投稿元:
レビューを見る
「ビズリーチ」という転職サイト、ご存じの方も多いと思います。
2009年に立ち上げられた、前職が年収750万円以上という
キャリアを持った人のみが登録できる、有料会員制の転職サイトです。
掲載されている企業や職種も年収1000万円以上が叶う案件のみ。
“日本の求人サイトの常識”を大きくひっくり返した
ベンチャー企業の社長・南さんを軸とし、
仲間が徐々に加わっていく過程・立ち上げまでの
奮闘・苦難を書いたのが、この「ともに戦える仲間のつくり方」です。
南さんは現在36歳。
若くして楽天イーグルスの創業メンバーに加わるほどのやり手です。
本で読んだ印象でしかありませんが、
とにかくパワフルで、貪欲に人に会い、情報を得ようとし、
自分がいい!と思ったものに対して折れない強さを持っている人です。
このビズリーチの構想にかなりの自信を持っていた南さんは、
サイト構築に必要不可欠なシステムエンジニアを
仲間に入れようと奮闘します。
必ず理解者はいるはずだ、とあらゆる集まりに参加し、
SEと会い交渉しますが、全滅。
100人を超える頃に、あるSEの一人に告げられます。
「あなたはただ、自分のしてほしいことを言ってるだけで、
実際に手を動かして働く者のことなんて考えてない」
「結局、人を道具として見てないんじゃないですか?」
また、会合の主催者にも出入り禁止を言い渡されます。
「南さんの言動には打算が透けて見える。
仲間になろうと言われても、ただあなたに利用されるだけな気がする」
「それって本当に仲間と言えますか?あなたと一緒に仕事をしたくない。
雰囲気を壊すのでもう来ないでください」
南さんが仲間とは何か、を考え見直すことで、
滞っていた事業づくりの歯車が少しずつ回っていきます。
よくあるビジネス書のように社長の一人称ではなく、
第三者の視点で1人ずつ仲間が加わっていく過程が描かれているので、
ワンピースとか少年マンガみたいな読み物としての熱さを
感じられるのがこの本の面白いところ。
南さんはあくまで軸で、主人公は仲間全員です。
ビジネス書は10ページで飽きる私でも3時間で読み切ることができました。
求人業界について、事業づくりについて学びたい人、
社外でいろんなつながりが欲しい人、
仲間と熱く仕事がしたいという人には得るものがあると思います。
投稿元:
レビューを見る
極端な自前主義は夢を遠ざけてしまうことがある。できないことを認め、自分の思いをさらけだすことで最後は自分でやればいいという自前主義を崩すことができる。
価値観が違う人が理解者になることもあるので、やりたいことや夢を会う人全員に語ってみる。仲良くなってから夢を語るのではなく、夢を語るから仲間が集まる
どうしても誘いたい仲間がいるなら、「一緒に~しましょう」という魔法の言葉を使って自分から接点を増やしてみる
なかなか主体性が発揮できない仲間がいるなら発揮しやすい場を作る。少しづつ自信をつけ、コミットしてくれた仲間はいざというときにあなたを助けてくれる
自分の強みに集中し、残りは仲間に背中を預けることでプロジェクトは加速度的に進む
何をやるかよりも誰とやるか
「最初の優秀な人を集めて、それからビジネスモデルは作る」
投稿元:
レビューを見る
「自前主義をやめる」
わかっているのだが、なかなか捨てることができないことだなーと、恐縮ながら今の自分の課題と重ねながら読ませていただきました。
会社を立ち上げる物語が第3者視点で書かれていて、
社長以外にも今回企業メンバーの心情も描写されていて、とてもわかりやすかった。
が、それゆえに感情移入しにくい部分もあったので社長が一人称の物語にしても良いのでは?と個人的には思いました。
投稿元:
レビューを見る
2009年4月に、エグゼクティブ向けの転職市場に特化した日本初の求職者課金型の転職サイト「ビズリーチ」を開設した南氏の仲間作りのストーリー。
「草ベンチャー」の力を借りつつ、能力高き、仲間を集める、南氏の魅力ある人間性、また、変化していく姿が、RPGゲームのようで、ワクワク、ハラハラしながら、楽しめました。
一人では何も出来ない。仲間がいてこそ、やりたいことが達成できる。
当たり前のことを、改めて、理解できました。
投稿元:
レビューを見る
小説仕立てで一気に読める。サイバーの藤田さんの本と似てる。途中途中のステップみたいのは一番最後に持ってきてもいいんじゃないかと思った。ちなみに組織を「チーム」や「仲間」と称する点に共感を持った。
投稿元:
レビューを見る
どう仲間を作るか?
