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経営哲学の話であるので、How的な部分は非常に少ないが、会社で経営的な側面を見ている個人からすると、多くの問題意識と符合します。企業の経営に携わる方や今の会社に対して問題意識を持つ方にとっては非常に良著だと思います。
(極めて経営哲学な話ですので、競合分析や事業環境の分析の話ではありません)
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管理的マネジメントの強みと限界を示し、これからのあるべき経営観を語る、の書。
しかも、資本主義が本来持つべき倫理観を土台にしつつ展開された論であり、実に痛快! お見事、ハメル先生。
経営は何をすべきかについて、5つの柱(今、○○が必要である。○○={理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギー})について各5つ、計25のトピックスからなる。意外に読みやすく、今の関心にピッタリはまってしまった。
再読確定の一冊。
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組織の今後の命運を決定づける、根本的な課題として、理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギーの五つが提唱されている。最初の3つはこれまでも言われてきていることだろう。情熱もこれまでをなぞっている面もあるが、多様な情熱をいかにして組織の力に昇華させるか、これからのFacebook世代に焦点を当てている。
特筆すべきはイデオロギーだろう。実際の企業を取り上げながら、リーダーシップによってではなく、イデオロギー、つまり組織の哲学や価値観に基づいて事業を行い、株主だけでなく、社会に貢献するというもの。そうした考え方を持っている経営層はまだ少ないのだろうが、10年後には当たり前になっているのだろう。財務諸表は大切だが、それだけでない価値を定義づけ、働く仲間を方向づけ、動機付ける企業がこれから評価されるのだと思う。
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今日の経営が直面する課題について、(1)理念、(2)イノベーション、(3)適応力、(4)情熱、(5)イデオロギーという5つの観点から考察する。
5つの課題は、それぞれ5つのセクションから成るが、特に、第5部 「今イデオロギーが重要である」が興味深い。ゴアとモーニングスターという2つの会社の事例を通じて、新しいマネジメント哲学への問題提起がなされる。
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経営者が直面する5つの課題(理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギー(組織論))に対する提言。イノベーションセッションに得ること多数。
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経営戦略というよりは経営哲学書。
「仕事に就く際の5つの真実」として本書の冒頭部分に語られていることが一番印象的でした。曰く、
1. 未亡人である自分の母親が一生の蓄えをこの会社に投資している。
2. 上司は兄 / 姉。必要なときは迷わず進言し、決して諂わない。
3. 部下は皆幼なじみ。彼らの行いを好意的に解釈して、進歩を助けるために出来る限りのことをする。
4. 会社の主な顧客は自分の子供。喜ばせ、満足させる。
5. あなたには、自立できるだけの経済力がある。誠実でない行いをするなどということは断じてない。
確かに、自分自身が所属する組織はどこまでこれができるのか、と。あるいは、自分自身はどうなんだろう、と自省するところであります。
序文にも「むしろ、未来に適し、人間にも適した組織を築くための青写真を示す」とあるとおり、今後こういう組織を目指してはどうかという内容で、日々の業務の問題意識に重なる部分も多く。
参考として挙げられたモーニングスター社やHCLT社の事例は示唆に富むものでした。
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実際働いている人にとっては毎日肌でかんじている、当たり前と言えば当たり前のこと。しかし、本書を読んでそれらを再度認識した上で、次の瞬間からいかに自身の行動を変えていくか、今後の自身の人生プランを修正するかがポイントだと思う。次世代企業・リーダーに求められるものはなにか。
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こういう本を読むたびに思うんだけど、変革する組織やチャレンジをして成功したケースはいいんだけど、その裏でどれだけの企業が「チャレンジや変革の結果」として潰れているのかが分からないとアカンよね。
