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著者は、監督として能代工業で25回の全国制覇をした加藤三彦先生。
タイトルだけを見ると自己啓発本かとおもいましたが、半分ちかくはエッセイに近いかなぁとも思います。
僕は、納得する部分がほとんどでした。
おもしろいです。
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さぞものすごいトレーニングによる華やかな結果のように思いましたが、人としての在り方、仲間の存在の大切さ、コーチの立ち位置、第一人者の存在、常に向上のためにリセット☆
仲間を大切にして、努力を成果に向けます!!!
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前半は人生について、後半はバスケの話が中心
指導者はまず自分をみつめること
外に目を向けること
外から見つめること
何事も経験させてあげる環境を作ること
バランスが大切なこと
時間を守ること
経験指導主義を捨て、本人の意思を尊重すること
変わること、変えること
いいところを探すこと
などなどかなり参考になることがあった
広い視野をもち、自分自身をまず
評価し、責任もってできること
わ目指したいと思う!
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はじめに
第1章 間違っているかもしれない自分に気づく
1 予測と準備が大きなミスを防ぐ
2 大切なものは身近なところにある
3 人を成長させる郷土への思い
4 視点を変えればチャンスは広がる
5 心の準備は成功への第一歩
6 ライバルをリードする一年の過ごし方
7 負けて学んだものに感謝する
8 第一人者にふれて刺激を受ける
9 ハングリー精神がきざまれた遺伝子
10 勝てない理由をさがしていないか
第2章 自分を見つめ心を鍛える
11 国境のない世界へ目を向ける
12 ボランティアとして何ができるのか
13 一歩近づくと新しい発見がある
14 国民性にみる日本人のイメージ
15 長所を伸ばすと短所を克服できる
16 文武両道につながる文武競争
17 ストレス、プレッシャーと共生する
18 悩みは抱えず足下に置いてみよう
19 ホスピタリティが人間を成長させる
20 窮地に立ったときのコミュニケーション
21 武術から心の鍛錬法を学ぶ
22 厳しい時代を行きぬくヒント
23 やりがいが長く続けばいきがいになる
第3章 自分自身の器を磨く
24 心の強さと同じくらい体を鍛える
25 やる気を出させる雰囲気づくり
26 全体のレベルを一気に上げる法
27 教えることで強さに磨きをかける
28 相手の心を開く魔法の言葉
29 言葉のキャッチボールをしてふれあう
30 情報時代に欠かせない分析する力
31 一流のスポーツマンシップとは
32 すべては現場で起きている
33 プロフェッショナルへの挑戦
34 最後までリーダーにこだわる
35 当たり前のことを当たり前に
36 間違えたら素直に謝る
37 なぜそれほど勝利にこだわるのか
第4章 目標までの最短コースを歩く
38 短所はみない、長所をみつめる
39 ありのままの姿で向きあう
40 常識や慣習は取っ払う
41 人と人、心と心がふれあう一瞬
42 夢と希望をかなえるための伴走者
43 一流の美学、美徳を伝える
44 人をほめるにもコツがある
45 カテゴリーをこえた挑戦
46 やってはいけない三つの鉄則
47 成長するためにオープンにする
48 指導するには三つの段階がある
49 経験する場をどれだけ与えられるか
50 戦術、戦略よりも大切なこと
51 「失敗してもいい」覚悟のチャレンジ
52 判断させる前に何が必要か
53 相手の希望を最優先に考える
54 レベルの高い人間に育てる法
55 一ミリでもいい、きのうよりも進歩したい
56 迷ったときは原点に戻る
57 采配の醍醐味を味わう
58 挫折感を忘れた勝者のおごり
第5章 組織として強くなる方法
59 指示待ち人間をつくらない
60 ひとりのスターよりも五人のバランス
61 チームワークのすばらしさ
62 組織に必要な救世主とは
63 求められている人材の条件
64 パイをあふれさせてはいけない
65 自分を活かすために相手を活かす
66 心が折れそうになったときの支え
67 思い通りにいかないことを学ぶ
68 チームの一員だというプライドをもつ
69 最後はメンタル面が勝負をわける
70 人気デュオ「ゆず」からの贈り物
71 勝ちつづけるための采配
72 強いチームは基本の大切さを知っている
73 時間を味方にしたものだけが頂点に上れる
おわりに
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秋田県の能代工業高校は
バスケットで有名な高校です。
本日ご紹介する本は、
能代工業高校バスケットボール部をコーチ・監督として率いて
30回もの全国制覇を遂げた著者が、結果を出す”ための方法論
を説いた一冊。
ポイントは
「危機意識と経験」
バスケット部を強くするために必要なことは
厳しい練習と、多くの時間練習することだと思っていました。
しかし、本書で書かれている内容は、
練習内容は、基礎的なもの、練習時間も遅くまで
するものではありませんでした。
重要なことは、
「予測」と「準備」
どれだけ、予測準備ができたかによって結果が変わります。
