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遂に、読了。
面白かったので、終わってほしくなかった本。
演劇好き、特に私くらいの年齢の小劇団好きには、たまらなかった。
タイトルは、『客席に千人の青年がいるとすれば、彼らは千のナイフを持っているのだ』と言う本文から、とったもの。
演出家として、それくらいの矜持で臨んでいるということ。
その覚悟があるから、世界にも通用するのだな。
それにしても、彼が俳優(‼)になった頃に、周囲にいた俳優達が、また、素晴らしい。
同時代に、一緒にいたかったな。
私にとって羨ましいモノが、たくさん詰まっている。
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演出家・蜷川幸雄の自伝的エッセイ。演劇に対してどこまでも真剣でストイックな姿勢にはひれ伏すしかない。ただどんなジャンルであれ、成功した人のエピソードには「成功しなかったらただのイタい人」的なものが多い。いくら自分を奮い立たせる為とは言え、玄関の表札に『天才蜷川』って。
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「あの」蜷川幸雄さんがこれまでの歩みを振り返ったエッセイ。
蜷川さんの「スゴさ」だけではなく、
舞台を作っている上での想いや不安など、
「もの作りに携わる人」の内面がかいま見える一冊です。