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面白い!分厚いから時間かかると思ったけど、予想より早く読了できた。図書館から借りてきているので、小難しい話は流し読みしちゃいました。本当はそこもじっくり理解しながら読み進めたかったけど、ストーリーを追う分には問題ないかな。手元に置いておきたいのだけど、本屋で全然見かけなくて困ってます(T_T)
王宮の命により『高い塔の魔女』マツリカに仕えることとなったキリヒト。高い塔はこの国の王宮と議会の均衡を影から支えている中枢組織の図書館であり、彼女はその新しい番人だった。言葉を巧に操り魔女と恐れられる彼女は、自分の声をもたない少女だった・・・
マツリカとキリヒト、立場は違うけどお互いの境遇は似ているのかもしれないなぁ・・・キリヒトの正体は驚かされたけど、よく考えたら所々にそれを匂わすものがあったのね。
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政治のことや国の背景の説明が、少し長く感じた。
キリヒトの本当の役目が判明したところは、面白かった。
キリヒトにはまだ秘密がある気がする。
マツリカとキリヒトの絶妙な関係が、これからどう変化するか気になる。
食べ物や言葉の描写に、守り人シリーズの影を感じた。
下巻は、マツリカを守るキリヒトとミツクビの戦いになるのかな?
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【読了メモ】(140828 15:13) 高田大介『図書館の魔女』(上)/講談社/2013 Aug 9th/は、はやく下巻読みたい…めっちゃ面白い! ファンタジーや歴史、言葉遊びが好きな方にオススメ。(オススメ対象多いな、汗)
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ファンタジーはあくまでも異世界の話であるのであるが、本作はその意図が不明だが、その設定から使われている言語、並びに科学技術、その他もろもろが現実世界の常識に立脚した話となっているのは、作者がわざとしているのだろうとは思われるが、そのあたりはこの上巻ではよくわからない。下巻の展開に期待したい。いずれにしろ、ファンタジーとして読まずに普通の歴史ものとして読んでも十分に読みごたえはある。
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剣でも、魔法でもない、少女は”言葉”で世界を拓く。
という帯の言葉に惹かれて読みました。
舞台はそれこそ剣や魔法が出てくるようなファンタジーな世界だけど、その中で言葉を追い求め続けるマツリカが本当に一途。
図書館の面々との軽快なやりとりも好き。
じっくりゆっくり読みたい一冊です。
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大人のためのファンタジーという気がします。
最初にこれでもかと入る情景描写は、やや冗長な気もするけれど、そこを抜かしてはやはりこの世界を把握するには足りないのだろうと読み進めて思いました。
図書館というだけあって、言葉に対するツッコミが半端ないです。
次々と交わされる謀略の数々とその先を行く思考が小気味良いくらいですが、それが行われるのはどちらかというと後半から。そこからぐっと主人公たちの立場の哀れさも誘われて、下巻へとページをめくる手が止まりませんでした。
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前半ともかく長い。描写が詳細で小難しく面白さが伝わらないが、後半読み進めていくと前半の国の事情や図書館の静謐さなど世界観を出す為にはあの詳細さが必要だったのだなと理解できる。途中斜め読みしても長いし飽きるのだが。終わり1/3になりようやく面白さや下巻への期待値が上がる。キャラクターもそれぞれきちんとしており楽しみ。
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"-お前はずっと私の手をとっていなければならないだろう。"
キリヒトとマツリカのラブラブ指会話。一瞬「暗いところで待ち合わせ」だった。分厚いね!
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途中3回くらい諦めそうになったけど(分厚くて...眠い)諦めずに良かった!下巻の後半からは超絶面白い。そこに行き着くまでに必要な分厚さだったなと思った。中学生には無理だな。高校生~一般向け。
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最初はなかなかページが進まなかったけれど、あれよあれよと惹きこまれてしまった。このために長い長い導入部(?)が必要だったのだろうな。
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久しぶりのヒット! 図書館を巡るファンタジーだが、ファンタジー色は薄め。世界観がしっかり作り込まれているという面でのファンタジー。
文章が重めだが、それがいい。
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素晴らしい本でした。膨大な図書館の全てを司るマツリカ。言葉とは文章とは…それを突き詰め諭すマツリカは言葉が話せない。その設定に言い知れない深さを感じます。キリヒトの直向きさにただただ感じ入っていた後半まで。その存在の真実を知ってからは読み止めることなんてできません。言葉、言葉、そして言葉…随所にある名言格言、そしてマツリカの涙のシーンは私も号泣でした。個性は選んだものにはない、捨てたものにこそ個性がある。とても印象的な言葉でした。652ページ読んでまだ序章。下巻が楽しみです。
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読み終えました。
言葉の奔流に圧倒されています。これが、言葉か!と打たれています。
世界観が和風?欧風?とごちゃ混ぜなのが雰囲気あっていいしそのまぜこぜ具合に酩酊する、というか。
結構本は読んでたつもりなのにぽろぽろぽろぽろ出てくる見たことない言葉。普段は文脈や文字で推量し、後でまとめて調べているのですが、今度ばかりはそれでは間に合わないのです。それを調べては読み調べては読みで進まないのに進まないのが嬉しくて仕方がない!
読む幸福をたっぷり楽しみました。
頭のいい人の文章に酔っています。早く下巻が読みたい。
ぶっちゃけ頭悪いのでなにが何やらわからない箇所も多々あったし、なかなか話が進まないなと思ったけれど、ラスト近くの秘密がひとつ解放された時…切なくて切なくて!
よい本を読みました。
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一の谷の城の側に立つ、高い塔。そこはありとあらゆる書物が収められた図書館。高い塔を導く、“高い塔の魔女”は、短い黒い巻き毛に、気位の高いお嬢様のような瞳をもつ、小さな少女、マツリカであった。小さな村から、ある使命を帯びて呼び寄せられた少年キリヒトは、彼女の存在に驚愕しつつも、彼女とともに世界を見ていくこととなる。キリヒトの一番の仕事は、彼女の通訳だった。なぜなら“高い塔の魔女マツリカ”は、言葉を持たなかったのだった。
ながーい、ながーい前振り。世界観とか文献学とか、ほぼ論文調になってるあたりはちょっと読みにくくて辛い。圧倒的な言葉の数々は、荒削りだけどずしっと重くて、しんどくてもやめちゃう気にはならなかった。ちょっと状況描写が回りくどいので地下水道あたりは読み飛ばしそうになったけど。後半からは怒涛の展開。そういえばこれはボーイミーツガールの話だった。
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著者の博識はよーく分かったけれど、マツリカの言葉を全て理解しながら読み進めるのは、私の頭では時間がかかって仕方なく途中からは流し読み。ファンタジーとして物語を楽しみました。各キャラが立っているのが良い。