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政治物の小説はなかなか手に取りにくい。万が一、自分と違うイデオロギーの持ち主が作者だったら読むのが苦痛になってしまうからだ。そんな不安をこの小説は見事に払拭してくれた。しかも重い命題のはずの北朝鮮問題をオフザケにまで昇華してしまった。文体が軽くて内容も軽く受け取られがちだが、よく考えてみると結構作者は深く考えた上でこういった文章にしているようだ。実名に近い政治家たちがワンサカ出てきて、出てきたみんながどこか笑いを含むキャラになっている。真実を突き詰めれば意外と政治ってこんなもんかもしれないなと、笑いながら読了。
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「ごめんなさい、僕達実は二軍なんです。もう無理なのでホンモノの内閣に来てもらいます!」と、現役総理大臣が国家の危機に際して発表する・・・と、無茶なこの設定だけで半分勝ったようなものですが、バカバカしくもさくっと読めて、最後は少し考えるような、そんな読後感でした。
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日本の非常事態に「影の内閣」が立ち上がった―――そんな、ありえない展開から物語は始まる。
ありえない内閣の人員に都合のいい展開。物語だからこそありえる事態のなかに混じる本当に居そうな人たち。まさに現実世界のパロディとしかいえない小説。
自分たちが呼び出して任せたくせに、任せてしまえばあとは知らんとばかりに批判を始める議員の姿は本当にそのものだと個人的には思う。某新聞社だとか某党首の方が声高々に言うあれこれに対する突っ込みはまさにその通りなのよね。日の丸君が代問題だってこの本に書いてあるとおりだと思う。こういうことをはっきりといってくれる議員さんが現実に居てくれたらいいのに。
ところで、最後の辺りには空気になってしまった半田氏は考えを変えたのだろうか。何を言われてもかたくなに自分たちの都合がいい事だけを取り出す辺りが某新聞社らしくてイラッとする。そこがまたリアル。
評価は4と迷ったけど、最後が駆け足な印象を受けたので3で。最後の辺りはもうちょっと書き込んでくれても良かったかなぁ。ようやく北朝鮮に乗り込むというところでページ数がほとんどなかったけど、一応ハッピーエンド?で終わってよかった。帯には胸が熱くなるとあったけど胸が熱くなる筈だった場所はさらりと流された感じ。
政治パロディ、もしものはなし、あったらいいのにという意味では面白かった。本当にこういう内閣がいるなら喜んで選挙に行くよという人が増えると思うのだけど。
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影の内閣が実はいて、破天荒ながらも日本の危機を救うはなし。
嫌いではないけど、そこまで入り込めなかった。
いろんな大臣がでてきて、ちょっとごちゃ混ぜになる。
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溜飲が下がるとはこのことです。
二世、三世のボンクラばかりがはびこる政治の世界で、実はこのボンクラ内閣は二軍で、一軍は京都にいる本格派チームだったという夢のようなお話。
二世、三世のボンクラ及び諸外国のヘッドがほぼもろ名前出しの状態で語られるこの話、少し前に発行されたもののようですが、
まさに今の状況を言っているとしか思えない…。
こんな一軍が諸外国を相手に一発かっこよくやってくれたら…本当に溜飲が下がることだと思います。
最後は歴史は時として、たった一人の肩にかかってくる時がある…と、意外な涙を誘う展開です。
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20130818
●よその国を憎んだり蔑むことでしか培えない愛国心は間違い。
●祖父の代で恨んでいるのだから、お前たちも日本を憎めというのは教育とは呼べない。
●戦争の究極の目的は相手国の憲法にてをつけること。内政干渉。
●サザエさんの幸福。
●アジアの歴史における不幸は、産業革命で先んじたヨーロッパ諸国とアメリカの進出に始まった。列強の圧力がなければ東アジアの平和は保たれていた。
●自分のことは自分で考えんと、誰も助けてくれないのが国際社会。国益を考えずに正義に動いた国は歴史上ない。あったように見えるのは後付けの正義。為政者にとっての正義は国民の生命と財産を守ること以外にない。他国のために自国民の命と生命を脅かす為政者こそ間違っている。
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北朝鮮が、日本に向けた中距離弾道ミサイルに燃料注入を開始した。中身は核なのか。打つ手なしの総理は、国家の危機を予測し、密かに準備されていた「本物の内閣」に政権を譲る。果たして、その実力は?
政治をテーマにした小説はあまり読んだことはないが、本作は肩が凝らずに楽しめた。実在の人物をこれだけおチョクって大丈夫かとも思うけど、この程度で目くじら立てるようじゃ政治家なんてやっていられないだろう。
(C)
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史上最強の内閣のやり取りの感じが、東京では放送されないので、人づてに聞いたことがあるテレビ番組「やしきたかじんのそこまで言って委員会」の雰囲気に似てる様な気がします。、現実離れしてるけど、登場人物のもじりなどは、かなり笑える。
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おもしろかった!
ページめくる手が止まらんかった!
読んでて痛快!
現実の人物、会社のモジリ方!(笑)
そして、史上最強内閣のキャラクターが素敵すぎる!
過去の偉人からモジられてて、なんか…やっぱ今の日本を彼らが見たらどう思うのかなーとか、考えた。
諜報部員の合い言葉、じんと来る。
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とにかく面白い!
政治もので、こんな政治家が居たら……というのでは、キムタク主演のドラマ『チェンジ』があったけど、この話はもっと現実的!
でも、ハチャメチャで、愉快痛快!
ゼッタイに読んで損はない!
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オモロイ。途中では、政治の話も出てきてそれなりに知識にもなる。ちょっと右寄りだが、今の多くの国民は同じ感性ではないか。終わりかたもいい。
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いろいろ思うところはあるけれど、私は好きだなぁ。
この作者さんの本、ちょっと続けて読んでみよう。
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抱腹絶倒!?
最低の支持率、そして北朝鮮の核ミサイルの危機を前に、浅尾内閣の決断は!!
日本のトップシークレットだった「闇の内閣」、京都から二条総理が前代未聞の上京。
こんな内閣あったらいいなぁってことで、二条内閣の閣僚たちも現政権の二世議員たちとは比べものにならない切れ者揃い。
難局に際し、痛快なやり口で世界を圧倒させる。
新聞社とテレビ局から精鋭2名が選出。二条内閣の歴史的記録を依頼させる。
まさしく、究極の劇場型内閣!?なんちって(笑)!!
現実の日本政治への真摯な批判をエンターテイメントで示した感じです。
イケイケでこれほどうまく世界が回るとは思えないけど、楽しく気持ちのこもった政治家たち、いてもいいんじゃないかな~(笑)。
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日本の危機の時に、影の内閣が出てきて日本を救うというお話。
話はくだらないけど言ってる事は、スジが通ってるんだよね
政治にも時にはユルさが必要なのでは?
シン・ジャンナム嫌いじゃないな
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実は京都に裏内閣があって緊急事態のときだけ出てきます…って話。
「戦争の究極の目的は相手国の憲法に手を付けること」