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浜田省吾、浜省、もう60歳なのにあのエナジー、パワーはどこから生まれるのか。
本書の最後の方、仙台から埼玉のあたりは、涙が止まらなかった。
2011年の名古屋でのコンサートの感動を思い出した。前から3列目。もう2度とないだろう好位置で見られたのは。
そして今年もファンクラブ限定のコンサート。とても楽しみだ。
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浜田省吾のツアー密着レポートなので、ページを繰るのももどかしく読み始めるのだが、すぐに飽いてしまう。以前からそうだが田家さんの文章というのは博識と記憶力は抜群だが、深い思索がなく省略なくベタッとした描写と提灯記事的美辞麗句のオンパーレードで辟易してしまうのだ。
例えば、『解放感と一体感。同じ笑顔でもお笑い系のライブのような瞬間的な笑いではない。自然とこみ上げてくる笑顔。見ているだけで頬が緩んでくる。歌おうと思わなくてもいつのまにか一緒に口ずさんでいる。それを支えているのは信頼と尊敬と共感という愛情だ。』といった描写が延々と続いたら飽きるでしょう。
浜田省吾もお抱えライターにこの程度の人しかみつからないのかと思う。
それでもレポートはありがたいのでそのあたりの臭みにはなるべく鼻をつまみツアーを垣間見ることになる。
浜田省吾の声がキチンと記録されているのはありがたい。
『みんなに支えられて、いろんな時間を共有して、みんなの人生の挿入歌というか、サウンドトラックに入れてもらって本当に嬉しく思ってます。』
人生のサウンドトラック という表現に頷く。
町支寛二が復帰した時のコメント。
『人生、もらったな、というか。おまけをもらった、大当たりしたような感じで。行き直さなきゃ、悔いのないように生きなきゃと思いましたよ。それからはもう、それほど物事に動じなくなりましたし。というか、楽しんで生きなきゃ、人生目一杯生きなきゃと思うようになってますね。』も印象に残る。
最後に浜田省吾のインタビューも興味深い。3.11があり、重い歌が多いので感情をこめすぎるとさらに重くなるので正確に歌うことに心がけたとか、やはり長ツアーたど体力の消耗は必ず起きて、風邪などの症状になりやすいので万全の注意を払ってたことなどが語られている。
ツアーではキーボードの小島 良喜の解任事件が気になるところ。後でのインタビューでは、自分が悪いと言いながら、電力不足なのに対応してくれないなど不満をぶちまけてるように読める。美辞麗句のツアーレポートの裏ではキレイごとばかりではないようだ。キーボードも3時間以上のコンサートが続くと指が痛くなり思うように弾けなくなるそうだ。なかなか過酷です。
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東日本大震災によって大きく方向性が変わってしまったツアーのドキュメント。音楽をやらない事を選択するよりも音楽をやる事で被災者の為に支援を続けたいという強い想いが、ミュージシャンやスタッフの様々な視点で描かれていて、さすが田家さんという感じでした。
それにしても、震災だけでなく、日本、そして世界で巻き起こる様々な出来事と、楽曲のリアリティーが恐ろしい程にシンクロしていて、間違い無く、これまでのLiveの中でも一番熱く、いつまでも記憶に残るLiveがこうして書籍として残してもらえる事はとても有難いと思います。
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2011年のツアーを密着取材したレポート。ファンには興味深いエピソードが満載で、バンドメンバーの人柄もよくわかる。逆に、内容的に、ファンでない読者には楽しめないかも。