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「著名人の名推理に酔いしれる連作短編集とのうたい文句だが、ミステリーと呼ぶのはちょっと辛い。
ルパン、ホームズなどのキャラものとしては楽しめるが、物足りなさは否めない。
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ホームズ、ルパンのような架空のヒーローに加えて、
忠臣蔵やヒトラーの、(あったかもしれない)真実たち(笑)
ホームズは、途中まではいろいろ想像しながら
(推理と言わないところが我ながら謙虚(爆)
興味津々で読んでいたのだけど、あの真相は私には無理~。
忠臣蔵は、ひねりが利いてていい感じ。
エピローグの、若干、無理やりな感じも面白い。
ヒトラーは、正直読むのがきつかった。
残念ながら、イメージアップどころか、、、という結果。
八雲の話が1番好きかな。
もっとも、物語の語り手が明らかになる前で完了していて
ほしかったところではある。
ルパン大好きなだけに、途中まではウキウキ。
あの宝石を、どうやって盗み出すのか。
(盗み出せることには、疑いは持っていなかった。)
予告を出してハードルをあげるのもルパンの冒険譚には
お約束。
でもなぁ、、、
好きなタイプの設定なのに、どうも、この作品集は、
どれもラストが私には合わなかったようで残念。
同じ作者の同じ設定の作品では『チュウは忠臣蔵のチュウ』は
すごく面白かったんだけどなぁ。
次、行こう!次!
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短編集なんですが、中々良かったです。私としては小泉八雲が主人公の連作がお気に入りかな。「耳無し芳一」はいつ読んでもエロイですね/笑。腐った心を刺激してくれます。芳一が美坊主というのが悪いと思うのよ/笑。
それから「忠臣蔵」の謎を解く大石内蔵助の妻・りくの話も良かった。
ヒトラーのも良かったけど…オチが今一かね。
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内容紹介
ホームズ&ルパンパスティーシュ、吉良邸討ち入りでの密室殺人、もしヒトラーがホームズマニアだったなら……。著名人たちの名推理に酔いしれる、奇才・田中啓文が贈る、ミステリ連作集。
内容(「BOOK」データベースより)
シャーロック・ホームズ&アルセーヌ・ルパン、ミステリ界が誇る両巨頭の新たなる冒険譚。赤穂浪士討ちいりのさなか吉良邸で起こった雪の密室殺人。あのアドルフ・ヒトラーがじつは大変なシャーロキアンで…。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が日本に来た本当の理由とは。著名人の名推理に酔いしれる、連作短編集。奇才・田中啓文が贈る、ミステリ五番勝負!
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シャーロック・ホームズ&アルセーヌ・ルパン、ミステリ界が誇る両巨頭の新たなる冒険譚。赤穂浪士討ちいりのさなか吉良邸で起こった雪の密室殺人。あのアドルフ・ヒトラーがじつは大変なシャーロキアンで…。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が日本に来た本当の理由とは。著名人の名推理に酔いしれる、連作短編集。奇才・田中啓文が贈る、ミステリ五番勝負!
