投稿元:
レビューを見る
あまりにも著者の境遇が悲しすぎます。
崩壊家庭で育って、
彼女には居場所がありませんでした。
そしてつかの間の居場所は
彼女の体を蝕む場所だったということ。
彼女は芯の強く
やさしさを持った子だったのです。
だけれども崩壊家庭では
それすら垣間見られなかった。
そしてみすみすとピーターに
体を与える結果となった。
でも彼女は決してそれを憎むわけではないのです。
好きという感情があった。
でもそれは許されない。
あってはいけないこと。
それを防げるのは「家族の愛」
終始マーゴの家族には
それはありませんでした。
投稿元:
レビューを見る
この本を読もうと思ったのは、これって少女沖縄連れ去り事件に似てるなと思ったから。
この事件に関しては本も読んでいないので詳しい事は分からないが、少女と中年男性という関係性、性的関係があったということ、少女が自分の意思で男性の元へ逃げて行ったという事実など多くの共通点がある。
この本を読めば奇妙な関係の謎が少しは分かるかもとの思いで読んでみたのは良いけれど、なんとも後味が悪い。
だって至極簡単な構造なんだもの。
居場所のない愛情に飢えている少女、それにつけこんだロリコン男。
洗脳ですよ、洗脳。
優しい言葉と子供が喜ぶものでつって、その心の隙に付け入る。
僕たちは愛し合っているのだから悪くはないって、8歳の女の子に性的な事をさせますか?
いやもちろんマーゴ(著者)にピーター(ロリコン男)は無理強いはしてないよ。
あくまでもマーゴの意志ってことらしい。
でも8歳の女の子に正しい判断ができるかな。
もうこの時点でアウト。
最終的に彼らの関係はピーターが自殺するまで15年間続く事になる。
その間には何度か彼らの関係も破綻しそうになるけれど、結局はマーゴから彼の元へと戻ってしまうことの繰り返し。
これが恋愛かって?
恋愛のわけないじゃない!
この本がもしノンフィクションて説明がなければ、少女と中年男の恋物語に読めちゃうかもしれない。
でも事実だから。どう考えても虐待以外のなにものでもない。
著者がこの本を執筆した動機があとがきに書かれているのだけれど、彼女のピーターに対する憤りはさほど強くない。
その辺りに違和感がなくもないけど。
彼女にとって過去を掘り起こして書きつづる事が、自分の中で浄化し傷を癒す行為になっているのだと考えれば納得。
あー、でもロリコンてどうやっても治らないのかな。
ピーターはマーゴが初めてじゃないし、刑務所にだって入ったことがある。
それでもやるんだよね、言い訳がましく。
まあね、ピーターもマーゴの母も性的虐待を幼いころに受けたのがトラウマになってるんだけど。
どうにかならないんだろうか、この負の連鎖。
マーゴは断ち切ろうとしてるだよね、この連鎖を。
彼女の強さを信じたい。
まとまりのない文章になっちゃいました・・・。
投稿元:
レビューを見る
衝撃の書には違いないんだろうけど、なんだろうこの食い足りなさは?と思ったら、それは予想とは違った被害者(と呼んでよいのやら)側の感情のせい。話が時々飛ぶのが読みづらかった。
投稿元:
レビューを見る
洋書っぽい自叙伝的な感じ。内容も淡々としていて少し読みにくい。学びとるところがどこだったのかよく分からなかった。