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描写が細かすぎるために物語にテンポが生まれない。状況説明が終わって事態が動き始め、主人公の正体が明らかになるのが上巻もほぼ終わりの頃。
下巻でアクセル全開になってくれるといいのだけれど。
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作者が言語学者ということで、専門的な言語学を絡めた話、そこにこの世界の政治的なかけひきの話が加わって思っていた以上に小難しかった。
情景描写も多くて、それがあまり簡潔とは言いがたい筆致でちょっと頭の中で想像しにくいんだけど、上巻を4分の3ほど過ぎたところで物語の「転」が現れて引き込まれる。
ストーリーも骨太で好感!これから面白くなりそう。
ここからぶ厚い下巻が待ってるよー。
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言葉を軸に、奥行きの深い話がテンポよく進む。よく作り込まれた世界でキャラクターが生き生きと浮かんでくるので、読んでいて楽しい。
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"図書館の魔女(上)(下)”高田大介著 講談社(2013/08発売)
・・・膨大な文献を所蔵し、王宮とは別種の権力を持つ図書館。先代からその座を継いだ話せない少女マツリカとマツリカに使える少年キリヒト。
・・・散策中に発見した遺構から和平の手段を見つけたり、ほんのささいな違和感から敵国の動きを見切ったりと比較的内政方面を中心にしたある種静かな話、と思っていたら予想外の戦闘展開になったのは驚き。
決して数は多くないのですが、その書き込みには圧倒されました。
重厚なストーリー、手に汗握るバトル、非の打ちどころのない作品でした。
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作品内に出てくるあらゆるものに関する描写がとにかく細かい
作者の情熱が伝わってくる作品
そのため遅々として進まない
未読です
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高田大介さん「図書館の魔女」上巻、読了。中世ヨーロッパを連想させる海峡沿いの東西大陸を舞台したファンタジー。東大陸の山奥、少年「キリヒト」が一ノ谷に旅立つところから物語は始まる。一ノ谷には古代からの書物が保管された図書館(高い塔)があり、地元の人々には人知の結晶を集めた場所として知られている。その図書館を司る魔法使いとは、はたしてどんな人物なのか。。面白かったです。手にとった時の印象は「図書館を舞台にした軽い感じの物語?」程度でしたが、大きく裏切られました。とても深い内容で、例えば「言葉とは?」について、真剣に語られてます。また、登場人物が魅力的。本好きには、たまらない「司書」も出てきます。上巻は主要キャラクタ、周辺地域の情勢説明など、ゆっくりとした導入部から始まり、後半、謎の人物の登場から一気に物語が加速します。続きが気になるところで下巻に突入。
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鍛治の里に暮らしていた少年キリヒトは、史上最古の図書館・高い塔の魔女マツリカに仕えることになる。上下巻約1,300ページに及ぶファンタジー。
キリヒトと一緒にマツリカの言葉についていくのが大変。言葉の説明・量に頭がクラクラするけど、言葉や本への興味は尽きない。マツリカをサポートする人間関係も面白い。
「キリヒト」の正体・名前の意味が分かった時は、なんとも言えない複雑な感情が押し寄せた。
下巻も楽しみ。
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これは凄い作品だ!図書館の魔女マツリカに仕えるため、山里から来たキリヒト。二人で旧地下水道を探険したり、新しい手話を作り出したりと背後に不穏な空気(外交とか、国内の勢力争いとか)を感じながらも、楽しい雰囲気で話が進む(^^)しかし川遊びに出かけたマツリカが襲撃されたことで一変!キリヒトの本当の役割が明らかに!!(゜ロ゜ノ)ノ里での生活からキリヒトはただ者ではないと思っていたけれど、読んでいて衝撃を受けた(゜゜;)しかし、それによって下巻はますます面白くなりそうな予感o(^o^)o
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面白い!分厚いから時間かかると思ったけど、予想より早く読了できた。図書館から借りてきているので、小難しい話は流し読みしちゃいました。本当はそこもじっくり理解しながら読み進めたかったけど、ストーリーを追う分には問題ないかな。手元に置いておきたいのだけど、本屋で全然見かけなくて困ってます(T_T)
王宮の命により『高い塔の魔女』マツリカに仕えることとなったキリヒト。高い塔はこの国の王宮と議会の均衡を影から支えている中枢組織の図書館であり、彼女はその新しい番人だった。言葉を巧に操り魔女と恐れられる彼女は、自分の声をもたない少女だった・・・
マツリカとキリヒト、立場は違うけどお互いの境遇は似ているのかもしれないなぁ・・・キリヒトの正体は驚かされたけど、よく考えたら所々にそれを匂わすものがあったのね。
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政治のことや国の背景の説明が、少し長く感じた。
キリヒトの本当の役目が判明したところは、面白かった。
キリヒトにはまだ秘密がある気がする。
マツリカとキリヒトの絶妙な関係が、これからどう変化するか気になる。
食べ物や言葉の描写に、守り人シリーズの影を感じた。
下巻は、マツリカを守るキリヒトとミツクビの戦いになるのかな?
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【読了メモ】(140828 15:13) 高田大介『図書館の魔女』(上)/講談社/2013 Aug 9th/は、はやく下巻読みたい…めっちゃ面白い! ファンタジーや歴史、言葉遊びが好きな方にオススメ。(オススメ対象多いな、汗)
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ファンタジーはあくまでも異世界の話であるのであるが、本作はその意図が不明だが、その設定から使われている言語、並びに科学技術、その他もろもろが現実世界の常識に立脚した話となっているのは、作者がわざとしているのだろうとは思われるが、そのあたりはこの上巻ではよくわからない。下巻の展開に期待したい。いずれにしろ、ファンタジーとして読まずに普通の歴史ものとして読んでも十分に読みごたえはある。
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剣でも、魔法でもない、少女は”言葉”で世界を拓く。
という帯の言葉に惹かれて読みました。
舞台はそれこそ剣や魔法が出てくるようなファンタジーな世界だけど、その中で言葉を追い求め続けるマツリカが本当に一途。
図書館の面々との軽快なやりとりも好き。
じっくりゆっくり読みたい一冊です。
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大人のためのファンタジーという気がします。
最初にこれでもかと入る情景描写は、やや冗長な気もするけれど、そこを抜かしてはやはりこの世界を把握するには足りないのだろうと読み進めて思いました。
図書館というだけあって、言葉に対するツッコミが半端ないです。
次々と交わされる謀略の数々とその先を行く思考が小気味良いくらいですが、それが行われるのはどちらかというと後半から。そこからぐっと主人公たちの立場の哀れさも誘われて、下巻へとページをめくる手が止まりませんでした。
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前半ともかく長い。描写が詳細で小難しく面白さが伝わらないが、後半読み進めていくと前半の国の事情や図書館の静謐さなど世界観を出す為にはあの詳細さが必要だったのだなと理解できる。途中斜め読みしても長いし飽きるのだが。終わり1/3になりようやく面白さや下巻への期待値が上がる。キャラクターもそれぞれきちんとしており楽しみ。