非官僚の理想的な組織を作れたら会社があるからといって、そうした組織を志向したけど上手くいかなかった企業が10倍いたら、それは意味ない訳で。
ピラミッド型の官僚組織はゲインも少ないけどリスクも少ないからこそ多数派なのだよな。イライラするけどさ。
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会社からの推薦本。
この本の内容から今会社がやろうとしている変革をすこしだが理解できた気がする。
アップルへの考察。5章でのゴア社、モーニングスター社のマネジメント手法などはとてもドキドキするような民主的な組織のあり方を紹介してくれて読んでいてとても前向きな気持ちになれた。
自分の組織でもいろんなことを試してみよう。今はそれができる素晴らしい組織に身を置いているのだから。
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「コア・コンピタンス経営」などで世界的に著名な経営学者が、経営の専門家として、未だ企業に変革をもたらすほどの成果に至っていないのではないかとの危機感から、今日のマネジメントが直面する真の課題を、経営者や研究者36名との討論を通じて明らかにするとともに、その解決策を提示した一冊。
著者は、グローバル化やソーシャル化が進展して事業機会が激変するとともに、リーマンショックのような企業の不正が相次ぐ今日、マネジメントが重視すべきは「理念」「イノベーション」「適応力」「情熱」「イデオロギー」の5つであるとして、それぞれの課題ごとにマネジメントが取り組むべき具体策を、ケーススタディも交えながら論じている。
これら5つの要素自体は「斬新なフレームワーク」とはいえない。ただ著者は、古くはテイラーやフォードに端を発する「意図的戦略」と「管理」による計画経済的マネジメントが生み出した“官僚主義”の限界を打開するためには、これら5つに「本気で」取組むことが不可欠であると説く。研究書というよりも、特に古い体質の企業で働く人々に行動を呼びかける実践書といえる。
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名著だった。素晴らしい。とくに「ドルーの改革」という、教会のマネジメント変革についてのエピソードが素晴らしい。あと、イノベーションに理由はいらない、楽しいからやるんだ、という話は本当によかった。Zaへの新たな示唆をもらった。
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そもそもゲイリー・ハメルの本は一冊読んだ事があり、めちゃくちゃ感銘を受けて実際に行動にも取り入れていたので目新しい概念に触れたという感触は無い。前回ゲイリー・ハメルの本を読んだのが丁度一年前だったので良い振り返りと、ゴアやモーニングスターへのインタビューによる具体例が読めたのは良かった。少し反省点として、あまりにも自分の考えや行動がゲイリー・ハメル寄りになりすぎてる感じがしたので、あまい極端にならずに自分や環境に合わせたバランスを取っていきたい。
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経営の原則
理念、イノベーション、適応力、情熱、管理ではなく自由
について具体例を交えながら紹介
よくまとまっているとは思うけど
特別よくもないかんじ
グーグル、アマゾン、アップルとかの
具体的な話のほうが面白い
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ちょっと前に読んだ「だから僕たちは、組織を変えていける」の中で引用されていて、
とても共感したので元ネタのこちらの本もささーっと読んでみました。
※だから僕たちは、組織を変えていける
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4295406252#comment
経営について書かれた本というよりは、
もっとそのベースとなる考えや価値観について書かれた本(か?)。
理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギーの5つのテーマについて、
それぞれ5つのコラムからなる構成。
それぞれに繋がりがある訳ではないので、
パラパラ読んで、自分の興味のあるテーマだけ読んでもよいかもしれない。
そんな私が一番興味のあるのは、一番最後のコラムだった。
この本が出たのって、リーマンショック直後だと思われ、
そのころはまだ株主絶対主義的なところがあった中、
その考えに欧米人で疑問を投げかけれたところは、
著者の素晴らしいところのように思える。
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情熱とイデオロギーの章は首もげ。
というのが10年前かーとおもいつつもそれでも前進するしか。
自発的な秩序のひとつの形態として誰もが認める影響力と貢献度合いからくるヒエラルキー(一方的にトップダウンで決まるヒエラルキーではなく)というイメージができたのはよかった。