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うつろい、変化していく日常を悩みながら歩んできた主夫マンガ完結。
日々は過ぎてゆく。今作品の主人公米田達郎は1巻から造形師になるという目標のもと、嫁との共同生活を過ごしていました。そういった作品だからこそそちらの道で何かしらの結果を描くのかなと思ったんですが、なんだかんだ日常の中に埋れていきました。達郎と嫁の生活の中にはたくさんの日常が詰まっており、その中で達郎の悩みながらも一歩一歩進んでいく様には他愛もない日常の中でウジウジ悩んでしまう自分にとって親近感の沸くものでした。最後の話では、止まってしまった者と歩んでいる者の姿が描かれましたが、リーチマンである逹瑯だからこそ出せた答えでもあるのがなんとも哀愁が漂っていた。見る人によっては言い訳がましいような気もすると思うけど、ちょっとした言い訳をもってでも進まないといけないことってありますからこんなもんでいいんでしょうね。
達郎がこれから造形師になるにしろならないにしろ日々の生活は続いていくわけで、その暮らしがまた少し見れたら嬉しい限りですがリーチマンとしての役目はここまでだと思いますから良い終わりなんでしょう。大変興味深く面白い作品でした。俺も嫁が欲しい!