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前から気になっていた一冊。
職場で大切にされている『自己肯定感』について書かれた本。
乙武さんの常に明るくそして自分を愛していて自己肯定感の高さが伝わってきて、私自身もしっかりしなきゃと思わされた。
私自身自己肯定感が高くないと思っている。だから、読みながらところどころ自分のことを言われているような部分もあってつらかった。
しかし読み終えた今は自分を愛しがんばっていこうという気持ちが芽生えた。
良い本でした。読んでよかった。
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五体不満足の作者乙武氏の自己啓発本。
自らが五体不満足でも不幸を感じないのは自分を愛することができているからだ、という主張。その源泉や効果を「息子」「教師」「父親」のそれぞれの立場から描いている。
教師としての活動もしているから文章は非常に平易で理解しやすい。それでいて日常がありありと描かれているので楽しく読むことができる。
自分を愛する、ということは自分ひとりの力では難しくて、親や周囲が「それでいいのだ」というありのままを受け入れ、肯定することが大きな心理形成に起因する。なるほど若者の就活うつが問題になるのも、不況下での成功体験や年配者の自己責任圧力に関係しているのかもしれない。団塊Jr(1974年生くらいの年代)がメンタルヘルスに不調をきたすのも、やはり高校生くらいまでは努力と成功の強い因果関係の存在を価値観のベースとして育ったものの、バブル崩壊で大企業がバタバタ倒産していく中で、努力の空しさや世の中の無情を味わったからなのだ(親も教育ママとして子供にプレッシャーをかける存在であったのがメジャーだった)。
五体満足であれば、みな同じ能力と思われている健常者がむしろ不幸なのではと感じるくらい乙武氏は強い自己肯定感を持っていることが伝わってくる。そもそもできないことが多い乙武氏だからこそ、他人をうまく頼ったり、小さな成功体験を積み重ねることができた。そう思うと、他人と劣後しているように見えるものでも、「それは人と違うだけだ」と受け止めることが自分にも相手にも世界が広がるきっかけになるだろう。
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素直にいい本です。乙武さんがどのように育てられてきたかよくわかりました。彼の生徒指導や子育てに対する姿勢にも共感が持てます。読んで見て損はしないと思います。
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自己肯定感=健全な自己愛
刷り込まれてきた既存の価値観がどんどん崩れていくと、今迄の自分は、自らの目で物事を見て、自らの意思で考えることをしていなかったことに気づく。→逞しい芯が出来る
知識の集積ではなく自分なりの考え方
違いに如何に寛容になれるか
みんな違ってみんないい
教育とは何をしてあげたかではなく、どう成長したかが重要
世間一般の価値観に振り回されない
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本書のテーマは自己肯定感。
悪い子なんかいない「大人にとって都合の悪い子」なだけ。
「困った子」なんていない。その子が「困っている」だけ。
まずは自分の子供の話をたくさん聞いて、たくさん愛してみようかな。
2013.10.11読了
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氏がどうして自己肯定感を育むことができたかや、自身が教育する立場になっての実体験な綴られている本です。
これを読んで自分を愛せるかはさておき、良くも悪くも実体験なので、よくあるハウツー本のような押しつけがましさのようなものがなく、とても読みやすかったです。
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タイトルと著者からして、おもしろい気しかしなかった。
結果、めちゃくちゃおもしろかったです。感動した。
このひとほど人間に対してやさしいひとも珍しいやろう。
自分にはできないことが隣のひとにできて、隣のひとにできないことが自分にはできる。こういう感覚は、一生忘れたくないなあ。
この考え方をもっと研ぎ澄まして、まわりにも説得力をもって話せるようになりたいと強く思った。
乙武さん、ありがとう。めっちゃしゃべってみたいと思った。
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論旨明快。分かりやすくて爽快感のあるいい本でした。
あたしの中にある自己肯定感は親のお陰だなぁと実感。いろいろやらせてきてくれたし、親の意見と違う時は、なぜそう思うのか、ちゃんと考えさせてくれた。
仕事でも後輩に引き継ぐ時も、なんで?ってことを絶対大事にする。回答をすぐには与えない乙武さんの子育てとちょっと似てる気がした。
遠回りしてでも自分で考える。いつも行動には理由がある。それってまさに自分の人生って感じだな。
子供をもつのはいつの日かわからないけど、のびのびと考えさせてあげる、ありのままを受け入れる親になりたい。
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電子書籍で購入。私と同年代の著者の、実際の経験を通して語られる教育論。自己肯定感が大事という考えは特に新鮮ではなかった。障がい者の不利や不幸を感じたことなく明るく生きてきた著者だが、自分の子供が扇風機に手を突っ込みそうになったのを助けることができないことを感じた時、初めて苦しさを感じたという。子供に対しての無力感はどんな親も感じることの一つかも知れない。1人の同世代のエッセイとしては楽しめた。
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母から勧められて読んでみた。
うまく感想を書けないが、いい本だった。
自信はないが自己肯定感が高い、というのが私の中ではピンときた一言だった。
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自己肯定感がなぜ大切か、どうしたら子どもの自己肯定感を育むことができるかを、息子・教師・父親としての著者の経験から述べている。
「子どもの個性を認める」というのは、言うは易しで実際には難しい。
しかし難しいことを自覚した上で、子どもを見守る勇気を大人が持つこと、そして子どもを大切に思っているというメッセージを積極的に発信していくことが第一歩なのかなと思いました。
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自己肯定感というと「愛される」「受け入れられる」こととともに語られるけど、「自分で考えさせてもらうこと」も同様に大きく関係しているのだなあ。
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自己肯定感を持つことの重要性を乙武さんの経験を通じて書かれている。
読みやすいから、初めて新書にチャレンジする生徒に勧めたい。
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「自己肯定」これを、これほど声高に言って、嫌味に聞こえないのは著者ならではですね。(ってこんなこと言うこと自体、ストライクゾーンの狭い思考なんですよね)
失敗を許容しながら、子供を育てるって本当に忍耐ですよね。
言えばその場は失敗しない、でも、それだと「理解」はしない。
わかっちゃいるけど、口がでる。
反抗期になれば、尚更、アタマにもくる。
あ、でもその時は著者とお母様も普通にケンカとかしていたのですね、ちょっと安心(?)です。
迎合せずに自分の思考で生きて行くということは、世の中で生きて行く力を身につけることですよね。
もちろん、育て方も大切ですが、やっぱりそういう生き方を見せる
に尽きるのでしょう。著者をみていると痛烈に感じます。
「五体不満足」よりずっといい本だと思います。
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「自分を愛する」というと、「自分に自信がある」という事かと思っていましたが、そうではありませんでした。自己肯定感について、自分自身について考えされられる本でした。