紙の本
寒い時期にぴったりのほっこりする物語
2019/01/28 20:08
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きなコンビニたそがれ堂のシリーズです。今回はたそがれ堂で見つけた不思議な親指姫のお話、とても早く走れる靴のお話、本屋さんを舞台にしたクリスマスの夜に優しい願いが叶うお話、エンディングの老医師のお話がありました。どれも心温まり、ほっと時には涙が浮かんでしまう物語ばかりでしたが、一番好きなのは、海馬亭通信で綺麗に素敵に成長した千鶴先生が、年老いたお医者さんの先生とコンビニたそがれ堂に迷い込んで、昔あった悲しく、でも不思議で心安らぐ出来事について語りあったお話がとても印象に残りました。年老いたお医者さんがたそがれ堂の本棚にある物語の本を見つけたところを読んだ時は、涙で目がにじんでしまいました。日々の生活に追われたときに、このシリーズを読むと、本当に心が癒されます。
紙の本
宇宙人のスミスさん!
2017/10/27 14:23
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の空の童話。もう、大好き!!
書店員の斎藤さん、悪の秘密結社の小鳥遊さん、宇宙人のスミスさん。
彼ら3人がそれぞれかかえてることを持ちながらたそがれ堂でコーヒーを飲む。
喫茶店コスモスのマスター仕込みの絶品のコーヒーを!
流れ星に書店員さんの幸せを願う二人、
そしてその二人が願い事がかなうという霊験あらたかなくじを辞退する、
優しさと力強さを、言ってみれば悪役がものすごく良い人(?)で。。。
小さい頃に読んだ物語がその後のその人の人生に影響する。
それが今回のテーマ。
私はどうだったかな?
紙の本
ひとつの物語が連鎖する
2023/02/12 10:28
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投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
「空の童話」という本に思い出を持つ人たちをめぐる短編集。
こどものころに読んだ話なのに、おとなになってもこれほどまでに覚えていて、生き方にも影響を与えることがあるのだなぁと思った。
自分なら「はてしない物語」が当てはまるかもしれないが、今の生き方にまで影響を与えているかと言うと、そこまでではない。
たくさん本を読んでいても、そういったこころの奥底に残る出会いっていうのは、なかなかないような気がする。
そういう意味で、これらのお話に登場する人たちは幸せだなぁとうらやましく感じた。
切ない場面もあるけどね。
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ある小さな本屋の書店員さんが、ある"変わった"人物を結びつけました。二人の心を、知らず知らず温めていた彼が起こした、小さくて大きな奇跡。最後の話は、ほっこりと胸が温かくなります。
日常を一生懸命、誠意を持って過ごしていれば、誰かにそれが届いているかもしれない。何処かの誰かが、あなたの姿を見て、ちょっと救われているかもしれない。そう思うと、また頑張ろうと思えます。
そんなふうに、ちょっと元気になれるお話です。
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このシリーズ大好きだぁ(*´∀`)
風早の街や駅前商店街の様子が目に浮かぶようでした。
在心堂の斎藤さんのお話を読んでいる時、お気に入りの本屋さんのメガネの店員さんを思い出しました。
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一気に読んでしまうのがもったいなくて、じっくり、ゆっくり拝読しました。
ここ最近、もやもやしてて、心の中が荒んでいた私の中に、
すぅーっと沁みこむ「温かさと優しさ」を綴る文章に、涙が出そうになりました。
誰もが抱く、焦り、わだかまり、ストレスを癒してくれるビタミン剤のような一冊でした。
読んでいて、航さん(追いつけない)、織子さん(おやゆび姫)、斎藤さん(空の童話)がどこかに重なるような気がします。
はやり、この本は風早の街の、風早神社の御祈祷がされているのではないかしら?
