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何となく思っていた事で有ったが、やはりと言う内容で有った。介護状態にならないためにするべき事を教えてくれる。
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【読書その43】高齢者リハビリテーションの第一人者であり、現在、長寿医療研究センターの大川弥生氏氏の著書。生活不活発病の原因・対応方法について具体例を出しながら非常にわかりやすく解説。回予防担当者としては必読の一冊。
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若者の運動不足の話かと思ったら違った!
入院をきっかけにボケてくるお年寄りの原因は、生活が不活発になってしまったからなのね。
外に出ましょうと言われてもやることがない、やりたいことがなければ出られないよね。
いかに歩きたくするか。休み休みでも興味を広げ続けてもらうか。心と体はつながっている。
おじいちゃんの杖があってなさそうだから、こんど買ってあげよう。
おばあちゃんは万歩計かなあ。
遠隔援助も効果的、と言われるとほんとにうれしくなる。
細々したことを嬉々としてやるおばあちゃんになってやろう
新しい介護モデルだなあ
さいしょだけお大事に、だね
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廃用症候群という概念を生活や人生を包括的に捉え直して、現れてくる多様な症状を病として定義したのが生活不活発病と解釈しました。アプローチの考え方や方向性についてのヒントがたくさん。反省。
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チェック項目7箇所。生活不活発病とは、その名の通り、「生活が不活発になった」ことが原因となり、あらゆる体や頭のはたらき(機能)が低下する病気です、この病気は誰にでも怒る可能性がありますが、特に高齢者に起こりやすいものです、またうっかりしていると「寝たきり」にまでなってしまいかねない、「こわい病気」でもあります。「家事がやれないと、私は何の役に立っているのかと思うかも……」と言いました、この言葉に工藤さんはぎくりとしました、それまでは「やってあげることはよいことで、なかなかいい旦那じゃないか」と自分では思っていたからです。介護で「よくする」というのは、体操や訓練で機能障害をよくすることではありません、介護を通して直接に生活動作にはたらきかけて、その実生活での実行状況、すなわち「している活動」を向上させることです。「外の世界にかかわる」ということは、ふつう、「外に出て行く」ことであり、「外を歩く」機会を増やすことは自然に体や頭をはたらかせる機会を増やすことにつながるからです、外を歩くことは、単に足の筋肉を使うだけではありません、歩くという生活動作は手や胴体(顎から腰まで)などの全身の筋肉を使います。なぜ、歩行不能が「つくられる」のか?……まず第一には、生活不活発病についての認識が不十分なことが根本的な原因です、二つ目は、日常の歩行を安定させられるようなはたらきかけ(技術)の不十分さです、三つ目は、「車いす偏重」ともいうべき「思想」です。
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最近体力が衰えた人、身近にそういう人がいる人、介護に携わる人、読んでみてください。
警鐘を鳴らす本です。
生活の仕方で病気になってしまう~現代病の一つとでも言いましょうか。
病気した後に長く寝ていたら、どんどん体力が落ちてきて、頭もぼけたようになってしまうことがある。
高齢者に多いけれど、入院した後の子供にも起きるそう。
動くことが減ったのがそもそも病気の原因になっていたことすらあると。
自分が1月前半は寝込みがちだったので、ちょっとドキッとしました。
まあ~少しずつ動けば治っていくってことですよね?!
寝たきりでいると筋力があっという間に衰える、使わない脚は歩けなくなる、というのは廃用症候群として知られていました。
ただこれだと、意味が狭すぎる。
それに言葉のニュアンスが悪くて、嫌な顔をされてしまうそうです。
長い付き合いの友人が亡くなって一緒に出かけることがなくなったのが主な理由で、だんだん出かけることが減った、など。
ありそうですねえ・・
高齢なだけに、本人も回りも仕方ないと思ってしまう場合もあるのが問題だと。
漠然と「できるだけ動くようにして」と言っても、本人の判断に任せると、あまり変わらない場合もある。
「頑張って」と言っても、本人が頑張らないのがいけないみたいになってしまう。
本人も周囲も一緒になって、楽しい目的や関心事をふやしていく。
動きやすいように工夫し、ちょこちょこ動くことを少しずつ増やしていき、元気が出れば、そういえばあれもやりたかったと気づいたりして。
充実した生活にすることが大事だと。
寝たきりではなく座っているから大丈夫と思い込んで、それ以上に身体を動かすことはさせていなかったり。
家事をしてあげるのが介護だと思って、出来そうなことまで何一つさせていなかったり。
そういうことで、生きがいや充実感が減ってしまい、動こうという興味もなくなっていく場合があるそう。
・・え、うちの親の場合は・・・?
