投稿元:
レビューを見る
ずーんと、なんだか重い。
愛する猫の死と、遊び遊ばれのヒトとの関係。
きっとこういうパターン、少なくないんだろうなって思ってしまうけどね。
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE CDが付いていたけど…
読む前に一度聴いて、それきりだったかな。
歌詞がリンクしてるんだよね。
投稿元:
レビューを見る
太宰治を思い出した
裕福で生活に困らないで
働きもせずに、ただ、日々を過ごしていると
考えなくて良いことも考えてしまう
投稿元:
レビューを見る
新聞広告で少し話題になってたので
図書館で借りて読了。CDが付いていたのでびっくり!
この方 作詞家さんだったんですね。
裕福な家庭に育ったお嬢さんが
両親を亡くした後 猫と高層マンションで一人暮らし
その愛猫をも失った彼女の再生物語。
ドラマティックな内容だけど 中身がないというのか
読んだ後の達成感みたいなものが得られませんでした。
投稿元:
レビューを見る
なかなかぶっ飛んだ設定だけど、もしかしたら、タワーマンションってそういうとこなのかも?と思いながら読みました。
話の主軸が上手くつかめなくて、ラストは彼とハナのどちらに持っていくんだろう?とムズムズしてました。
投稿元:
レビューを見る
自分が飼っている猫がもしこうなったらと考えたらとっても辛い。
LIVEでも三代目J Soul Brothersが歌ってくれたけど、ほんとに辛い別れをもう会えない別れをしたとき、とっても泣けるなって思いました。
投稿元:
レビューを見る
映画化されるのを知って読んでみた。しかしこれって文学?両親は亡くしたが莫大な遺産を残され都心のタワーマンションの39階に叔父夫婦の庇護を受け、愛猫ハナと暮らす直美。そこで知り合った芸能人時戸を一目惚れしただの女癖の悪い男と知りながらセックスに溺れる。しかしハナが死に至る病に罹りやがて猫の介護生活が始まるが、セックスは止められない、すぐ横で重病の愛猫がいるのにセックスに溺れるのもどうかと思うし、ただの金持ちのよまいごととしか思えず、そこに文学的昇華はない。映画で多部未華子本当に凌辱されるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
原作は、映画でいえば前半部分のみだった。映画をもう一度観るために読み始めたのだけど、いつ直実が出版社で働き始めるのか、いつ亡くなったハナを悼む真実に気がつくのか、それだけを注視して読んでいたら、いつの間にか終わっていた。
著者は作詞家である。単行本には三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが歌う「空に住む」という名のCDが付いている。亡くなった猫のハナが、直実を想って「I'm living in your sky」と歌っている。「ハナは天国に行ったんだなあ」というのが直実の最後の感慨だった。青山真治は自分の経験に併せてその先を見たのだ。
「何時になったらハナと会えるんだろ」
その答えは、映画にあり、そのためには頻繁に出てくる同じセレブの叔父夫婦は必要ではなかった。
25歳の直実の家庭は基本的には金持ちたったし、叔父はそれ以上に若くして成功者だった。それでも父親しか見ていない母親の元で育って直実の孤独は深く、両親が急死した時も悲しむ事ができなかった。叔父夫婦はそんな直実を心配して、自分の住むタワーマンションの下の階39Fに引っ越しを勧める。直実は12年間一緒に連れ添った猫のハナと共に「空に住む」ようになる。両親と遺産と叔父夫婦のサポートを受け、仕事を辞め、何もしない1年間が始まる。そこに現れたのが同マンションに住むスーパースターの時戸だった。直実は時戸の身体に溺れる。そうしてハナの致命的な症状が現れてくる。
結局不器用な直実の「悼む心」を持つようになるまでの2年間だった。まるで自分を痛みつけるかのように時戸に溺れてゆく過程は、あまりにもわかりやすい。ここだけならば、映画にする必要はなかったかもしれない。主人公に多部未華子を召喚する必要はなかったかもしれない。清純派の彼女に濡れ場のようなものを強いる必要もなかつたかもしれない。
原作では明日子さん(叔父の気さくな妻)とのやり取りで、ドロ沼から抜け出すキッカケを持つことになるけど、青山監督は「そんなもんじゃない」とキット思ったのだろう。ここまでの原作改変はかえって珍しい。この映画の公開が監督死去の1年半前だというのは偶然なのだろうか。
さぁ、これで映画を再鑑賞する準備はできた。