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ホームズやルパンはただでさえ謎に包まていて、あれこれと想像したりもしたし、名前を聞いただけでわくわくするが、それをこんな風に展開して見せるとは、著者もきっと想像たくましくあれこれと思い描いたのだろう。そして、それがここに結実したのだろう。当然のことながら、わたしなどの想像よりも何倍もぶっ飛んだ内容である。そうだったのか、と危うく信じそうにもなる(こともある)。想像力をかきたてられる一冊である。
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・ホームズパスティーシュ「『スマトラの大ネズミ』事件」
・忠臣蔵ネタ「忠臣蔵の密室」
・ヒトラーネタ「名探偵ヒトラー」
・小泉八雲と怪談ネタ「八雲が来た理由」
・ルパンパスティーシュ「mとd」
八雲の話しが好みだったけど、エピローグにがっかり…
全体的には楽しめた。
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ホームズやヒトラーなど虚実とりまぜた有名人が活躍する、遊びゴコロ満載の短編集。
通常のミステリの枠からははみ出してしまう話もあり。ラストがオカルトやダジャレに流れがちなのはなんとも言えない。
ベストは小泉八雲の「むじな」や「耳なし芳一」など怪談の由来を描いた「八雲が来た理由」と、討ち入りしてみたら予想外の出来事に直面して困惑する赤穂浪士を描いた「忠臣蔵の密室」。
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さまざまな有名人を主役にしたパスティーシュミステリ短編集。どれもこれも奇想天外で、くすりと笑えるオチもあります。
お気に入りは「mとd」。やっぱりルパンファンですから! ルパンの活躍っぷりは、やはり読んでわくわくさせられます。そしてあまりに意外なルパンの秘密……なんだかそうであってもおかしくない気がしますが。
「『スマトラの大ネズミ』事件」もとんでもなくって抱腹絶倒。こんなものが本当に存在したら……それってとんでもないホラーなんじゃ。
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「スマトラの大ネズミ事件」ご存知ホームズが結末ではすっかり田中流になっていて楽しい。「忠臣蔵の密室」有名な炭焼小屋が密室で、大石内蔵助の妻りくがミス・マーブルの役割で、カーへのこじつけがあってと笑ってしまう。「八雲が来た理由」少々犯行動機の無理が過ぎているような。八雲のカバンの中身まで言及してしまっているのでシリーズ化はもうないのかな。「mとd」嘘発見器が何故でてくるのかなと思ったら結末を読んで納得。叙述トリックものとは思わなかった。
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すごいバスティーシュだ……ろうなぁというもの。よく考えたら私は本家ホームズを読んだことがなかったのである。
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実在の偉人や架空の有名人を主人公にした探偵モノ短編が5作。
ホームズは語られざる事件の「スマトラの大ネズミ」を題材にしたもの。ルパン物の中にもホームズがちょっと出てきます。
他は、忠臣蔵、ヒトラー、小泉八雲。どれもオカルト風味の味付け。
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まあおもしろかった。
が、いろんなシャーロックものが読めるのかと思いきや、
シャーロックがでてきたのは最初の話だけ。
あとは、シャーロック並の探偵的な役回りの人物がいる、という話が四つ。あ、まあラストのルパンが主役の話はシャーロックもでている、と
いえるのだろうが、シャーロック・ホームズの物語だな、と思えるのは
やっぱ最初のだけ、かな。
二話目でいきなり時代ものが始まったときには、え?これどーやって
ホームズだすの??とか思ってしまった。
ちょっとだまされたーっとか思った。
読み終わってもう一度表紙をみると、
あー、この絵、そーゆー意味だったのか、と納得。
まんまな、表紙だったってことね、うんうん。
ヒトラーの回はちょっと殺しが多すぎて引いた。
が、あとがきで著者もほんまに最低最悪なおっさんだ、という認識の
元書いた、とあって、なるほど、と。
分かって書いてるなら仕方がないなあ。でもなんか気持ち悪かった。
一番好きなのは小泉八雲の話。
なんか雰囲気がよかった。
でも、なんかどっかで読んだような気も・・・・。前に読んだことあったけな?
たとえ死んでもホームズはホームズだな、うん。
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ホームズとかルパンとかって、大昔子どもの頃に読んで以来読んでなかったから、この本を読みながら思い出してた(笑)。
ヒトラーや八雲のはなしは、どこまでが史実なのかなと思ったら、まったくのフィクションだとあった。
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相変わらずの田中啓文節、楽しく読みました( ´ ▽ ` )ノ
しかし、樹上で首を切る、叫ぶ、袂を噛む、木が倒れるのコンボは無理すぎでしょうが…
南方熊楠が推理するやつ思い出した。
鳥飼ひうだったっけ⁇
田中啓文だったっけ⁇
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首が密室から消えた。失踪から復活したホームズが挑んだ事件の真相。
討ち入りの吉良家の炭小屋の殺人。
ヒトラーの部屋から盗まれた槍。
八雲が出会った事件。
ルパンは残忍なジュノアール伯爵から「サン・ラー王のスカラベ」を手に入れる事ができるのか。
よく調べてあるなあ。
ホームズも忠臣蔵も八雲もルパンもその空気にすんなりと入り込む。
ただ、奇をてらいすぎな結末がねー。
八雲も殺人事件以外はけっこう良かったんだけど。