村山先生の、どんなことはあっても、皆が幸せでいて欲しい。
そういう想いが、強く強く、描かれた物語のような気がします。
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【あらすじ】
本当にほしいものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回はその昔小さな出版社から刊行された幻の児童書『空の童話』をめぐって、優秀な兄に追いつこうと頑張ってきた若い漫画家の物語、なぜかおやゆび姫を育てることになった編集者の物語、閉店が決まった老舗の書店の書店員と謎めいたお客様たちの物語、そして老いた医師が語る遠い日の夜桜の物語の四作を収録。感動の声が続々寄せられる大人気シリーズ、待望の第四弾。
【感想】
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『空の童話』という一冊の童話を軸に、漫画家さん(「追いつけない」)と児童書編集者さん(「おやゆび姫」)と町の本屋さん(「空の童話」)とお医者さん(「エンディング~花明かりの夜に」)の、それぞれのエピソードが語られる。「おやゆび姫」まで読み終わった処で余韻に浸りちょっとインターバルを置いてから「空の童話」へと進んだんだけどこれがまたいい話で。クリスマスイブに仕事をしてる書店員さんが、淋しがる息子に自分を「サンタの友達」と説明した箇所にグッと来た。俺は本屋で仕事してるけど、そんな風に思ったことなかったから。
そうか、俺は、俺たちは実はサンタさんのお手伝いをしていたのか、と。なんかすごいうれしくなって、半月遅れでクリスマスプレゼントをもらったような気分になった。今年のクリスマス商戦に向けて勇気百倍である。気が早すぎるけど。
あと、作者さんがtwitterでフォロワーさんに尋ねてた怪獣の件、「零下140度の対決」とウーとペギラがみんな出てきたのに思わず頬が緩んでしまった。スミスさんはウルトラセブンだけじゃなくてウルトラマンレオまで見てるようだし!
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待ってた!
この人の優しい語り口と表現が好き。
”金色の瞳が、不思議な蜜色に、ゆらりときらめきました。”って!神様ー!!って感じがガンガン出てるよね。
親しみやすい人柄の中に、ほんの少しの怖さを感じるところも好き。
風早の町に住みたいなあ…
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本当にほしいものがある時、ふいに出会う不思議なコンビニ
「たそがれ堂」
店員は、不思議な青年。
それぞれの話をつなぐ1冊の本。
切なくて、心が温かくなる物語。
書店員の斉藤さんに店長さん。
小鳥遊さんやスミスさんも好き。
続きはあるかな、あってほしいな。
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追いつけない/おやゆび姫/空の童話/エンディング~花明りの夜に
兄ちゃんにはいつまでたってもかなわない。でも弟がいるから兄ちゃんは頑張れる。そうだよね。
わくわくドキドキした子供のころの気持ちが懐かしい。
誰も知らない、それぞれの心のままに街をまもること。自分たちの心にはちゃんと有る。
そして次の世代へお話は繋がっていく。
優しい心達のお話は、私の心も優しくしてくれる。そしてもう少し頑張ってみようと思えてくる。うん
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ほっこり、ほんわか、ほろり。
奇跡って、信じてる人のところにしかこないんだろうな。いつまでも子どもな部分がないとたそがれ堂にはたどりつけないような。
素敵なお店にいきたいなぁ。
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やっぱり風早の街に住んでみたい。
今回はひとつひとつが長めの3つのお話が収録されていた。どれも心がほっとする。前を見よう、人と関わろうって思えるあたたかいお話。
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読んでると救われる気分になります。
自分の知らない間に、誰かを救おうと頑張ってる人もいるかもれないなと。あと、どこかで繋がってるんだなぁ~って感じられるのも好きです☆
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4つの話。
どれも やさしい。
読み終わって、あったかい気持ちになった。
シリーズがあるらしいので それも読みたい。
大事な探しものがある人は 必ずココで見つけられるんだって。
ウチの近くにもあればいいなー。
本にかかわる人たちって、
こんなに情熱を持って 仕事をするのかなー
って思って、
私は 読むだけだけど。。。
いいなー ステキだなー などと思ってしまった。