紙の本
このシリーズはどれもいい
2015/11/14 22:40
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投稿者:本好きリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは全て購入しました。
どの本も分かりやすい、読みやすい、手に取りやすい。
いいとこどりに一冊です。
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「リハビリテーションのための脳・神経科学入門」、「リハビリテーションのための認知神経科学入門」の続編。
脳科学・神経科学・認知神経科学など多くの知見のなかから、リハビリテーションに密接に関わるものを多岐に渡り厳選して紹介されている。最新の情報を贅沢にレビューするに留まらず、著者のリハビリテーション、はたまた人間そのものに対する熱い想いがひしひしと伝わり、向かうべき方向性を指し示す羅針盤のようにも感じた。
「リハビリテーション・プロセスにおいて,互いに共同注意しながら目標や課題を決め,そして互いに学習し成長して行く双方向性の関係こそがリハビリテーションの向かう道であると,脳を研究している者から提言したい.そして,そういう関係を構築するプロセスをロマンティック・リハビリテーションと呼びたい.」ー最終章より引用ー
第1章 私たちはどこから来たのかー人類の進化に伴う脳機能の変遷
第2章 「私」はどのようにして生まれるのかー脳の発達と成熟
第3章 「私」はどこにいるのかー自己意識と身体性の神経機構
第4章 私は世界に触れるー手の進化とその神経機構
第5章 私は世界を歩くー二足歩行を生み出す神経機構
第6章 私は知るー学習する人間
第7章 私の心は動かされるー情動の神経機構
第8章 私は心の中に世界をつくるー概念・言語・イメージ・ワーキングメモリの神経機構
第9章 私は世界とともに生きるー社会的動物としての人間
第10章 私たちはどこへ行くのかー文化・芸術を生み出す人間