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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなり廃棄物処理のダンプカーとTVカメラの描写。おおよその見当はつく。銀行の支店長が射殺され、揉めていたのが件の業者、しかも暴力団のフロント企業。元刑事、といっても環境関係の研究所に出向していた佐伯が捜査に…隠していた身元が割れるのも折り込み済みで読み進むのだが、ぐんぐん引っ張られてしまう。これが今野氏の凄腕たる所以だ。文句なしに面白い。謂わばスパイ小説なのだから、理屈ウンヌンしたらお仕舞い。
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2013/2/5 Amazonより届く。
2013/4/3〜4/4
潜入捜査シリーズ最終巻。当時のノベルスの特徴として、あっさり目の展開ではあるが、現在の視点から観ると、環境犯罪を取り上げたところに今野氏の先見の銘がある。佐伯と白石景子、ミツコがどうなるのか、もう少し突っ込んで欲しかったが、終わり方としては、これで良かったのかも。
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「潜入捜査」シリーズの完結編、「環境犯罪研究所」は解散してしまった、残念。
しかし、「危機管理対策室」が発足するようだ。ここを舞台に、また、佐伯、内村、白石景子、あるいは井上美津子、奥野等が活躍できるよう、今野敏先生にお願いしよう。
とりあえず、未読の4作、5作を読もう。
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潜入捜査シリーズ、6作目。最終巻。
元マル暴の佐伯涼のシリーズもこれで完結。話の展開はお約束通りで、さほど捻りがきいてるわけでもないのだが、元々警察小説というよりは格闘小説に重きを置いたものなので、これはこれで楽しみながら読めた。元々20年位前の古いシリーズ作品ではあるにもかかわらず、今でも普通に読めるということは、テーマになっている環境犯罪が決して過去の古い問題ではなく、現在も進行形の問題だからなのかもしれない。巻末の著者のインタビューにも書かれているが、著者の先見の明には恐れ入る。
完結作として、どう収束させるのかなと思っていたら、あらあら、何だかまだ続けられそうじゃないですか。潜入捜査シリーズ、新展開の第二部、堂々再開!なんて謳い文句を期待しちゃいます。
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作家さんへの依頼はバイオレンス
作家の書きたいのは警察小説
だから潜入捜査シリーズは、当時
聖王獣拳伝シリーズだったとか・・・
終わりました(T_T)
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今野敏による潜入捜査シリーズ最終巻。
最終巻というだけに、これまで思わせぶりにしてきたもろもろの謎に一定の説明がつけられる。内村所長の正体や佐伯に求められる資質など、これまでの作品で描かれていた言動が本作で一応の収束を見る。
とは言いながらも、本シリーズに特徴的な暴力団との対決シーンはいつものように用意され、しかもなぜか冒頭から佐伯が焦燥感に駆られて不用意に立ち回る形となっている。様々な場面で佐伯が焦っていることを指摘されるが、佐伯本人には自覚がないというのもこれまでの作品ではありえなかった展開。これがのちのち佐伯をピンチに陥れる。
本シリーズは潜入捜査というタイトルが付いているものの、いわゆる警察ドラマではなく、格闘をメインとしたアクション小説であり、それはシリーズを通して一貫している。対決する相手にしろ佐伯にしろ、ある程度の武術的な解説も盛り込まれたアクションシーンとなっているので、読みながらも手に汗握る。
ラストはややモヤモヤ感が残るが、シリーズとしてもう少し長く佐伯の活躍を見たかったという気持ちもある。社会的な問題にも触れているが、エンターテイメントとしても肩肘張らず読むことができる佳作。
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今度こそ佐伯はダメかと思ったけど、やはりチームワークで乗り切った。所長の動きになんか、深刻な場面なのにクスリと笑いを誘われる。そして、まさかの結末・・・。これでこのシリーズが終わるなんて悲しい。また、続きをどこかで書いてほしい。
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格闘技にはまったく興味がない。
TVでも見ることはないし、もちろん実際にも見たことはない。