予測と準備を入念にさせるのは、日頃の危機意識です。
絶対に勝ちたいという”思い”と、
負けるかも知れないという”危機意識”。
本書を読んで、まずはメンタルな部分が重要だと感じました。
「他クラス試合」
本書では、短期間で実力を上げる方法として、
他クラスとの試合が強調されています。
例えば、高校生チームであるにもかかわらず、
トップクラスの大学チームと対戦したり、
中学の女子チームと対戦したりです。
中学の女子チームと対戦する場合は、
1点でも取られると負けです。
ビジネスで言うところの異業種交流でしょうか。
このような経験から、選手の気づきが生まれ
成長につながるようです。
「チームプレー」
バスケットはチームプレーです。
スーパープレーヤーが1人いたとしても
ひとりの負担が大きくなると、必ずそこから
崩れていくそうです。
仕事でも、よく出来る人に仕事は集中するもの。
できるだけ負担のばらつきを無くし
メンバーがカバーしあって仕事ができる
ということが重要だと思いました。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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すばらしい技術、すばらしい仲間、すばらしい環境を共有することで、活きている実感を味わう
現場に行かなければわからない。雰囲気を直接感じると必ず何かが変わる
勝った人のいうことは聞いてくれるが負けた人の話は聞かない
→私のいろんな意見を聞いてもらいたいから勝ちたい
成長しない人生はおもしろくない=人を育てる仕事をしながら自分も成長していく
体験できる場をどれだけ提供できるか。できないならせめて情報だけでも伝えてあげよう
「バスケットはチームプレー」 ひとりの負担が大きいと必ずそこから崩れていく
イヤかことから逃げない。これを積み重ねていけば、いつか大きな財産になっているもの
人としてとても大切なのが「つねに変化する」こと。変わりたいと思わなければ変われない
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◆���次◆
第1章 間違っているかもしれない自分に気づく
第2章 自分を見つめ心を鍛える
第3章 自分自身の器を磨く
第4章 目標までの最短コースを歩く
第5章 組織として強くなる方法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/bf36e662e9b0304b.png
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*自分の思っている結果が出せないとき、人は他人のせいにしたがります。 「自分は悪くない」この考えが、自分の努力不足を棚にあげてしまいます。逃げてしまうのです。人のせいにすれば気持ちがラクだからでしょう。期待を背負っていればいるほどストレスがたまりプレッシャーに押しつぶされそうになります。現実から逃げるというのは、最後の一線をこえないための防衛本能かもしれません。あまりにも深くて重いストレスは心と体をこわしてしまいます。逃げてもいいのです。避けてもいいのです。ただ、自分にはウソはつけませんん。いくらごまかしても心の片隅では自分が原因で結果をだせないということがわかっているものです。どうしても壁を越えられないなら、もう一度原点に戻ってみることです。越えられない壁なら下を掘ってでもいけないものか、ちょっとしたすきまを広げて崩せないものかとあらゆる視点から突破口を探す。相手を研究してどうすればいいのかをもう一度初心に戻って考えます。そして、他人のせいにしていた原因がさまざまな感情であることに気がついてください。
人間は感情に左右される生き物です。ねたみや羨ましいといったさまざまな負の感情が見えてくるはずです。人間は決して完璧にはなれません。未熟なまま生まれて未熟なまま大地にかえるのでしょう。生きていくうちにさまざまな負の感情が生まれてくることから考えれば、成長して思いをとげるなんてことは夢のような気もします。あさましい心があって当然なのです。大事なのは、勝てない理由をさがす「言い訳さがし」にただ逃げるのではなく、そんな自分を見つめることです。心を解放し、「今日から新しい自分が誕生する」と前向きに考えていけばいいのです。
*ボランティアとは、志願者、奉仕者、自ら進んで会社事業などに無償で参加する人のことです。自己向上のための学びのひとつといえます。身近なところでは学校や地域のボランティア活動に参加することでしょうか。スポーツ選手がボランティア活動に参加するのは当然のことです。人に対する思いやりの心、いわゆるホスピタリティをもつことはスポーツ選手である前に、人間として当たり前のことなのです。ただし、ボランティア活動に参加するうえで忘れてはいけないことがあります。「中途半端な考えで活動しない」やると決めたら最後まで責任をもってやりとげることです。参加するだけで満足するのではなく、自分なりに目標をもってください。欧米の各国ではボランティア活動が日常の生活にとけ込んでいます。なにも特別なことではなく、みんなが心がけています。「なにかできることは?」このひと言をかけてあげてください。彼らの力に、心の支えになってあげてください。ボランティア活動とは、人間としていちばん大切な助け合いの気持ちを育み、心を鍛えることなのです。
*やりがいが長く続けばいきがいになる。
