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2作目の作家の本らしい。
阿佐ヶ谷という見慣れた場所を舞台にした、半ノスタルジー、半未来という設定。再後に意外な展開となり、意表をつかれた。展開はよくあるものだが、妙なパワーにひきつけられて読めた。なつかしものネタは、自分にもそれなりの記憶があるためか、どうしても当時を思い出し、文章と比べてしまう。余計な頭を使ってしまうので今ひとつ没頭できなかったりするのだが、本書はそんなことなかった。これはパワーを感じたからだろう。次回作にも期待して読みたい。
文中にある個々の小アイデアが結構いいんでは?と思い、自分もいくつか考えてみた。そういう隠しコマンドが結構沢山はいっている小説。
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又井健太さんの『小岩井パラダイス』が面白かったので
期待して読んだのですが、、、、
ちょっと結末がなんつーか、うむむむ
ネタバレになるので、書きませんが、
期待していたところで、現実離れした結末で、カクッとなりました
ま、そういうこともありますよね
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あ、なに?こーゆーストーリーだったの?っていう読後感。
でもなんか、ねずみ講だの無駄な近代化だの原発だの、タイムリーというか、ほんとなんかリンクしてる感じがありました。
うーん、でも何年か後に印象に残るかと言われたら疑問。
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世界中を旅してきて久しぶりに帰国した楽観がたどり着いたのは阿佐ヶ谷。昭和を色濃く残す町にも再開発の波が押し寄せ、そこには原発再稼働やマルチ商法の問題なんかも絡んできて、さて楽観たちは町を守ることが出来るのか?な話です。
もっとさりげなく地元愛な話かと思いましたが、堂々と、旅人目線の地元愛でした。阿佐ヶ谷はここがいいんだ、ここをなくしちゃいけないんだ、とストレートなアピール。最後まで読めば一生懸命阿佐ヶ谷を守ろうとしてた人たちの気持ちも分かるんですが、納得する前に「そういう話だったの?」という拍子抜けの方が強く、読後の印象が散漫になってしまいました。何となく「神の子供たちは皆踊る」を彷彿とさせます。
伏線の回収はしっかりしてますし、こんなところへ結び付くのねと驚くことも。楽観の友人のセリフはシンプルで力強く、楽観自身の「夢を追う人を応援する」というスタンスも心地よい。ただ、SFなラストがどうも…もちろんそのラストありきの話なんですが、現実に有り得る話にはならなかったのかな、と。想像してたのと色々違ったため、ついていけない部分が多く、少々不満が出てしまいました。
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私には阿佐ヶ谷という街に全く馴染みがないが、偶々、テレビのバラエティー番組で一番街のスナックがロケーションされているのを見た。
おかげで街の空気を感じながら本作を読むことができた訳だが、ラストのオチに驚いた。そう来るか!
人類最強のネガティブ男・川島の個性が光る。是非とも一度は阿佐ヶ谷を訪れたい。
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私の家からも歩いて行ける街、阿佐ヶ谷を舞台にした小説。
街の再開発やエネルギー問題、マルチ商法など複雑なテーマを描きつつもさわやかな、そしてあっと驚かされる物語となっています。
今、何かに悩んでいる人や、そうでなくても阿佐ヶ谷にゆかりのある人にぜひおすすめの一冊です。
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阿佐ヶ谷を舞台に、ポジティブが取り柄の楽観が東大卒ニート川島、売れないミュージシャンリリーらと共に町の再開発に抗う物語だ。阿佐ヶ谷は名前しか聞いたことがなかったが、この小説を読んで思わず足を運んでしまった。作品内の描写通りに、昭和の香りが漂うこじんまりした雰囲気はとても居心地が良かった。
筆者の思想(権力に対する批判、原発批判)が根底に根付いた作品のため、オチにやや強引さが目立ったが、伏線回収が鮮やかに行われて、読後はすっきりとした印象が残った。
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ヘンテコな人達がたくさん登場して、彼らなりのやり方で再開発から地元を守る話。
自称夢を追いかけているニートとか、マルチ商法とか、飲んだくれとか、馴染めない。
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ほのぼの街並み小説かと思いきや突然SFチックな表現になったりと、若干強引なストーリー展開。そんな中、各登場人物の性格まで「あるある」と思えるような細かい描写もあったりで、繊細な一面も。
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導入から2/3までは、ファンキーでジャジーで、レゲエな感じの面白さがあった。
けど、どんどんわけのわからない話になって、なんじゃこりゃ?という終わり方。
小説内小説?メタ小説?単なるSF?
まあ、いいですけど、そのまま読むしかない、としたら、何も残らないし、あんまり面白くなかった。
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昔、阿佐ヶ谷に勤めていたことがあり、
装丁とタイトルに懐かしさをおぼえ、手に取りました。
阿佐ヶ谷特有のぶっ飛びと古感。
現実と創作が上手い具合に混ざりあっていて、
知らない人、知らない固有名詞なのに、
なんとなく知っているような、
探せばあるような、気持ちで読み進めました。
しかし、まさかのw
オチがそう来るとは!笑
いや、伏線張ってたし、途中からそういう展開かも?
って、薄々思ったけど、
ホントにそう来ます?笑
的なオチでした。
これは、コメディです。