知識のない者が読んでもどんな闘いをしているのか、とてもわかりやすく格闘場面が描かれていた。
もっとも、それほどまでに詳細な描写が物語に必要だったか・・・というとあまりそうは思わなかった。
内村のキャラクターがいい。
最後の最後まで謎に包まれていた内村の正体。
どうしてあんなキャラになったのか・・・もしかしたら途中の巻で説明があったかもしれないが、残念ながらシリーズ読破まではいっていない。
デスクワークが得意分野のような内村が、目的をもって銃撃戦の中で行動する場面が好きだ。
佐伯も驚いていたけれど、まさかここまで肝の据わった人間だったとは。
少し内村のことを侮っていたようで、申しわけなく思ってしまった。
この巻でシリーズは終わる。
警察小説が最近は多い今野さんの違う一面・・・格闘技に造形が深い・・・が感じられて面白かった。
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不法投棄の会社に潜入。住民に襲いかかるヤクザを倒す。地元の所轄刑事に潜入捜査だと説明。奥田と緑川に電話をかけて話を合わせる。潜入がばれているのを、知らされるが佐伯はばれていないふりをすると潜入続行。
ヤクザのテロビジネスと潰すため。ヤクザの大御所に連れていかれる。奥田と緑川が佐伯にいるヤクザのビルまでやってきた。駐車場前で佐伯に緑川が声をかける。ヤクザが銃をぬく瞬間に佐伯が腕をはらい弾丸はしれる。緑川と佐伯はヤクザを倒すが銃を拾われてしまう。所長が銃を車の影にかくれながら持ってきた。佐伯の発砲しヤクザの右肩をうちぬく
ヤクザの大御所には逮捕できず。
佐伯の部門はなくなるが、危機管理室が発足。メンバは同じ
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潜入捜査シリーズ第6弾で完結編。このシリーズでずっと言ってきたことだけど、古さを感じさせません。今野先生の先見の明には脱帽ですね。
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おー!怖かった!
産業廃棄物不法投棄とかテロ・ネットワークとか…
すごすぎて佐伯さん死んじゃうのかと思っちゃった!ミツコさん ナイスアシストで よかった〜
内村所長 新たに「危機管理対策室」楽しそうですね。
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いやはや、まさに手に汗握るという感じで読み進めていました。マル暴から環境犯罪研究所へ出向し、数々の修羅場をくぐり抜け、さらに前作では素手斬りの張を倒した佐伯といえども、さすがに今回の展開はちょっとヤバいかも、と思わずにはいられませんでした。
まず物語前半から佐伯の妙な焦りがあり、周囲から指摘され、このことが佐伯の心理に微妙な影響を与え、いつもの冷静な判断力を失っている状況、つまりいつもの佐伯ではない状態が伏線として描かれています。くわえて、潜入先の保津間興産で自らの正体を知られてしまう、佐伯もそのことに気づいていながら気づかぬふりを、相手も佐伯と気づかぬふりをつづけ、ついには毛利谷興産へ赴く展開へ。
そこで待ち受けているであろう出来事がなんであるのかを知りつつ、あえて相手の策略に乗っかろうとする佐伯。長らく戦ってきた相手の本丸へ乗り込むといえば聞こえはいいですが、奥野たちの応援も望めず武器もない状態、これは今回はもしかしてシリーズ終章ということもあり死んでしまう展開かも、とイヤな予感がよぎりました。
が、佐伯にわずかなチャンスがおとずれます。さすがに事務所の中で佐伯を始末するわけにはいかず、外へ連れ出されることになり、ここで間一髪、奥野・緑川、そして内村までもが援軍として駆けつけ、シリーズではこれまで見られなかった銃撃戦のすえ、危機を脱することに成功。毛利谷組の親玉を捉えることはかないませんでしたが、戦いに終止符、というかたちを迎えるのです。
そして環境犯罪研究所の突然の解散と新たにな物語のはじまりというラストの演出は、この続きも読みたいと十分に思わせてくれるものでした。シリーズ完結ということで、これまでの戦いの大枠は継承しつつも、佐伯がピンチに陥り仲間が助けに駆けつけるという王道的な展開は読みどころ満載の内容で大満足の一冊でした。
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潜入捜査シリーズ…終わってしまった。
今回の佐伯は今までの中で1番人間らしかった気がする。
奥野や緑川やミツコや白石、内村所長の手を(結果)借りて事件解決。常道は逃げてしまったけど、ほんと政治の世界では当たり前のような話。
シリーズ通して政界、与党の嫌悪感が倍増した。やっぱりアナタ達は…。ちゃんと選挙に行こうと思った。