授業で「自己実現」について教えるとき、必ずみんなに聞きます。「なにをやりたいの?」なかなか返事がありません。恥ずかしくて答えないのではなく、わからないから答えられないのです。私が十代だったころに比べて、なにをやりたいのかがわからない子どもが確実に増えています。授���の最後、私は彼らにこの言葉を贈ります。「いちばん幸せなこてゃ、こんなことをしてみたい、こうなりたいっていうやりがいを見つけることだよ。」人生八十年時代を迎えています。会の定年が六十~六十五歳ですから、定年になっても十五~二十年も時間があります。第二の人生という言葉はほんとうに現実になりつつあります。そうなると、老後の生きがいもさがさなければいけなくなりました。しかし大学生どころか社会人になってもなにをやればいいのかがわからない若者は多いのです。「仕事には就いたけど、ほんとうにやりたいことではない。趣味もないし毎日がおもしろくない。いつのまにか年をとって死んでいくのかな」こういう夢も希望もないような考え方の人があまりにも多すぎます。たしかに不況で就職さえむずかしい世の中です。だからといって、二十代、三十代で人生が終わったような感覚をもつのは悲しすぎます。なんでもいいから自分の好きなこと、興味のあることを見つけようとしてください。親から見て「そんなことやめなさい」といわれることであっても、人生はあなたのものです。やりたいことが見つかったら、自分をほめてあげてください。「やりがいが長く続けばいきがいになり、豊かな人生を送れるようになる」人生八十年です。八十歳からみれば五十歳、六十歳でもまだまだ若造です。二十代、三十代でやりがいが見つからなくても焦ることはありません。ゆっくり探せばいいのです。
*心の強さと同じくらい体を鍛える
リーダーシップのある人はそれだけで大きな戦力をもっているといえるでしょう。しかし、そこで満足していては進歩がありません。なにかもうひとつ自分の武器になるものをみつけることができれば鬼に金棒です。リーダーは精神的な支柱です。あなたのまわりのリーダーと呼ばれる人をみても、ほかの人より責任感が強いなどメンタルな面で優れている人が多いでしょう。ただ、心の強さと同じくらい体を鍛えることができればもう一段上のリーダーシップをとれることになります。スポーツでは体をはったプレーを見かけます。チーム全体の士気があがり、悪かった流れが変わることもよくあることです。ひとりのガッツプレーがチーム全体の心をひとつにすることができた結果です。みんなを心と体でひっぱることができるのが理想のリーダー像ではないでしょうか。そのために、なにが必要なのかがわかってきます。まず考えられるのは体力で負けないことでしょう。目標が立てられれば、あとはそれに向かってどうすればいいかを考え、繰り返しやっていくだけです。人生の一時期においてがんばれる時間はかぎられています。体力と気力が充実していなければなにごとに対しても前向きになれないからです。挑戦できるというありがたさを感じてください。そして、自分の武器を発見したらなにも迷う必要はありません。いかに磨きあげるかーそれだけを考えてください。
*成長するためにオープンにする
進歩がなければ停滞ではなく後退なのです。相手がレベルを上げ、こちらもそのレベルを上回るためにさらに上を目指す。そのためにはどうすればいいか。この繰り返しがチームのレベルアップに、地域のレベルアップにつながりなす。切磋琢磨。お互いが向上するためにも情報交換しながら成長するのが理想です。そこには、ねたみやおごりといったつまらない感情など存在しません。純粋にスポーツを好きな人たちが高いレベルを目指す。それだけでいいのです。会社組織も同じだと思います。情報公開することによって株主や社員への説明責任になり、ルールを守るという信頼感につながります。成長するにはクローズドにするのではなく、オープンにするほうが効果的なのです。
*戦術、戦略よりも大切なこと
意識の高い人が集まったときにこそ集団は強くなる。チームワークはそういう集団でないと生まれない。ことわざの「朱に交われば赤くなる」のとおり、やる気のない人間がひとりでもいると組織としてのまとまりを欠くということです。逆にいえば、人数が少なくても意識の高い人間が集まった組織は強いということになります。そして、その強い集団をつくるのは指導者です。技術や戦術はもちろん欠かせませんが、もっと大切なことがあります。根本的な面、つまり教える側のメンタルです。指導者の考え方、思想はつねにトップレベルのものを身につけていなければいけません。心を鍛ええるために日々励むのが指導者の役目なのです。
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予測と準備が大きなミスを防ぐ。
長所を伸ばし、短所を克服する。
悩みは時に足元に置いてみる。
心の強さと同じくらい体を鍛える。
相手の心を開く魔法の言葉はほめること。
情報は集めるだけでなく、分析して生きる。
当たり前のことを当たり前にする。
人は最初にほめる。ほめてから指摘する。
自分を振り返るきっかけになる。
スポーツと同じ仕事も基本が大切である。
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1日もかからず読み終えられた。本書に書かれていることは、どれも実は「当たり前」のことである。でも、この「当たり前」を絶えず実践するのは極めて難しい。自身がどれだけ気付けていないか、あるいは知らぬ間に忘れているか、そんなことを気付かせてくれる一冊。