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監督1年目でリーグ優勝を成し遂げた森保監督の著書。
多くの人が手に取る本ではありませんが、
ほぼ同じメンバーでリーグ優勝を手にした組織のリーダー、
そのリーダーの思いと行動が凝縮されている一冊。
・単純な言葉の繰り返し
単純な言い回しでは、相手に「おーっ!」と感じさせることの
説得力はないかもしれない。しかしながら、響かないような
フレーズでも、言い続ければ、いつの間にか相手の心に染
みつかせることはできると思う。(P.111)
・一日一日の積み上げ
いまは監督の立場となり、選手時代にはかなわなかった、
チーム全体の積み上げを手を抜くことなく実践しているつ
もりである。一日一日の積み上げこそが大事なのだという
ことを、今回の優勝によって立証できたのではないかと
感じている。(P.174)
そして、監督就任時に選手たちに伝えた最後のメッセージがこれ。
○誇りと責任感
サンフレッチェでプレーできることに誇りを持とう。広島の代表と
してプレーしているのだという自覚を持ってほしい。
サポーターをはじめ、サンフレッチェにかかわっているすべての
人の思いを背負って戦っているわけで、その責任は重い。
口先だけで言うのではなく、心の底からそういう意識を持たなけ
ればならない。(P.80)
やはり、クレドのように、想いをもって仕事をすることって大切ですよね。
いい言葉を紡いでいただいた先輩に感謝です。