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分子生物学者 福岡ハカセのジュンク堂書店の「動的書房」をもとにしたもの。少年時代に読んだものから直近までを、博士らしく理路整然とまとめてある。他の著書の内容と重複するものの、ある意味それらを集約したものかもしれない。
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大好きな先生の読書遍歴!福岡先生はこんな本からできているんだなぁと、ワクワク。私も大好きな「エルマーのぼうけん」や「ジュラシックパーク」が入っていたり、逆に読んだことのない面白そうな本が紹介されていたり。ますます積ん読が増えてしまいそうな危険な本でもあります…。
とりあえず読みたい本→『宇宙ーそのひろがりをしろう』『海のおばけオーリー』『盗まれたフェルメール』『フェルメールのカメラ 光と空間の謎を解く』『世界貿易センタービル 失われた都市の物語』『せいめいのれきし』『進化の運命 孤独な宇宙の必然としての人間』『星新一 1001話をつくった人』
積ん読→『アンドロメダ生命体』『八はなぜ大量死したのか』『遠い山なみの光』
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『もう牛を食べても安心か』が、おもしろかったので読んでみました。しかし、期待下程でなかったです。なんだか、読みにくいです。
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福岡伸一さんの読書ガイド。福岡さん自身が、どんな本に影響されてきて、そしてどういう風に自分が変わってきたのかの変遷でもある。小さいころは、未知なる世界を知るために地図を手にしたいマップラバーだった。だが、生物学者として生命に対峙するうちに、徐々に地図を手にしないマップヘイターへと変わっていく。「生命」はあらかじめ地図に記されたものだけではない。生きていく中で築かれ、そして変化していく関係性こそが生命の本質なのではないか。きっと、そんな風に考え方が変わっていったのだと思う。
『生物と無生物のあいだ』や『動的平衡』に共感を覚える人は、この本で紹介されている本に出会うことで、さらなる福岡ワールドを垣間見ることができると思う。ボクは、福岡先生にレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』を教えてもらった。本書にも紹介されている。大人になるということは、自分の有限性に気が付くこと。幼いころに感じた可能性は、やがて限定され、あきらめや現実的な選択となっていく。キラキラとしたときめきは、倦怠や幻滅へと変化する。もちろん、それが現実だし、全否定なんかできないけれど、小さいころに感じたキラキラを思い出させてくれると思う。
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生物学者の福岡伸一氏が自然科学はもちろん、文芸、建築、美術、絵本などあらゆるジャンルの本を100冊紹介しているブックガイド。
著者自身が生物学者になるまでに、幼い頃ひらいた図鑑、絵本などから始まり徐々に自然界、生物に興味を持っていくきっかけとなった本を次々に紹介していきます。
少年の頃に読んだジュール・ヴェルヌの「地底旅行」「海底二万里」やヒュー・ロフティングの「ドリトル先生航海記」。
微生物学の父レーウェンフックと画家フェルメールとの意外な関係。
ダーウィンの進化論「種の起源」からリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」へ生物学界の流れ。ファーブル昆虫記で有名なファーブルは進化論に批判的だったこととか。
とにかく本を紹介しながらどんどん生物学に興味を抱かせるようなお話が出てくるし、その紹介の流れが一つの物語のようで。
知識はバラバラでは意味がなく、体系化されて初めて身に付くと良く言われますが、この本に紹介される本の流れを見た時にまさにそうなんだなと思いました。
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自分と筆者の、人間の「型」が違っていて、「普段読まないような本を読んでみたい」と思うなら、本書はそれなりにおすすめである。
といったが、そもそも書評本は、自分と違う性格のものを選ばなければあまり意味が無いのだけれど。
紹介してある本については、特にいうこともない。
読めばわかることであるし。
ここでは、筆者=福岡伸一さんについて思うところを書こうと思う。
「なんで評価されているのかわららない」
とか書くと、ぼくのような一般人ではバカをさらけ出しているだけなので、
「文章がカタくて、おもしろみがなくてキライ!」