→仲間を信じることは他人の力を当てにすることではなく、ともに戦っていくこと
仲間に任せることは、自分にできないことを丸投げすることではなく、任せた仲間が最高の仕事ができるよう全力でサポートしていくこと
誰にも負けないという部分を自分のなかで確立すれば、それ以外の部分はそれが得意な人にやってもらおうと思えるようになる
投稿元:
レビューを見る
===2016/09/23 佐藤匠======
【概要】
ビズリーチを立ち上げた南さんがどのように仲間を集めていったのかを具体的なエピソードで書かれたもの。
【評価】
80点
【共有したい内容】
「何をやるか」ではなく、「誰とやるか」で物事は決まる。
この文章の意味がよく分かる一冊。
自分1人の力はとても弱い。
いかに自分に足りないところを補い合える人が力を合わせるかが重要だと思った。
しかし、自分に力がないともちろん信用されないし、力を借りることすらできない。
自分が貢献できる強みは伸ばしつつ、それ以外の部分を補ってくれるメンバーを探し、自分の背後を任せられる人を増やせば増やすほど、強い組織になっていくと感じた。
【読んだ方がいい人】
組織ではないと達成できない目標を掲げている人
【悪いところ】
・仲間を作るといってもただ単にお互い依存しあう関係性になっては良くないと思う。
本の内容には明確には書いていないが(感じるしかないが)、もっと言及してもいいかと思った。
【どういう時に役に立つか】
強い組織を作りたいと思い、自分の力だけだと達成できないと考えたとき。
【自由記述】
想いを持ち、人に響く言葉を言える南さんが中心になって作ったビズリーチ。
最初は、自分の力を過信しすぎたが、それだけではだめだと思い、人に頼ることも始めた。
必要な人がその時々におらず、何度もあきらめそうになったが、あきらめずにつづけた結果、必要なメンバーが時間をかけてそろってきた。
仲間を作るといってもすぐにできるわけではなく、言葉に出しながら継続していくなかで集まってくることを理解できた。
【合わせて読みたい】
特になし。
投稿元:
レビューを見る
ビズリーチの創業物語。
ビズリーチさんは会社で採用やっていても、
ちょっと面白そうだと注目していたこともあり、
起業するまでにどんな苦労があったのかなと興味本位で読んだ。
仲間のつくり方というタイトルから、
方法論に近い感じで書いてるのかと思ったが、
かなり物語っぽく面白おかしく書いてあって読みやすい。
が、徹夜や泊まり込みや衝突やら色々書いてあって、
やっぱり起業するのはそれだけ大変なんだなと感じる。
でも、それだけ大変な状況であったとしても、
一緒に同じ方向を見て突き進んでいける仲間がいるというのは、
何よりも創業者の能力なのではないかと思う。
最初は誰も聞いてくれないくらいの状況から入り、
それでも続けて少しずつ一緒になってくれる仲間が増えていくのは、
大変だった分喜びも大きかったんだろうなあと思った。
自分もお客さまのところに常駐して、
少しずつでも自分の言っていることを分かってもらえたり、
信頼してもらえたり、一体感が生まれたりといったことがあると、
やっぱり仕事しててよかったと思うので、
それが起業となるともっと嬉しいし楽しいんだろうと思う。
【勉強になったこと】
・自分が「いい」と思える人に巡り会えるときはそんなにない。
いいと思って声をかけられないのであれば、
それは恥ずかしいとか勇気がないのではなく、
本当にそのビジネスをやりたいと思っていないだけ。
そもそも声をかけても一緒にやってもらえないこともあるので、
まずはたくさん声をかけるべき。
採用と同じだが、ここは確率論も絡むので、
どんな役割の人が何人必要となったら何人に会わないと
いけないかを計算してもよいかもしれない。
