紙の本
おじいちゃんが書き残した秘密のノオト
2015/10/17 00:12
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりの部分がおじいちゃんの書いた天狗の話にさかれていて、ここが凄く面白い。少年がストイックに山を歩き続けて山と一体になっていくのが良かった。
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亡くなったじいちゃんの日記に書かれていた言葉「天狗ニアフ」。じいちゃんは本当に天狗に会ったのだろうか。半信半疑で調べ始めたぼくは、思いがけないものに巡り合う。それは天狗に出会ったじいちゃんが天狗の話をかきとめたノートだった。
昔の話を調べているはずが、いつのまにか現在の自分たちまでまきこまれていく。緊張感のある展開で最後まで一気に読ませる物語。文章も巧みでわかりやすい。
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死んだ祖父の日記にあった「天狗ニアフ」の一行が気になり、祖父の書いたノートを探し出す主人公。
祖父のノートに書かれている、天狗になりきれない木三太を中心とした物語部分が人間臭くてイイ。
けっこうボリュームあるし、子どもより大人の方が楽しめそう。
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勧められて読んだ本。帯に児童文学ファンタジー大賞奨励賞とあるのだが、児童で括るのはもったいない。
とても面白かったし、濃い。
山の麓で育ったので、山のお話は画が浮かんできて楽しい。
久々のグイグイと読んだ本。
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間に入っている「ノオト」の天狗の話が長くて少し疲れたけど、この本の軸になっている話なのであきらめず読みました。
後半で現在と「ノオト」のことが繋がったときの感動というのか、驚きというのか、この瞬間が大好きでした(^з^)-☆
最後まで読んで良かった♪♪♪
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死んだじいちゃんの日記に記された謎の一文。
`天狗ニアフ`
・・・天狗に会う?
あまり知らなかったじいちゃんの事だけど、日記に書かれた事について、ぼく(保。小6。通称タモ)は、心にひっかかった。
保たちの住んでいる地方には、千吉天狗の伝説がある。
そして、友達の哲也(天狗を信じたほうが面白いと思っている)と優人(現実主義だが恐がり)、そして川野あかり(高学年になってなんとなく離れがちになっていた幼なじみ)とともに、天狗のことを調べてみる。
小6設定だけど、しっかり読み応えのある和風ファンタジー。天狗達の生き方、天狗になる者、そして天狗達が守るもの・・・
保のいる現代と、じぃちゃんが出会った天狗・木三太(こさんた)の話が、クライマックスで交わってゆく。
自分の住んでいる所に、こんな伝説があったら!
変人と思われていた人たちも、いい味を出しているし、
最初から引き込まれて読める。
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主人公は小6の少年だが、大人にも充分な読みごたえだ。
祖父が残した日記の「天狗ニアフ」という一文から、
ぼくは友人たちとその真意を確かめようとする。
祖父は本当に天狗に会ったのか?
ぼくが住む土地には確かに天狗の伝説があり、祖父の日記には
かつて祖父が異界のものから聞いたという不思議な話が書き綴られていた。
天狗にさらわれ天狗になった者たち、自ら天狗の元へ向かった者たち。
天狗は何者であり、何をしようとしているのか?
日記をヒントに謎の祠に向かった友人の少年が行方不明になり、
ぼくは一人で救出に出かける。
そしてぼくがそこで見たものは…。
過去と現在が交錯する壮大なファンタジー。
もう一人の主人公、木三太がこの上なく切ない。
最後にぼくの中に芽生えた祖父への思いも印象的だった。
ティーンズ向き。
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図書館で、まずは表紙に惹かれ、手に取り、中身をぱらぱらと読んでみた。
児童文学ってやつだろうなと思い、一旦戻し、その時はそのまま帰った。
その後しばらくして、帰宅途中に立ち寄った時、やはりこの表紙に惹かれて手に取ってしまい、そのまま借りて帰った。
子供たちが天狗を探して冒険をする、なんて展開を想像していたのだけれど、見事に裏切られた。
現代から過去へ、さらにその過去へ。
そして現代へ戻ってきた時、全ての糸がつながり、そして。
余談だけれども、神在月の出雲に集う神々たちが、護衛に天狗達を伴うという挿話がやたらと心に残り、ついつい山の辺を天狗が飛んでるんじゃないかと、空を眺めてしまう出雲にすむ私でした。
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読了までに広辞苑のお世話になること三回。主に弓道用語だったが、細かく描写される弓が最後まで全くストーリーに絡まない。弓→蟇目矢・蟇目の法→修験道→山伏→天狗、などという安易な道具立てを求めるわけではないが。タモの祖父が佐倉井さんに天狗ノオトを託した理由、ヒゲジ(木三太)と義彦さんの関係、も解明されない。冒頭から作者の筆力の魅力に強くからめとられ、最後まで一気に読ませるだけに、ひろげすぎた物語の構造をまとめきれていないのがかなり残念。児童文学ファンタジー大賞に過去三回入賞した作者の他の著書も読みたくなった。
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静かに森の中に潜っていくような気持ちになる本だった。
子供向けの本にしては読み応えがあって良かった。
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まずこれが児童書なのか、という一言。
児童書という枠を越えて心に響くものがこの作品にはあります。
何気なく手にとった作品だったのですが、ちょっと巧く言葉に出来ない位にとても良かったです。
この作品に巡りあえたことをただただ幸せに思う。
土地に残る天狗伝説をモチーフに描かれる上質で極めて日本的な和風ファンタジー。
作品世界の境界の揺らぎを肌で感じるようです。
情景が浮かぶような丁寧な描写も勿論のこと、行間から訴えかけてくる語られない部分も奥深い味わいを残す。
普段児童書は手に取らないよ、という方にも是非お薦めしたいです。
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祖父が残した天狗にまつわるノート。それをめぐる4人の小学生の冒険。
児童文学にしてはめんどくさいし、ちょっと中途半端。
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死んだ祖父の「天狗にあふ」というノートの一言。天狗の伝説と現代の少年少女との関わり方が良い感じでした。表紙の迫力もありますが、物語のある天狗の生き様の迫力も良かったので、日本のファンタジーもまだまだ読んでない傑作があるんだなぁと、読メでこの本を知る事ができて感謝です
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もう!たまんない!傑作!児童文学の傑作だよ!
三男が、自分で借りてきて読んで、「母も読んで!」と貸してくれた。正直そんな期待してなかったんだけど…。
日本版ダレン・シャン。
素晴らしいなぁ。
本当にもう、いろんな事が、実は繋がってるんだよな…って、ちょっと瞑想でもしたくなるような…そんな深イィ本です。
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おじいちゃんが会った天狗の真相を探る子どもたち。
過去の天狗のはなしが、現代も繋がっていた。
生命の起源、森の神秘など、ちょっと難解でした。