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習慣のメカニズムについて分析、解説した本。「きっかけ」と「報酬」が相互につながると、強力な期待や欲求が生まれ、この欲求が習慣の原動力であるとする。行動心理学の分野で書かれている他の本と内容が重複する部分も多いけれど、1つのテーマに絞っている分だけわかりやすい。
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習慣は思っているよりももっと深くしみついているものらしい。個人の習慣も、企業の習慣も、社会の習慣も。
新しい習慣を取り入れたい時、習慣を変えたい時、習慣の仕組みを知っているとそのヒントになるらしい。
習慣の仕組みは面白かったし、興味深い話や具体例もあったけれど、もうとにかく長い。ダラダラと長かった。それが苦痛でした。
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書名を見たとき、「意識が変われば行動が変わる。行動が変われば・・」的なありきたりの自己啓発本かと思ったが、中身に目を通してみて、その内容の盛りだくさんぶりに感動した。これはお得な本ですよ。
「習慣」というキーワードで、個人の行動、組織の行動、社会の行動を良い方向に導くかということを、様々な事例とともに取り上げる。
まず、個人の行動(習慣)については、
習慣は、きっかけ→無意識のルーチン→報酬という一連の流れで構成されるので、きっかけと報酬の結びつきを無意識の欲求として感じれば(報酬欲しさにきっかけが動機づけられれば)、習慣がループ化する。
また、依存症などの習慣を変えるには、きっかけを自覚させ、別のルーチンを埋め込むことができれば、改善させることができる、などなど。
組織の行動(習慣)については、
アルコアを生まれ変わらせた一つの行動とは何か。スターバックスの教育プログラムはどうやって店員の意志力を高めるのか。ロンドンの地下鉄火災を招いた組織の習慣とはなどの事例を交えてわかりやすく語られる。ターゲット社のデータ分析は、習慣というよりビッグデータの話で、顧客の行動からニーズを予測して先回りすることができるというもの。
最後、社会の行動(習慣)については、
公民権運動のきっかけにもなったアラバマ州モンゴメリーの黒人のバスボイコット事件について、なぜ、ローザ・パークスの行動だけが、多くの黒人を巻き込み持続的な活動に広がっていったのかを分析する。
てなわけで、僕的に関心の高いいろんなネタを一冊にちりばめていてくれて、ほんと楽しませていただいた一冊でした。
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極めて示唆に富んだ内容。
ルーチン、きっかけ、報酬 という構造と、信じる力による継続。
まずは自身の不適切な習慣の改善に適応するとともに組織の運営に反映させること。
特に、コルツのトニー•ダンジーの逸話は秀逸。
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日頃何気なく習慣として行っている行動を、別のもの(例:英単語の暗記)に置き換え習慣化することで、スキルアップやダイエット等の成果を出すことができると言う内容。
試してみるとわかるが、一度、習慣化するとこれまで苦になっていたことも、比較的少ない抵抗感で済んでしまう。
色々なものに適用してみよう。
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きっかけ→ルーチン→報酬
きっかけと報酬が相互につながると、強力な期待や欲求が生まれ、やがてそこに一つの習慣が生まれる
クロードホプキンスのコピーの原則 ペプソデント
1シンプルで分かりやすいきっかけを見つけること
2具体的な報酬を設定すること
ファブリーズはよい香りがするうえに、悪臭を消すこともできる
欲求という感覚、つまり見た目を整えると同時によい香りにしたいという欲求を生み出して初めて、ファブリーズはヒット商品になった
消費者にはその製品が効いているという何らかのシグナルが必要
練り歯磨きにはひんやりした刺激さえあれば、口の中がきれいになった気がする
シャンプーの泡立ち
習慣は、同じきっかけと同じ報酬を使えば、新しいルーチンを入れ替えることができる
キーストーンハビット(小さな勝利)
成功の秘訣はすべてのことを完璧に行うことではなく、いくつかのカギとなるものを見つけて、それを強力な梃子にすることにある
意志力は単なるスキルではなく、筋肉のようなもの。腕や脚の筋肉と同じように、使えば使うほど消耗し、他のことをする力がなくなってしまう
人はなじみのあるものを好む
ヒット曲は、そのジャンルを代表する"らしさ"を持っている
私たちの脳は無意識に分かりやすさを強く求める=思わず聞いてしまうスティッキーな曲
私たちの脳は、すでに聴いたことのあるものに似ている音のパターンを好む。
重要な音と無視しても差し支えない音を無意識のうちに分けるよう、私たちの耳は習慣づけられている
パターン認識 どの情報に注意を払い、どの情報を無視するかを脳が決めるのを助けている
古い習慣にくるむ
新しいものを古い衣服に包むこと、そしてなじみのないことを、なじみのあるものにすること
新しいものを既存の習慣のように見せかける cf.内臓肉キャンペーン vs フードピラミッド
サンドイッチ方式 cf.「ヘイ、ヤ」のヒット
ヒット曲とヒット曲の間に入れて聴かせる
社会習慣を変える
①友人とのあいだの社会習慣、そして親しい知り合いとの強い結びつきから運動が始まる
②その運動がコミュニティの習慣となり、隣人や仲間たちをまとめる弱い結びつき(ピア・プレッシャー)のちからによって拡大していく
