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最近お気に入りの近代を舞台にしたファンタジー。主人公は勝ち気なお嬢さん。てったって、田舎暮らしのどこにでもいる魔女(この少しの嘘から広がる世界の広さが本作の深みを作り出している。)が世界的な魔術問題に巻き込まれていく、シリーズ導入の一冊。旅立ち迄がグズグズしちゃうけど、旅立ってからの展開は見処多し。
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ファンタジックな表紙と題名からは想像できない、意外とハードな展開にドキドキしながら読み進めた。
魔法のある世界の19世紀末のアメリカで、カリフォルニアからニューヨークまで、魔法使いの男女二人の逃避行である。
主人公の魔女エミリーは、ひょんなことから手のひらに奇妙な石がはまってしまい、なぜかそのために追われる身となる。
おぞましい敵に追われつつ、頼りとする人々もすべて疑わしいという孤立無援の二人なのだが、そんな中でも、エミリーのたくましさと前向きな姿勢が、絶望的な場面をなんとか切り抜けさせる。
彼女と共に追われることになるスタントンという男の魔法使いが、最初は田舎者のエミリーをバカにしたいけすかない男だったのが、だんだんエミリーといいコンビになっていくところがベタな展開とはいえ、おもしろかった。
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あらすじと表紙絵で選びましたが、思ったよりロマンチックな展開も少なく物足りない感じでした。
エミリーとスタントンに年齢差があったのが、最後のプロポーズに入ってから分かって、思わずそんなことどこかに書いてあったかと読み直してしまいました^^;
説明が多い割には、エミリーとスタントンとの魅かれ具合にはあまり説明をさいてないように感じました。
<バスルパンク>という考えは面白いので、本書が長編デビュー作だそうなので、次回作がでればまた手にとってもいいかと思ってます。
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2011年のネビュラ賞の候補作にもなった『The Native Star』の翻訳版。
この邦題とカバー絵、やめてくれ!!!w
買うのが恥ずかしかったぞ…。
英国パラソル奇譚シリーズのゲイル・ギャリガーお薦めの作品。
600ページ越えの文庫であったが、一気に読めた。
7月に続編が発売されるらしい。
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直球ど真ん中の分かりやすく楽しいファンタジィ。
様々な事件がテンポよく起き、飽きることなく一気に最後まで読ませる。
ロマンスについても、上品でさっぱりとした爽やかさ。
後書きによれば、続編もすでに3まで書き上げられているそうな。
続き読みたいなー。ハヤカワさんはちゃんと出してくれるだろうか。