・リーダーシップとは、必ずしも表に立って推進する
わけではない。後ろから目的に向かって率先して
フォローするのもリーダーシップがあると思ってよい。
要するに、主体的に動けるか動けないかが
リーダーシップがあるかないかの違い。
・実際にやることが決まったら必ず期限を切ること
期限を守れないのは状況によってはやむをえないこともあるが、
何故期限を守れなかったについて反省をすべき。
仮に期限も決めずに仕事をしているのであれば、
それは仕事に対してコミットしていないのと同じかつ、
その仕事に対して向き合っていないのと同義。
・「何をやるか」も大事だが、「誰とやるか」はもっと大事。
自分に出来ないことをしっかりと理解して、
出来ない部分を出来る人が誰なのかを明確にすること。
投稿元:
レビューを見る
著者の南壮一郎氏は、株式会社ビズリーチの創業者で代表取締役社長です。
著者の、立ち上げに至るまでの実体験をもとに、著者が大切にしているチームワークや人間関係について語られています。
私が特に印象に残っている箇所が2箇所あります。
一つ目が、南氏が仲間になってほしいと伝える場面。
相手に全力で気持ちを伝える様子が描かれており、積み重ねてきた信念や、必ず成功するという覚悟が文面からも伝わってきました。実際に南氏から想いを伝えられた方は、文章の数倍は感じるものが大きかったでしょうね。
二つ目が、南氏が自身の大きな気づきとして述べている、「誰と仕事をするか」の重要性について。
私も起業当初は、まず仲間を探すところから始めましたので、とても身近に感じられました。
将来起業を考えていらっしゃる方には、是非ご覧頂きたい本です。
投稿元:
レビューを見る
起業する時に役に立つかなと思う。会社って、同じ志を持った人で集まって作るものだと思っていたけど、それだけではなく自分の不得意な分野の仲間を集めて、お互いの欠点を補って良い会社を作るって発想もあるのか、と気付くことが出来た。人を信頼し、各自の得意分野を伸ばして発展していく方法は、とても効率的だなと感じた。もし自分が起業する時は、各分野に秀でた人を仲間にしていきたいなと思うし、その分自分も人に背中を預けてもらえるくらい何かの分野に特化していけたらと思う。
いまは自分得意分野を模索する発展途上の時期だなと改めて感じることが出来た本でした。
投稿元:
レビューを見る
ビズリーチ創業者の南さんの自叙伝になります。
立ち上げ当初の話が赤裸々に書かれています。
どんな事業でもそうですが、起動に乗るまでは、
多くの人から否定され、逆風に立たされることが当たり前で、
その奮闘記がリアルに綴られています。
それでも最後は、自分のビジョンと、圧倒的な行動量が、
人の心を動かし、ビジョンを共に実現する力強い仲間を生み、
不可能な道も可能にしていくのだということを教えてくる1冊です。
投稿元:
レビューを見る
仲間がいることの大切さ、そして仲間と力を補い合えることの力強さ、そんな仲間を作るために必要なことを学べる本でした!
テクノロジーが進化して、AIが進化しているこの時代だからこそ、仲間の尊さがより伝わってきました。
何か動き出したい人にはぜひ読んでいただきたい本です。
投稿元:
レビューを見る
ビズリーチ創設時の仲間の集め方。巻き込まれ方を書いている。総じて伝えたいことは、巻き込み、巻き込まれようの精神。
投稿元:
レビューを見る
ビズリーチの創業の話。南さんのビジョンにみんながついてきて、出来上がっていく。これだけの熱い想いを持って周りを巻き込むのがすごい!これだけのひとになっていきたい!
投稿元:
レビューを見る
リアル・麦らわらの海賊団(比喩です)
こんな生き方してる人がいるなんて!と価値観をぶっ壊された本。文体も読みやすいのでおすすめです