③リーダーが参加者に対し、新たなアイデンティティや当事者意識を感じられるような、新しい習慣を与える
ピア・プレッシャー 集団の期待に人々を従わせようとする社会習慣
習慣とは脳が反射的に従っている機械的行動
きっかけ、ルーチン、報酬で習慣を特定する
変化の枠組み
①ルーチンを特定する
②報酬を変えてみる 本当に欲しているものが分かる
③きっかけを見つける
場所、時間、心理状態、自分以外の人物、直前の行動を毎日記録する
④計画を立てる
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W・Jamesは習慣形成と言う言葉を使う。
キーストーン・ハビット(それを形成(中止)すると劇的に変化する習慣(癖))がキーワードのようだ。
組織を変革する話が面白そうだ。
小さな事でも変わることを実感することさせることが大切。
悪い習慣を良い習慣に切り替えること。いきなり最も良い方法でなくても,少し良い方法に変えるだけでも効果がある。
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どうして人は長続きしないのか。
継続する方法と、すぐ挫折してしまう方法との違いは何なのか。
さまざまな論文・研究の成果から、「習慣の力」を解き明かす一冊。
”人間の日常行動の4割以上は「習慣」である。だから「良い習慣」を増やせば、人生は劇的に改善する”
私は特に、
新しい習慣を生み出す「力」、習慣を変えるための「鉄則」、
そして、スタバを題材にして、『意志力』とそれを鍛える方法をテーマにした章が刺さりました。
381ページとボリュームはあるのですが、
まずは第1部だけでも読んでもらえれば、何かしらご自身の生活の中で活かせるエッセンスが得られることでしょう。
何度でも読み返したい一冊です。
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こういったビジネス書の場合、たくさんの事例を紹介して自説を証明しようとすることが多いのだが、本書では基本的に各章一つの事例を徹底して解説することで、より理解を助けてくれる。習慣の持つメリット・デメリットを分かりやすく解説し、習慣化するためのノウハウも説明されているので、実践的でもある。習慣化するために、何をキーストーン・ハビットとするか、それをいかに発見するかがカギと分かった。
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全行動の4割はその場の判断ではなく、習慣に基づいている。
習慣は、ある欲求に対する、「きっかけ→ルーチン→報酬→」 のループになっている。
望ましくない習慣を望ましい習慣に取り換えることは可能で、ルーチンだけを変更することが紹介されているが、それを成功させるためには、欲求そのものが正当なもので、報酬への大きな期待と熱望をもってルーチン変更に取り組む必要があり、実際には相当に難しいと感じられる。
カギとなる「キーストーン・ハビット」をどのようにして絞り込むのかも明確でない。
企業や社会における習慣の変更も事例とともに紹介されているが、習慣による支配とそれが大きく変わる原因は分かるものの、個人、企業、社会の習慣を一括りにしても内容が散漫になっただけのように感じられた。
13-117
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習慣は「きっかけ→ルーチン→報酬」の順で発生する
ルーチンを変えることで、良い習慣に生まれ変わらせる
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人の行動の40%以上はその場の決定ではなく習慣、脳が反射的に従っている機械的行動である。キーストーン・ハビットを変えることで、他の行動をプログラムし直せる。
「習慣」という言葉が紛らわしい。よい言葉はないかな。「無意識行動」とかね。
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★習慣が作り上げる個人・組織・社会の行動原理が、ストーリーを伴った実証実験で解説されている。身近でありながら辞められない悪習、その悪影響は誰もが理解できるのに対策を実行し、継続することができない。その悪習改善のハードルの設定の仕方に着眼させて、恒常的に自らが解決策を見つけうるヒントを提示している。
習慣とは、「自分で選んだものである」と気づくことだ。選択した結果が、やがて反射的に起こる習慣になると、それが現実になるだけでなく、必然と思えるようになる。
各人の住む世界は、その人が周囲や自分自身をふだんどう見ているかによって変わる。毎日行っている、無意識の選択や目に見えない決心はそれを見つけようとすれば、また見えるようになる。そして見えれば自分でコントロールできる。
自分がどんな人間になりたいのかがはっきりすれば、人は「そうなるべく練習してきたように成長する。」2013.10.13
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ディスカウントストアのターゲット社が妊娠している顧客をデータベースから割り出すという話はなんかきいたことあるな。クリスタキスの本だったかな。とおもったら終盤は社会的ネットワークの話になった。
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習慣をみつけたいと思い、購読。
きっかけ→ルーチン→報酬の仕組みづくりは一見簡単そうだけど、毎日つづけるためにはしっかりとした仕組みを構築をする必要がありそうだと思った。 (一回目)