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久しぶりに一気に読み終えた教育関係の本であった。
あとがきで作者自身が述べているように、一見単なるハウツウ本にも思えるし、そういうふうに読むことも可能だ。ただそれだけのものとして読了しても、かなり得るものが多いように思う。まあ、こういうハウツウ本によくある「秘訣」もたくさんあるが、それぞれがちゃんと経験に裏打ちされ、またちょっと虚を突くようなものもたくさんあるからだ。
ただ、これも作者自身が言っていることだけど、この本は単なるハウツウ本にとどまるものではない。まずは、「身も蓋もない」と途中で笑い出してしまったほど、きれいごとではなく現場の実状をきっちりと踏まえている作者のポジションがおもしろい。
最後の方で、作者の考える理想の授業形態(こういうと、作者に怒られそうだけど)の話に入っていって、ちょっとそこが残念。もちろん、授業をどうするかっていうことではとっても魅力的な提言なのだけど、この本に関しては、そこへ落ち着いてほしくはなかったような感想を持った。いや、それはそれで魅力的なのだが。
若い先生がすっきりとした気持ちで読んだら、けっこう目から鱗が落ちるような気持ちになる本かもしれない。
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うーん…
至極まっとうなことを書いているのだが、なんだろう、書き方・語り口が好きになれない。
上から目線というか、自分は頭がいいという自信がにじみ出ているというか、読者を見下している(とまでは言わないまでも小バカにしている)印象。
6章の視点は読むべきものがある。できれば、具体的にデータを示すか、参考を章末につけて欲しかった。
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今まで読んだ教育実践書の中でも、良質な部類に入るものだと思う。なるほどねと、その考え方に納得できるところが多かった。
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私が書類を整理保存するよりも、整理保存できる人とつながる方が私にとって現実的な方法です 大事な書類以外はすぐ捨てよう 「手伝います」という黄金の一言 とにかく褒める、共感する
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菅野仁「教育幻想」はクールティーチャーでしたが、こちらはドライティーチャーと言いたくなる教師像。
著者ご本人を知っている私は了解できましたが、そうでないと誤解する読者もありそうです。