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日本経済新聞社が主催の日経経済知力テストの参考書。このテキストでは基礎知識をメインに勉強するようになっている。
学ぶことは多くあるのだが衝撃的であったのは、社会保険料を支払った額に対する世代間格差が60歳以上4000万円の黒字20歳未満8300万円の赤字。一橋大学・小黒准教授の試算。本書の出版が2013年なので若干数値は変わるであるだろうが格差1億円超となると笑いがでる。
このデータが正確なものなのか、否かは判断しかねるが少なくとも世代間格差は間違いなくある。
経済が停滞している今、日本経済の成長を真剣に考えたり、少子化問題にどう向き合っていくべきかなど世代間格差を縮める努力はせずに既得権益のみを権利だと主張。日本経済はおれたちの世代が牽引して今にいたるから当たり前だとか過去を必死に語る。(今の飽和市場でも牽引できるかは謎だが)このような日本人はきっと少ないであろう、、、
もちろん自分を含め若者がだらしないというか、熱量が足りないということも大きな責任の1つである。
最後に
いろいろ思うところは各世代であるだろうが、僕ら若い世代は世代格差が大きくから是正しろだとか今の世の中になったのは自分のせいじゃないだとかなにかをしない理由づけをするよりも、
自分はどうしたら日本果ては世界のために貢献できるだろうかと今を必死に生きるべきだ。
そうすれば結果として経済は常に成長していき世代間格差なんて簡単になくせるのではないか。
それでもやはり格差はおかしいと思うのであれば政治家になり是正策を打ち出せばいいだけ。