録だのの話は、なければないでいいというか、少々こじつけ感もありました。
科学的な話のみで終わらせても面白かったかもしれません。
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面白いと薦められたので読んだ。
自衛隊や武器、生物学の知識など情報を盛りだくさんに詰め込んだパニック+アクション小説。
主役級の登場人物は、どちらも一癖あるので感情移入して読むことはできなかったが、常に先が気になるストーリー展開につられ一気に読み終えた。
テーマの一つである有事の際の危機管理については、政治家の資質や首相の器について、著者が求めるレベルの政治家が今いるのか、過去にいたのか、など考えさせられた。誰が政治家になっても一緒という考えは間違っているのだなと反省。
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感染症によるパンデミックかと思いきや、シロアリによる破壊というのは驚きでした。現代日本の問題点を上手く取り入れてるなとも思いました。ただ、神の視点的なものを入れなくても良かったのではないかなとも思いました。
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まさかの敵!意表をつかれました。
人類がこの先脅かされるとしたらこういうケースもあるのかもしれない。
描かれている政府の対応が現実と近いんじゃないの?って気がしてうんざり。これはお話、現実とは違うよ、と言い難いところがね…。
このミステリーがすごい!大賞の作品みたいだけど、選者評で、こういう分野はあまり好きではないのであまりいい作品だとは思わない、と書いている人がいた。
こういう趣味の分野のものを中立に評価するって難しいんだろうな。
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パニック映画の原作読んでる感じの本。ストーリー展開もテンポ良く飽きさせないので一気に読了。ちょっとラストが薄い感じしたけど、面白かったです。
政府の対応は東北大震災をイメージしちゃう。
プールか池に浮くのはどうなの?とか色々想像して楽しめました。
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このミス大賞。パニックサスペンスというかバイオホラーというか。
突如として発生した謎の奇病。原因も経路も解明できないまま、どんどん広がっていく被害。高まる恐怖と焦燥、そしてなんともお粗末な上層部への不信感。そしてやがて明らかになった事実は……!
うわー、とんでもないなあ。まさかそっちのネタでしたか! 多くは語れないけど。かなりトンデモな設定には度肝を抜かれました。これは怖いなあ。圧倒的なパワーのあるホラーでした。
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日本を襲う未知のウィルスパニック
この背景だけでのめり込んでしまう。愚かな政府と学者は定番の登場人物だ。対する主人公は正義の自衛官と奇人天才科学者。
半分くらいまではスリリングな展開を見せてくれるのだが、過ぎたあたりからオカルト色が出てくる。嫌な展開だなと思って進めると、2/3 くらいから意外な事実が浮上してくる。そんなバカなと思うけれど、ありえない細菌とかオカルトよりもはるかにましかな。
そこからは一気に速度があがり、エンディングまで突っ走る。荒っぽさというか雑さが先行するけど、風呂敷はうまくたたんでくれるし、最後までワクワク感を持続させてくれるし、なかなかいい作品だなぁ。
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このミス大賞は合わないもの、こなれてないなと思うものが多かったのでどうかと思っていたが、予想以上に面白かった。確かに文章など少しどうかなと思う部分もあったが、ストーリー的に最後まで楽しく読めた。
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第11回このミステリーがすごい大賞受賞作。これは文句なしにすごい。まさにこのミス大賞らしい傑作です。まさかXXXではなくXXXだったとは…。政権与党の体たらくぶりは、まるでかつての民主党を見ているが如くでした。
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なるほど。そう来たか。
最初は、新型感染症のパンデミックかと思いましたが、
実は大どんでん返し。いやぁ、そうきますか。
中々、思いつかないストーリーと大胆なプロットです。
それにしても、この物語の内閣は、3.11の時の内閣を思い起こさせるようなダメ内閣ですね。あまりにも似ているので、何とも、嫌なことを思い出した感覚に陥ってしまいました。
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「ジェノサイド」がさまざまな要素が巧妙にすりあわされたクルマとすると、「生存者ゼロ」は、いろんな部品・世界を、干渉や振動を恐れずにくっつけているようなもんだった。おしまい。
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新種の微生物による集団感染か?原因がわかるまで広い意味でのミステリー仕立てでページをめくる手が早くなる。登場人物にもう一つ魅力がなかったことがこの作品をB級映画止まりにしている。
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さすが、このミステリーはすごい大賞を獲った本であると感じた。パンデミックものは次がどうなるのかとワクワクドキドキして、次々に読み進めてしまうが、この本は通勤時の下車駅を乗り過ごしてしまう程、読み行ってしまった。著者の次回作も期待したい。
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細菌、ウイルス物かと思ってたが、もうひとひねりしてあって面白かった。グロい表現もあるが、そこはあまり気にならなかった。できれば、廻田と弓削のラブストーリーも少し入れておいてほしかった。