と、「感想」を書いておくw
(筆者翻訳の『マリス博士の奇想天外な人生』は面白いが、かなり直訳調である。ぼくは幸い直訳調が好きなので、このときは(このカタさは)よかった)
これは、『生物と無生物のあいだ』を読んだときから感じていたことである。
しかし、本書を読んでこの「カタさ」の秘密がわかった。
「真面目」なのだ。単純に。
この真面目さを裏付けるものとして、筆者に特徴的なのが「カテゴライズしたがる」というものである。
筆者は、ある言葉を選び出して(あるときはつくりだして)そこにものをはめ込んでいく。
そういう性癖でもあるのかと思うくらいだ。
例えば「動的平衡」「センス・オブ・ワンダー」などなど。
ぼくはこの「動的平衡」という言葉のゴリ押しには違和感を感じるのだが……。
なんでもかんでも、当てはめてやろうという感じがするのだ。
おそらく、だが、これがうまく「ハマっている」ときには、この違和感は発生しない。
しかし、筆者の場合には、これがなかなか……。
真面目にハメようとして、失敗している感が、ぼくにはする。
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読み始めたらニヤニヤが止まらない、福岡ハカセの幼少期からのマップラバーぶり。
私もマップラバーなので、共感と恐れを持って読み進めました。
先生はいかに地図を捨てたのか。それはなぜか。どこへ向かうのか。
世界の成り立ちを鳥瞰するのではなく、記憶と関係性を手探ることが世界と向き合う事なのかなと思いました。
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生物学者 福岡ハカセの読書遍歴。ラジオ番組での対談が面白かったので読んでみる。
自分自身の傾向分析を踏まえつつ整理していくところはさすがマップラバー。マジメなオタクぶりが可愛らしい。
読みたくなる本も幾つかあった。
特に進化に関する本や日の目を見なかった科学者の物語など興味深い。「ビーグル号航海記」はやっぱり避けて通れないか。今度旅のおともにしよう。ドリトル先生のシリーズの翻訳も手掛けるそうで楽しみ。
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著者の幼少のころから現在まで関心を持ってきた様々なジャンルの本を紹介するブックガイド。目的地まで地図を頼りに歩くマップラバーから、いかにして自分の感覚を信じて歩くマップヘイターに変わったかを本の遍歴により語っており、読書歴による自伝にもなっている。村上春樹、カズオ・イシグロ、大竹昭子等の非理科系の本も愛読書のようで、この著者への信頼感がさらに増した。
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精神を形作ってきた本棚の一部を,彩り豊かに披露する.翻って自分を形作ってきた本棚は如何なる彩りを放っているだろうか.
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福岡ハカセの愛読書、幅広いジャンル文芸、建築、美術、絵本、SFなど興味深い内容です。
巻末の福岡伸一「動的書房」全リストはハカセの推薦本が数多く紹介されているので、今度古書店で探そう。
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一覧リストがネット上にあったのだが、現在リニューアル中とかで
行方不明になっている
打ち込むのも大変だから、ちょっとパス
33 ドリトル先生のモデルはウォルター・ロスチャイルド?
74 フェルメールとレーウェンフック(顕微鏡)
111 ミミズと心とダーウィン。牧草地の石が埋もれていく原因はみみず
須賀敦子やレィチェル・カーソンがすきなのは、いかにも。
童話、図鑑、SF、小説など
フェルメール、伊藤若冲、建築(メタボリズム)
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まだまだ読むべき本はいっぱいあります。ここからみつくろって次のを選んでみるとします。
読んでいる人はやはりすごい。
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生物と無生物のあいだの著者の本
自分の地図をつくる
地図を捨てる
と100冊で福岡博士の人生が凝縮されています。
主に理系の本が多いですが、絵本、小説とバランスよく選ばれています。
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福岡先生が読んで来た書物の軌跡を辿りつつ、簡潔に紹介していくもの。書物の概要説明も興味深いが、それに絡んでの福岡先生の想い、考えに惹かれていきます。