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チャット・ガールとかげろう稲妻水の月がすき。
リアルでいて、リアルじゃないところがとってもすき。
わたしは靴下とメガネふぇちなので、
踏まれる、だとかはちょっとよくわからないけれども
でも扉を開けたらもう、戻れない。
周りをずいずいと囲まれて、ふぇちに溺れて息絶えられるなら
それはそれでしあわせだと思った。
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ふだん恋愛小説は読まないのですが、帯の「恋vsフェチ!」という文句に惹かれて購入。甘酸っぱさはなくって、しっとりとした空気がただようなかにあるクスっとくる面白さや、せつなさに心うばわれました。
「かげろう稲妻水の月」がお気に入りです。
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読後にまず思い浮かんだのは、「おもしろうて やがてかなしき フェチ男かな」という言葉。
女のハイヒールに踏みつぶされることに性的快楽を覚える大学教授と、彼に亡き父の面影を重ねる女子大生。花粉症対策のため、おなかにサナダムシを飼おうとする彼氏と、それを阻止しようとする彼女の攻防。ある日突然ヌーディズムにめざめてしまった同僚と、彼に振り回される男性。
一風変わった「フェチズム」に振り回される人々の悲喜こもごもが、オフビートな笑いとともに描かれる短編集。ありそうでなかった着眼点に、目から鱗。テンポのいい会話も面白い。
ラストに収録されたデビュー作「虫のいどころ」は、特に笑いの要素が顕著。「花粉症のせいで土下座のフォームが決まらない」と嘆く彼氏が登場するのだが、つい地獄のミサワを思い出してしまった。
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短編集
前半半分はちょいと濃いくて、なんだか知らない世界の暗さがあってうーん…と思いながらだったが、後半半分はクスっと気持ちい濃さで面白かった。
寄生虫で花粉症治そうとする彼氏とか
真っ裸で過ごす友だちとか。
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チャトレの話が1番好きだったかな。
初めのお話が、虫恐怖症の私にはきつかったので読了出来るか不安でしたが(笑)後半はぐんぐん読めました。可もなく不可もなく。まさに☆3つ!な本でした。個人的に。
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オール読物新人賞受賞作「虫のいどころ」を含む短篇集。フェチズムや変わった性癖がテーマだが、嫌らしい感じは全くなく、男女問わずお薦めできるコメディタッチの作品である。
訳あり男女の異質な恋物語「かげろう稲妻水の月」と、切実な花粉症男の行動が面白い「虫のいどころ」は、タイトルの付け方の巧さが光る。これからも目が離せない作家さんの誕生である。
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【わたしのすべてを受けとめて!】ヌーディズムに目覚めた同僚がハタ迷惑! 花粉症治療のためにそんなことを? とんだ趣味や性癖に振りまわされる大人の恋の短編集。