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既読:『屍者の帝国』『リリエンタールの末裔(部分的に)』『今、集合的無意識を、(部分的に)』『天冥の標シリーズ』『道化師の蝶(表題作だけ)』
『量子怪盗』『サイバラバード・デイズ』。
少ないな。読みたい本はたくさんあるんだけど。
各社刊行予定には無いちくま文庫なんかでもSFタイトルが復刊されたりなんだりしているし、ますます垣根はなくなりつつある。私は今年もやはりSFM中心につまんで読んでく感じになるかと。良き出会いがありますように。
円城さん、シリーズもの書いて書いて!
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【超速報】新井素子さんの『星へ行く船』シリーズが復刊、出版芸術社より夏ごろより全五巻で刊行、書き下ろしもあり、だと!
http://d.hatena.ne.jp/motoken_info/20130208/p1
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”SFが読みたい! 2013年版”早川書房(2013/2/8発売)
・・・早川書房刊行の年次ガイドブック。
国内編
1位 ”屍者の帝国”伊藤計劃&円城塔著 河出書房新社
2位 ”盤上の夜”宮内悠介著 東京創元社
3位 ”BEATLESS”長谷敏司著 角川書店
4位 ”南極点のピアピア動画”野尻抱介著 ハヤカワ文庫JA
5位 ”機龍警察 暗黒市場”月村了衛著 ハヤカワミステリワールド
6位 ”Delivery”八杉将司著 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
7位 ”本にだって雄と雌があります”小田雅久仁著 新潮社
8位 ”リリエンタールの末裔”上田早夕里著 ハヤカワ文庫JA
9位 ”ぼくらは都市を愛していた”神林長平著 朝日新聞出版
10位 ”カラマーゾフの妹”高野史緒著 講談社
10位 ”ゴースト・オブ・ユートピア”樺山三英著 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
海外編
1位 ”都市と都市”チャイナ・ミエヴィル著 ハヤカワ文庫SF
2位 ”第六ポンプ”パオロ・バチカルビ著 新ハヤカワSFシリーズ
3位 ”量子怪盗”ハンヌ・ライアニエミ著 新ハヤカワSFシリーズ
4位 ”サイバラバード・デイズ”イアン・マクドナルド著 新ハヤカワSFシリーズ
5位 ”連環宇宙”ロバート・チャールズ・ウィルスン著 創元SF文庫
6位 ”青い脂”ウラジミール・ソローキン著 河出書房新社
7位 ”リヴァイアサン-クジラと蒸気機関-”スコット・ウェスターフェルド著 新ハヤカワSFシリーズ
8位 ”ブラックアウト”コニー・ウィルス著 新ハヤカワSFシリーズ
9位 ”アンドロイドの夢の羊”ジョン・スコルジー著 ハヤカワ文庫SF
10位 ”心のナイフ 混沌の叫び1(上・下)”パトリック・ネス著 東京創元社
他に各ジャンルガイド・リスト等と”作家別日本SF最新ブックガイド150”。
ブックガイドは一作家一ページで、作家の紹介と代表作三作の紹介。
2003年のガイドでも同企画を実施したとのことで比べてみましょう!
(毎年やってるような気もしてたんですけどね。普段はランキングちょい見て積んでる(笑))
編集者は全交代。構成は両方共に編集部。
2003年版には基本として2001年以降に新作発表、入手可能な作品が三作以上と記載あり。
2013年は詳細記載はないが、全作家2000年代以降の新作発行はあり。
2003年版
秋山完 秋山瑞人 新井素子 池上永一 井上夢人
岩本隆雄 大原まり子 岡本賢一 小川一水 荻野目悠樹
奥泉光 小野不由美 恩田陸 梶尾真治 上遠野浩平
茅田砂胡 川端裕人 神林長平 北野勇作 栗本薫
小林恭二 小林泰三 酒見賢一 笹本祐一 篠田節子
菅浩江 瀬名秀明 高千穂遥 高野史緒 高畑京一郎
田中啓文 田中芳樹 谷甲州 筒井康隆 西澤保彦
野阿梓 野尻抱介 林譲治 平谷美樹 藤木凛
藤崎慎吾 古川日出男 古橋秀之 牧野修 三雲岳斗
宮部みゆき 森博嗣 森岡浩之 山田正紀 夢枕獏
2013年版
有川浩 池永永一 伊藤計劃 上田早夕里 冲方丁
円城塔 小川一水 奥泉光 恩田陸 樺山三英
川端裕人 神林��平 貴志祐介 北野勇作 五代ゆう
小林泰三 桜坂洋 新城カズマ 菅浩江 瀬名秀明
高野史緒 鷹見一幸 田中哲弥 田中啓文 谷甲州
月村了衛 筒井康隆 津原泰水 藤間千歳 飛浩隆
西崎憲 野尻抱介 長谷敏司 林譲治 平山夢明
藤崎慎吾 古川日出男 片理誠 法条遥 舞城王太郎
牧野修 三崎亜記 三島浩司 森岡浩之 森見登美彦
八杉将司 山尾悠子 山田正紀 山本弘 夢枕獏
・・・おおっ!思ったよりも入れ替わりが激しい。
ちょっとグループ分けしてみましょう。
2003年版、2013年版共に記載有り。
池上永一 小川一水 奥泉光 恩田陸 川端裕人
神林長平 北野勇作 小林泰三 菅浩江 瀬名秀明
高野史緒 田中啓文 谷甲州 筒井康隆 野尻抱介
林譲治 藤崎慎吾 古川日出男 牧野修 森岡浩之
山田正紀 夢枕獏
2003年版のみ記載。
秋山完 秋山瑞人 新井素子 井上夢人 岩本隆雄
大原まり子 岡本賢一 荻野目悠樹 小野不由美 梶尾真治
上遠野浩平 茅田砂胡 栗本薫 小林泰三 酒見賢一
笹本祐一 篠田節子 高千穂遥 高畑京一郎 田中芳樹
西澤保彦 野阿梓 平谷美樹 藤木凛 古橋秀之
三雲岳斗 宮部みゆき 森博嗣
2013年のみ記載。
有川浩 伊藤計劃 上田早夕里 冲方丁 円城塔
樺山三英 貴志祐介 五代ゆう 桜坂洋 新城カズマ
鷹見一幸 田中哲弥 月村了衛 津原泰水 藤真千歳
飛浩隆 西崎憲 長谷敏司 平山夢明 片理誠
法条遥 舞城王太郎 三崎亜記 三島浩司 森見登美彦
八杉将司 山尾悠子 山本弘
2003年のみ記載で2013年に記載なしのメジャー作家(現在も活躍中だがF以外がメイン)は
2003年以降活躍の作家に弾かれた形ですかね。
意外と、というような作家も多いので、並べてみると興味深い企画ですね。
デビューは古いが90年代は寡作、2000年代に活躍!の作家もいますし。
火浦功、岬兄悟が2003年にも記載がなかったのが意外でした。
(2001年以降に新作発表、入手可能な作品が三作以上の原則に外れてたのかな・・・。)
個人の読書傾向と比べても楽しいかと。
私は2000年以降は殆どSF読んでないんで細かくは語れない・・・。
(”マルドゥクスクランブル”と”ベロシティ”と高野史緒くらい。(笑))
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国内篇1位『屍者の帝国』、海外編1位『都市と都市』ってのは、どちらも順当っていや順当だなぁ。
海外編は、新☆ハヤカワ・SF・シリーズのどれかが1位になるんじゃないかと思ってはいたけど。