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上下巻1400ページ、3日かかりました。読み応えたっぷり。
人と人が言葉を交わすこと、言葉を伝えることについて考えながら読みました。
世界観はファンタジーっぽいですが魔法はなく、主人公たちがひたすら頭と体を動かし言葉を駆使していてもどかしいやら気持ちいいやら。
司書たちの信頼関係とキリヒト&マツリカの信頼関係が好き~ないしょ話が手話なのも好き。
キリヒトの正体が明かされてからぐんと面白さが増しました。
下巻31章「まつりかがまどうしょのかずかずを」は図書館関係者必読。
司書の仕事とは、資料とは、資料の価値とは、言葉とは。
舞台は西洋なのか東洋なのか、ギリシャもオリエントも混ぜ混ぜで不思議な感じ。
言葉がテーマとあってあらゆる国の言葉と方言が交わされる設定です。通訳翻訳大活躍。キリヒトがクライマックスで叫ぶ言葉が泣ける…。
人の名前も古今東西あらゆる土地が連想されます。ヒヨコ、イズミル、イシュトバーン、ラオコーン。マツリカほか図書館メンバーは東洋系ですよね。
作者さんはコダーイとヤーノシュがお好きなのでしょうか。名前と姓をスイッチした人たちが登場してました。
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一言でファンタジーとも言い難い。ミステリー要素も冒険譚も、少年の成長物語としても、胸キュンも。
なんと小難しい政治の話まで。
自分の語彙の少なさに恥じ入ってしまうほど素晴らしい物語です。睡眠不足必至。
下巻まだまだ盛り上がりそう。
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ファンタジーなので最初は取っ付きにくかったけど、慣れてきたら、ページをめくる手が止まらないっ!
「言葉」が好きな人なら、難しいけど、すごく興味深く読めると思う♪
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刊行前に本を読んだのは初めてでした。
ああ、ミステリだと思って読んでいたらあなたはファンタジーだったのですね…ファンタジーならば許せます、ファンタジー好きが読めばいい。私はとても疲れました。おもしろいけど分厚いよ。
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最初は剣と魔法の世界かと思ってたけど、誰も魔法を使わなくて当てが外れたなと思った。
が、読めば読むほどキャラクターのバックグラウンドが明確になってくる点、登場人物の彼らすら予期しない展開になってきて最後の方はガツガツ読んでました。
ただこれはあんまり子難しいのが苦手な人は向いてないかも。
政治的な駆け引きでも( ・∀・)b OK!って人はぜひ!」
あとはあの分厚さに耐えられる人かな笑
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マツリカ、キリヒト、ハルカゼ、キリン誰が魔女と呼ばれる人物だったっけ?マツリカ様ね
その他カタカナ名前だらけで相関図を頭にえがきつつ
読んでいくと下巻まで楽しめました
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厚い!
ラジオの書評で聴いたので図書館に1月に予約して5月に借り出した。しかし,あまりの厚さに読みきれず返却
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描写が細かすぎるために物語にテンポが生まれない。状況説明が終わって事態が動き始め、主人公の正体が明らかになるのが上巻もほぼ終わりの頃。
下巻でアクセル全開になってくれるといいのだけれど。
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作者が言語学者ということで、専門的な言語学を絡めた話、そこにこの世界の政治的なかけひきの話が加わって思っていた以上に小難しかった。
情景描写も多くて、それがあまり簡潔とは言いがたい筆致でちょっと頭の中で想像しにくいんだけど、上巻を4分の3ほど過ぎたところで物語の「転」が現れて引き込まれる。
ストーリーも骨太で好感!これから面白くなりそう。
ここからぶ厚い下巻が待ってるよー。
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言葉を軸に、奥行きの深い話がテンポよく進む。よく作り込まれた世界でキャラクターが生き生きと浮かんでくるので、読んでいて楽しい。
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"図書館の魔女(上)(下)”高田大介著 講談社(2013/08発売)
・・・膨大な文献を所蔵し、王宮とは別種の権力を持つ図書館。先代からその座を継いだ話せない少女マツリカとマツリカに使える少年キリヒト。
・・・散策中に発見した遺構から和平の手段を見つけたり、ほんのささいな違和感から敵国の動きを見切ったりと比較的内政方面を中心にしたある種静かな話、と思っていたら予想外の戦闘展開になったのは驚き。
決して数は多くないのですが、その書き込みには圧倒されました。
重厚なストーリー、手に汗握るバトル、非の打ちどころのない作品でした。
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作品内に出てくるあらゆるものに関する描写がとにかく細かい
作者の情熱が伝わってくる作品
そのため遅々として進まない
未読です
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高田大介さん「図書館の魔女」上巻、読了。中世ヨーロッパを連想させる海峡沿いの東西大陸を舞台したファンタジー。東大陸の山奥、少年「キリヒト」が一ノ谷に旅立つところから物語は始まる。一ノ谷には古代からの書物が保管された図書館(高い塔)があり、地元の人々には人知の結晶を集めた場所として知られている。その図書館を司る魔法使いとは、はたしてどんな人物なのか。。面白かったです。手にとった時の印象は「図書館を舞台にした軽い感じの物語?」程度でしたが、大きく裏切られました。とても深い内容で、例えば「言葉とは?」について、真剣に語られてます。また、登場人物が魅力的。本好きには、たまらない「司書」も出てきます。上巻は主要キャラクタ、周辺地域の情勢説明など、ゆっくりとした導入部から始まり、後半、謎の人物の登場から一気に物語が加速します。続きが気になるところで下巻に突入。
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鍛治の里に暮らしていた少年キリヒトは、史上最古の図書館・高い塔の魔女マツリカに仕えることになる。上下巻約1,300ページに及ぶファンタジー。
キリヒトと一緒にマツリカの言葉についていくのが大変。言葉の説明・量に頭がクラクラするけど、言葉や本への興味は尽きない。マツリカをサポートする人間関係も面白い。
「キリヒト」の正体・名前の意味が分かった時は、なんとも言えない複雑な感情が押し寄せた。
下巻も楽しみ。
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これは凄い作品だ!図書館の魔女マツリカに仕えるため、山里から来たキリヒト。二人で旧地下水道を探険したり、新しい手話を作り出したりと背後に不穏な空気(外交とか、国内の勢力争いとか)を感じながらも、楽しい雰囲気で話が進む(^^)しかし川遊びに出かけたマツリカが襲撃されたことで一変!キリヒトの本当の役割が明らかに!!(゜ロ゜ノ)ノ里での生活からキリヒトはただ者ではないと思っていたけれど、読んでいて衝撃を受けた(゜゜;)しかし、それによって下巻はますます面白くなりそうな予感o(^o^)o