紙の本
とてもライト
2023/03/01 02:48
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすいです。
文章も軽妙で、時にクスッと時にしんみりと、不思議な設定はありますが基本的には青春もの。
ゆかりくんとうさぎさんのやりとりが面白い。
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これも何かの縁であったお話。
良縁で結ばれる男女。
友誼の縁で繋がる友。
血で繋がる家族の縁。
切って告別死人の縁。
良いお話だった。 心に染み入る物語。
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大学の自治会役員であるゆかりがしゃべる白いうさぎと出会う。
うさぎは人々の「縁」をつかさどる神様のようなもので、ゆかりはうさぎと一緒に恋人や友達、家族などの縁を追っていく。
優しさにあふれた、ハートフルストーリー。
いやぁいい話だった。
軽快な切り口、くどくなく素直に笑える会話やシチュエーション、奇をてらわないストーリー。
若干の癖はあるものの、安心して読むことができます。
表紙も可愛いしね。うさぎさんも微笑ましいし。
誰に対しても無難にお勧めできる、いい作品でしょう。
・・・だがしかし、作者は野崎まどである。
以下ネタバレを含む。
野崎まどと言えばデビュー作の「[映]アムリタ」や集大成である「2」をはじめとした、読者の裏を書き奇をてらいまくる作者。そしてそれが最大の魅力です。
ジャンルは違うけれど、電撃文庫から出た「野崎まど劇場」もそれは酷いものだったしね(注:褒め言葉です)。
それが一転、今回はどの話もハッピーエンド。胸が温まるいい話。
確かにいい作品だったし、作者を知らずに読んだら十分な満足感を得ていたと思う。
だけど、野崎まどに求めているのはこれじゃないんだよなー。
どんなどんでん返しが待っているのかとドキドキしながら読んでいたら、結局何もなく終わってしまった。肩透かしを食らったというか。
アムリタで最終章がなかったようなもの。こんなのアムリタじゃ、野崎まどじゃない。
繰り返すけど、決して作品が悪かったわけじゃない。
いつもより抑えめではあったものの笑えるシーンは多かったし、みんなで自転車作って届けるところや親子が再会したところなんかは大好きだ。
でもなー。違うんだよなー。
野崎まどには野崎まどにしか書けないものを書いてほしかった。
集大成である「2」を書き終えたことで、これからは違う方向へ向かおうとしているのか。
そうであるなら、少し寂しい。
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縁のお話
あまりにも今までの作品と毛色が違っていて
あれ?自分は今、野崎まど読んでるんだっけ?
と困惑してしまった
だからといって内容に文句があるわけでもなくほっこりした
少し楽しみにしていた作者紹介欄が意外な程普通だったのが残念
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野崎まどが「普通」のハートウォーミングな作品を出すということ自体が普通ではない。前作の「2」を終えて、新たな領域に踏み出すのか、ただのクッションとして用意したのか…。
内容としては普通の出来。クスリと笑う場面がいつもどうりな感じ。
というか今までの作品に共通していた「ひっくり返し」が無いまま最初から最後まで通した印象。
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野崎まどっていうことだけで、
この作品の感想を書こうとすると
どうしてもネタバレっぽくなるので、
とりあえず未読の方はご遠慮ください。
結論だけ先に申し上げると、僕はこの作品を支持します。
とりあえず読み始めとしては
「なんてMW文庫らしすぎる作風なんだ!」
って言う感想。
今までの野崎まど作品を読んでる人間からすると、
拍子抜けも良い所な良質クオリティ。
とても同じ人間が書いてるとは思えない。
だけどそれは、野崎まどを知ってるからこその驚き。
野崎まどファン的には、いつもの捻くれたコメディパートや、
最後に必ず来るどんでん返しを期待して読んでるはずですが、
その期待は全て裏切られます。
つまりこの作品自体が、野崎まど作品史上におけるどんでん返し。
その裏切りに対してきっと批判も出るでしょう。
だけど個人的には、野崎まどがこんな純粋に感動できる、
毒の無い作品を、世に送り出せる事を評価したい。
ただ、」この評価はこの作品だけに送るものではない。
きっともう気付いてる読者諸兄もいるでしょうが、本当に恐れるべきは、
次回作以降、野崎まど作品を読むときに、
どんでん返しが来ない可能性をも警戒しなくてはいけないという事。
つまり今までの『野崎まど=どんでん返し』という公式は崩れ、
また不意打ちの様に、いつくるか解らないどんでん返しを楽しめる。
個人的にはここが評価ポイント。
もちろんこの作品が純粋に気持ち良く楽しめたのは事実。
だからこそ、毒の無いまどと、毒のあるまどが、
どちらでも面白いのにどちらか解らないという状況が、
否が応でも次回作の期待を高めるのである。
いやいやお見事な心理戦。さすがです。。
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久しぶりの表紙買い。うさぎが可愛くて…
読み終わって、ほんわかとする本でした。
2巻目希望します。
うさぎさん可愛かったわぁ。
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まど作品なので買いました。これまでの作風から、何時誰がどんな目に会うか分からないなとビクつきながら読み始めましたが、作者の持ち味であるコメディ部分が多く、オチもひねくれず素直に一つ一つの話が閉じてて拍子抜け。
森見作品の大学生活から男成分を減らしたような感じで、こういうのも書けるんだなー、とスラスラ読めました。続き出るなら読みたい
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愉快なうさぎさんとの切なくてちょっぴり泣ける話。何が心に残るというわけではないんだけれど、所謂ハートウォーミングな話で、読んでいる最中は涙が出てきた。
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読んでいる途中、これが野崎作品であることを忘れていた。なんとほのぼのほっこりな作品なのか。
特に二話が良かったな、阿呆な大学生らしくて
眼鏡を上げるだけとかどんだけだし♪
台詞回しは相変わらずの切れ味!
爆笑ではないけどニヤニヤできる
「2」で総まとめやっちゃったから新しいスタイルを模索し始めたってことなのかな
まだまだ注目だな
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何といってもかわいい表紙に惹かれました!
かわいい「うさぎさん」がいるうえに、その「うさぎさん」がしゃべりだせば、もう癒されまくりです。
ハートウォーミング・ストリー❤です。
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2013 5/22(くらい?)読了。Amazonで購入。
野崎まどの新刊・・・にしては、拍子抜けと言ってもいいくらい、タイトルと表紙に偽りのないなんかハートフルな話。
人の縁を見たりつないだり切ったりできるウサギに遭遇した青年が、自分も人の縁が見えるようになり、色々奮闘したりする話。
最後の1話、死人との縁は非常に強い、っていう描写の部分の怖さはちょっと野崎まどらしさもあったけど、全体的にはどんでん返しもそんなになく、あれあれ??
むしろ次に出す小説の中でこれのどんでん返しがあるんじゃないかとか疑ってしまう・・・。
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これがまた「2」のようにつながるであろうことはわかってる。しかしそれにしても面白くなかった。シュールな笑いは健在。
思ったけど一度手の内がばれている以上、また「2」のような展開はこないのでは。ちなみにそのときのタイトルは「Re:2」だと思う。
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考える事もなかったけど、いろんな縁がのびてるのかもね…と思えた作品でした。可愛いだけじゃないうさぎさんが私にはツボ。
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野崎まどとは思えないハートウォーミングっぷりに微妙に拍子抜けしつつもタマにはこういうのもアリだよねと、いやだって野崎まどもこの路線かよとか野暮な批判いかにもありそうだしなー。
とまれキャラもいい感じなんで素直に続編に期待したいところ。