投稿元:
レビューを見る
我々のむき出しのエゴが産科の医師をどんどん減らしていっている。自ら首をしめる愚が何ともやるせない。瀬戸際に立たされた周産期医療、絶対的に足りない産科の医師。日本の置かれている身の毛もよだつ厳しい現実がこれでもかと言わんばかりに叩きつけられる。終章ではほんの微かではあるが薄明かりが差しこんでくる。課題山積ではあるが、それに果敢に立ち向かっている人もいるのがせめてもの救い。そんな人たちの阻害要因にだけはならないようにしたい。
投稿元:
レビューを見る
日本産婦人科学会の元理事長であった吉村先生。
理事長を務めていた2007年~2011年の時期は、産婦人科にとってはとても大変な事件が立て続けにおこっています。
この時期に産婦人科学会は、さまざまな点で対応が迫られました。
少子化問題を解決するためにも母子の安全を担保できる医療をこれからも提供していただきたいと思います。
赤ちゃん誕生の瞬間ほど、深い喜びはありませんから!
http://ameblo.jp/nancli/entry-11793916758.html
投稿元:
レビューを見る
◯著者の業績の記載がメインの書。
◯さすがに少子化対策に出産育児一時金と妊婦健診公費負担が大きく寄与していると書かれたのは、いささか偏った見解に感じた。
◯若干古い本ではあるが、今後の課題の部分について、NIPTなどの現在の課題を捉えたものになっており、さすが業界を担ってきた著者だのと感じた。
投稿元:
レビューを見る
出生率が上がっても、人口が減っている現状、産める女性が少ないという点を考えると、あまり意味がないという話は迂闊だった。全く気が付かなかった。◆◆産婦人科の過酷な環境の改善、主治医制度の問題も考えさせられる。◆◆大野病院事件の背景もようやく理解した。検察の杓子定規な法律の運用は、法匪そのものだ。◆◆羊水検査のことも、異常がみつかって産むのが3%しかいないという現実か…◆◆属人的な運用が、働きにくくしているんだよな。