話すためのアメリカ口語表現辞典 普及版 みんなのレビュー

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投稿者：デミグラス　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハードカバー、1660ページあります。
辞典ですので、裏ページが透けて見えるような紙質です。

市橋敬三さんのファンではないのですが、英語の音読については深く同意できるところがあり、高いと思ったのですが買ってみました。

各ページは日本語がインデックスになっていて、基本は和英辞典のような使い方になると思います。
日本語を思い付いて、「これを英語ではどう言うんだろう？」と思ったときに引きます。

ただ、純粋にに辞書として使うには語彙数が少ないと思います。
たとえば、一番最初である「あ」から始まる項目は、このような言葉の順番です。
「相容れない」
「あいかわらず」
「愛嬌がある」
「愛妻家」
「あいさつ」
……

内容はというと、調べたい言葉に対して、それに相当する英語表現がいくつかある場合には、それらを使った例文が平均6例ぐらい（最少1例から最多で38例ぐらい？）載っています。

そして、各例文に、使用頻度のランク付けの印として☆（星）、◎（二重丸）、○（丸）、△（三角）、×（バツ）などが付いています。
例文によっては「辞典には出ているが使われていない」とか「辞典にはでていないがよく使われている」というような著者の印象が書いてあります。
使い方の解説や、その言葉に対するアメリカ人が持っているイメージなども載っており、読み物としても面白いかもしれません。