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投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
緩い緩すぎる。こんな気持ちで仏に向き合っていいのかと思うほど緩い。でも時々おっと思うようなことを急に言う。なんて面白い旅なんだろう。海外をこんなノリで旅できたら楽しいだろうなと思う。2人の相性の良さ。ぜひ映像でも見てみたいこのやりとりを。
紙の本
仏像好きなら行かねばなるまいって、そこまで行っちゃう?
2003/02/22 14:04
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投稿者:tonchan - この投稿者のレビュー一覧を見る
「仏像のルーツをたどる」となれば、わからないでもないですが、韓国、中国、タイ、インドと行っちゃいましたの道中記&見仏記なのです。韓国ではお寺はまだ「熱い」です。信仰をもった方々が、日常的にお参りに来ているので、雰囲気が日本と異なるわけです。中国では寝台車に揺られて、石窟寺院まで行っちゃいます。やる気が見て取れますね。驚異の「からくり仏」、これは見てみたいと思いました。タイでは、「遺跡化」した寺院が多いようです。でもタイでも仏教は「日常化」しているのですが、「捨てられた」寺も多いようで、無常を感じますね。「シャワールーム状態」の仏像って、実物みたいですね。インドは、すでに仏教がほとんどなくなってしまって、日常にあるのはヒンズー教であり、シーク教、たまにイスラム教なのでしょうか。お目当ての仏像は、そこが「釈迦の本場」であるにもかかわらず、ポツリポツリで、「片道8時間の、エアコン故障車での強行軍&行ってみたら「これだけ?」」には笑ってしまいました。著者ご一行はものすごい苦労をしているのに、苦労しただけ報いがあるとは限らない、ということで。二人は「仏像のルーツ」を求めて、インドに残る仏像に、日本の仏像との共通点を見出したて、「あ、これが伝わったんだ」「これは伝わってないなあ」と鑑賞します。それから忘れてはいけないのが、「みやげもの好き」のポイントですね。行く先々で、門前の土産物屋を徹底チェック、「まだここにはサンリオ来てないよ」などと言いながら、「ここまでの(おばかな)ものは、日本にもないぜ」的なみやげものを、つい購入してしまう。この巻での最大のヒット土産は、中国で購入された「電子お経器」でしょうか。旅行記って、少し、自分も行った気になりますが、もっとたくさん、自分も行きたくなっちゃいます。
紙の本
仏教の国4カ国めぐり
2002/06/29 22:40
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投稿者:ささゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
いとうせいこう、みうらじゅん両氏の見仏コンビが海外へ飛び出す。行き先は韓国、タイ、中国、インドだ。日本版とは違い、屋外にどど〜〜んというスケールでおわします仏像が多い。
巻頭カラー写真の仏像(タイのワット・シーチュムと思う)は圧巻。高所恐怖症の人は見下ろすことはできないだろう。
また海外しかないであろう変わったおみやげ品が登場して興味をそそる。それをみうら氏がうれしそうに買うようすがまたたまらない。
とにかくこの4国を普段考えたこともない視線から捕らえた面白い一冊だ。
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見仏記が、とうとう海を越えた。韓国、タイ、中国、インドを巡る旅に出る。韓国では、海を渡った弥勒のルーツに感動。タイでは、サンダーバードさながらの秘密基地的出動ミサイル仏を発見。中国では、ご機嫌な電子念仏機を入手。サイケデリックな旅の途中で、二人は何を見たのだろうか。見仏記シリーズ、第三弾。
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タイに行ったときはこの本を思い出しながら涅槃仏を「見仏」しました。海外に行っても彼らのスタイルは変わらず。
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仏像を見るためだけに、地の果てまでも出かける、いとう&みうら両氏。さすがに外国まで見仏に行くのは、並みの見仏人にはできないです…。見仏記シリーズは実は、別宅に置いてあるので、内容もちょっとうろ覚え。個人的にはタイの人気坊主雑誌がツボ…。
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海外の仏像って、そんなに興味はなかったけれど、これ読むと、ちょっと興味がわいてきました。彼らの友情はどうでもよいですが、仏像が好きなのがよくわかる。とくにみうらさん。
涅槃像は、見てみたい。
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「見仏記3」
著者 いとうせいこう、みうらじゅん
出版 角川文庫
p111より引用
“どうやら事は仏と人との距離なのだった。”
仏像マニアの二人組みによる仏像探訪紀行。
韓国・中国を経て、
仏教発祥の地インドへと旅する一冊。
上記の引用は、
タイで地元の方が仏像に金箔を貼っている所を見ての一文。
言われて見れば確かに、
生まれてこの方仏像に直接触った事がありません。
身の回りに触れるほど気軽においてある仏像を、
見た事もないです。
まぁ私の身の回りに無いだけなのかもしれませんが。
表紙を開いてすぐの写真の仏像はすごい迫力なので、
必見です。
ーーーーー
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『見仏記3 海外篇』を読む。
相変わらずの珍道中だけど
みうらじゅんといとうせいこう。
今回は海外
いつもよりも大変な旅になっている。
やっぱ海外はいろいろ起こるね。
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・3/8 やっぱりこれを読破したくて読み始めてしまった.相変わらずみうらじゅんのコメントが面白い.河童の覗いたシリーズでも思ったが、イラストを見るのも楽しいけど、やっぱり写真で正確にも伝えて欲しかった.実際に行かないと見れないわけだから尚更である.
