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これ一冊を読むと、あぁ、これまでの高橋克彦の仕事はこういうことだったのか、と深く納得するものです。
読後、胸の奥が熱くなります。この本に登場した歴史上の人物すべてに畏怖の念を抱きました。
何かをしなくてはいけない、今するべきことは何なのだろう、多くのことを、1ページ読むごとに考えました。
何度も読み返し、その度に心新たにできる本だと思います。
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同著者の東北舞台の小説を読んだ後だと総括みたいで面白い。読んでない人はコレ読むと読みたくなる。といった風な楽しみ方な為、コレ単独だとどうかなぁ。あと時々「それはちょいと思込み過ぎてないかい?」となる箇所も有るが、「そう思う」と記されているせいか、別段悪いという訳ではない。気になる人は気になるかもだが。
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東北出身ながら、その地の歴史を知らない身としては、非常に刺激的な内容でした。また少し、世間を見る解像度が上がったような気がします。
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2013/10 東北3部作は読んだことがあったので、その中味をまとめた内容ということでしたのであまり目新しさはなかったものの、再確認はできました。それにしても東北は中央からの搾取の歴史なんですね。中部地方に住む私としては戦国時代の歴史はよく見聞きしましたが、東北の歴史は高橋克彦さんの小説を読むまで戊辰戦争さえもよく知りませんでした。
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炎立つ、
火怨、
天を衝く、
風の陣の蝦夷4部作の総まとめとしての、高橋克彦のインタビューまとめ。
それぞれの作品からの引用は多いですが、その分、それぞれの作品の成り立ちと時代背景が分かりやすいです。
それぞれの作品を読む前に読んで見るのもいいかもしれません。
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旅行に出かけた際には、その土地の本屋でその土地に
関連した本を買って読むようにしています。
今回3月の3連休で仙台⇒平泉・中尊寺⇒山形⇒山寺
と東北を家族で2泊3日で回ってきました。
旅行は初めて中尊寺と山寺が見れて大満足でした。
途中の山形駅の駅ビルのクマザワ書店でこの本を
見つけて購入しました。
中には、出雲と東北の関係や東北=蝦夷=和=宇宙人
的なちょっと本当かいと思われる疑わしい論理
も描かれてありましたが。
東北の歴史の一部を垣間見ることが
できる内容で面白かったです。
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最も尊敬する作家の高橋克彦の、東北への想いを綴った解説書。陸奥三部作(風の陣を入れた四部作)のファンとしてはワクワクする本だと思い、手に取った。高橋先生の東北への想いや搾取の歴史という解釈については非常によく伝わった。東北人が書く文章ということで主観性が強い部分もあるように思えるが、例えば明治時代の下男に東北人が多いといった部分は事実であり、私自身、無知を恥じた。ただ、本としては過去作からの引用が多く、真新しい部分は少なく、物足りない感じが残った。
また、東北に限らず、正史以外は残らないというのはまさにその通りであり、故郷の光の当たらない歴史を掘り起こしたいという気持ちに一層なることができた。
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高橋克彦氏の熱い東北への想いを込めた蝦夷の魂、東北の歴史、誇り。
古くは出雲の和、大和から追われた国つ神の人々。
歴史的にも、大変面白く興味深い内容。正史から抹消された東北の本当の姿がそこにはあります。
読んでる方も熱くなる一冊。
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自身の東北への想いを著作でしめした
東北大震災後の人々の振る舞いに世界
が驚いた(他人を無条件に思いやる姿)
その驚愕があきらめていた浄土の世界
で世界遺産への登録が叶う原動力だと
著者は感動していく
で、四作品で東北の歴史と蝦夷として
中央に搾取されてた意味を書き連ねる