紙の本
深まります。
2013/02/15 02:05
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投稿者:プロコーチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バルセロナに向かう、機中で読みました。
深く堅い内容で、読み進むにはパワーが必要。
この本を読んでからバルサの試合を観ると、チャビを始めとする選手の素晴らしさが、さらに伝わります。
そして何より、クラブそのものの素晴らしさに気づかされます。
何気なく手にした本でしたが、私にとっては、最高のタイミングで読むことが出来たのです。
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思っていた以上に読みごたえのある良い本だった。バルサの信念に基づく育成に関して、たいへん解りやすく、かつ詳細に書かれている。ここまでできるクラブは世界でも数少ないだろうが、日本にもこういうクラブが育って欲しいと感じた。
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この本は久保くんをマネジメントしている浜田氏が
久保くんバルサ加入の際に現地で参考にした
「エル・カミ・デル・カンピオンズ~デ・ラ・マシア・アル・カンプ・ノウ」
(チャンピオンへの道~マシアからカンプ・ノウへ)という本を日本語訳し、
さらに加筆、最後に久保くんの経験を踏まえての章が追加されている。
翻訳された部分は正直ちょっと読みにくかった。。。
固有名詞の訳し方は統一を図ってほしかったかな。
ジュニオルス・ルハンかジュニアース・ルハンかとかね。
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バルサの本3冊目。それにしても、バルセロナというクラブがいかに凄いクラブなのかを改めて思い知らされた気がします。これは一つの哲学であり宗教という気もしました。バルセロナが求めるサッカーの形があって、幼少期からその形を体で覚え込ませる。きちんとした技術を持った子供たちを集め、バルセロナの形をその体に浸透させる。形が決まっているから、上のチームに上がっても役割が明確化されている。こういうクラブだから発揮できる力があり、こういうクラブだから天才が来てもその言語を覚えることに馴染めないスーパースターもいる。チームとして凄いなと思ったのはそうした哲学が浸透していることなのだけど、育成という意味では、必ずしもトップに上がれないことも考慮して、サッカーに限らないきちんとした教育も面倒を見ていること。だからこそ、サッカーに打ち込めるところもあるのだと思う。
ラグビーの日本代表が200日を超える合宿をやって、様々なシチュエーションでチームがどう動くかをチームとして体得していったという話は今や有名な話だけど、子供のうちから戦術を頭と体で覚えさせ、それこそ様々なシチュエーションの中でどう動くべきかがモデル化されているのはバルサならでは。子供の時から覚えた方が、覚えも早いしスムーズに体が動くというのも納得できる話。ちょっとレベルが違うのかもしれないなと思った。恐らく、副題である「チャビのクローンを生み出すことは可能なのか」という質問の答えは「Yes」なんでしょう。底知れないバルサの強さを感じさせる一冊でした。
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グラウディオラのバルサが好きだったので、買ったのだと思うけど、積みっぱなしになっていたのを発見して、読了。久保くんがバルセロナに行く直前のもので、最後に少しだけ、訳者の人が触れていました。小学校でスペインに渡って、リーガで活躍してるってすごいよね。
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「世界で通じる子供の育て方」の浜田氏翻訳による
FCバルセロナの強さの秘密を解き明かした本。
※世界で通じる子供の育て方
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/419864103X#comment
すごーく乱暴に言うと、
ジュニアの年代から、一貫したプレーモデルに基づいて、
選手を育成していき、トップチームにまで育て上げる、
ということのようです。
言うは易しだけど、行うは難し。
そんな中、ブレずに方針を貫くのはアッパレです。
とは言え、バルサも移籍マーケットで
優秀なサッカー選手を獲得しているのも事実だろうし、
最近は、メッシがいたひと昔ほどの勢いもなく、
このモデルだから"絶対"がある訳でもないことが
思い知らされます。
それに、バルサのプレーモデルは特徴的なようで、
ジュニア年代にバルサのチームに選ばれるような天才でも、
ほとんどはトップチームはおろか、
他のプロのチームに行ける訳ではないという厳しい現実。。
これはどう解釈したらいいんだろうか。
一握りの超天才を育てるために、
他の天才たちを犠牲にする…
って風にも読めてしまうけど。。
バルサ好きにはたまんない本なんでしょうが、
バルサの登場人物が全然分からない自分にとっては、
自分の求めるものにドンピシャという訳ではありませんでした。
むしろ、浜田氏による追加の最終章が
個人的には一番参考になりました。