・2/15 読了.やはりルーツのインドへの旅はそれなりに面白いんだと実感しました.もちろん無茶なことはしませんが.
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シリーズ第3巻目。今度は韓国、タイ、中国、インドと日本への仏教伝来ルートを辿って見仏コンビがアジアに進出し、今まで国内で展開していた地域性分析をそのまま各国で披露したりしています。宗教の「信者」っていうものは教えなどをありのままとして妄信的に受け入れるのに対して、彼らのような「ファン」は良い所と悪い所を吟味しながらも、やはり「好きだから」ということで対象を受け入れる。そんな意味で彼らは最高の「仏」ファンかもしれないなと確信しました。最後のみうらじゅんのおじいちゃんの話は、なぜかじーんときましたね。
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小学生のころからスクラップを作っていたというほど筋金入りの仏像好きみうらじゅん氏が、「仏友」いとうせいこう氏を巻き込んでスタートした仏像巡りの旅。国内を巡ったシリーズ前2作に続いて、ついに海外に飛び出したのがこの「海外編」。
出発前日に戦後最大級の関東直撃型台風が接近と、いきなり前途多難を予感させるのではあるが、二人の仏友は大好きな仏像を求めて韓国へと飛び立った。韓国では梵魚寺、慶州博物館、法住寺、国立中央博物館など16スポット、タイではワット・ヤイ、ワット・シーチュム、ワット・チャンロム、ワット・ポー、国立博物館など11スポット、中国では雲崗石窟、菩薩頂、殊像寺、玄中寺、晋祠など15スポット、インドではラクシュミー・ナーラーヤン寺院、国立博物館、サールナート考古学博物館、涅槃堂、タージ・マハルなど12スポットを訪ねるのだが、急な石段あり、不安な夜行列車の旅あり、あげくの果てには揺れのひどい小型車で往復16時間の移動ありと、仏像を見るだけの旅にここまでやるか!と思うほど。軽妙な文章で読み進むうち、いつしかそんな仏像を訪ねてみたくなる。ある意味で究極のアジアガイドと呼べるかもしれない。
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面白く読んできて3冊目。ついに2人は海外へ。
韓国、中国、インドと仏教伝来を逆コースで行く。
2人の視点はあくまで仏像へと注がれているわけだけど、韓国で豊臣秀吉のことで嫌みを言われたり、インドの少年に心を痛めたり、仏像愛だけでないものも感じさせてくれる。最後の友情を告白するみうらさんに感動すらする。
でも、やっぱり独特の感覚でインドの仏像から日本の仏像のルーツを見いだしてくれる。それは教科書的なものでは全然ない。だけど、体験からくるものからなのか妙にしっくりと心に入ってくる。
次はどこに行くのだろう。楽しみだ。
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海外の仏像はスケールが大きい!最初にまず圧倒されそうですね(1枚だけ掲載されていたタイの巨大仏像の写真もすごかった)。
道中の様子も、海外篇らしくて(旅感が強くて)とても面白かったです。いとうさんの文章を通して、現地の空気に少しだけ触れられたような気がしました。
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あいかわらずいとうせいこう氏の筆致は見事であるが、外国の文化や通訳・コーディネーターに遠慮して、いまいちのびのび感がないように思う。