とちょっと疑心暗鬼になりましたが~まあとても一口では言えません。
あれこれ工夫して大奮闘してきたので、長期にわたってのそれはなかったと思いますね。
ただ本当に、故障が出来て高齢になってからの対応は難しいです。
そういう問題じゃない場合の限界もあるとは思いますね。
介護保険で、デイサービスに通うのは、とても良いことだと思います。
自分で出かけて外食を楽しむようなことが出来なくなった場合、老人のことをわかってくれる場所に出かけるというのは。
家にリハビリに来てもらうのも、とても助かりました。
家族が言っても、なかなか言うこと聞かないですからね。
少しは家族で出来ても、よその人に会う、自分のために来てくれる人がいるというのも刺激になっていいんですよ。
こういうやり方があるのを知らないまま、家族だけで対応していると、無理が出るんじゃないかと思います。
最初は抵抗を示す高齢者も多いですけど、ケアマネージャーを家に呼んで「みん���やってますよ」と専門家に言ってもらうと、いいですよ。
[追記:
最近、この本の紹介に「いいね」を何度もいただいたので、トップページへ持ってきました。
関心を持っている方が増えたのでしょうか]
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お年寄りや病後の人がなると書かれているが、日常的に活動しないと若者も同様になるだろうと思う。
お休みの日は引きこもりを決め込んでいたが、もう少し意識して外に出ようと思った。
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【2015/1/29】
紹介者:川森さん
レビュー:米山
体が疲れたからお休みする。
丸一日お休みしてたら、休んだはずなのに翌日体がだるい。。。。
なんてこと体験したことないでしょうか?
これって、理屈があるんでしょうね!
それが分かる(んだと思う)本。
疲れてても動いたら翌日意外に絶好調になるから、それを信じて動こうと思います!
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動かない→心身がなまる→疲れる→動かない
の、連鎖から本当に動けなくなってしまう状態を「生活不活発病」と呼ぶらしい。
たとえば風邪をひく、ケガをする、それ自体は大したことじゃない。
だけどそこで「大事を取って」「安静に」することが命取りになる。
お大事にしているあいだに筋力が弱り気力がなえて本物の寝たきりになる。
最初に「生活不活発病」という言葉を聞いたときは、わかりやすすぎてばかみたいだと思った。
なんにでもラベリングしたがる人たちの「○○女子」とかそういうやつかと。
でもそうじゃなくて、なんだかわからないけれど存在する状態に名前を付けて、どうにか対処するための名づけだった。
この本で扱われるのは主に高齢者のケース。
若くても子供でも動かずにいれば動けなくなるんだよともきちんと書いてあるけれど、まあ主に気をつけなきゃいけないのは高齢者だし。
退職して動かなくなるおとうさんたちなんかモロに危ないし。
私はずっとひきこもりを思い浮かべながら読んだ。
というか昔の私を思い出しながら読んだ。
ひきこもっていたころはずっと、怖かった。
こんなに若くてこんなに健康体でこんなに何にもしていないのにこんなに疲れているんじゃ外に出てやっていけるわけがないと思ってた。
逆じゃん、こんなに何もしていないからこんなに若いのに疲れていただけだ。
これを知っていたら、もっと早くまともな人生を歩めたんじゃないかという口惜しさと、なんだあれは私の怠惰のせいだけじゃなくて筋力のなさのせいだったんだという安心とがないまぜになってる。
知識がないのは悲しいことだ。
教育関係者と医療関係者と何もしていないのに疲れている人には特に知ってほしい。
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「生活不活発病」。聞いたことはあるけれど、「不眠症」「ノイローゼ」みたいな、病気というより症状や傾向を表現する、あまり中身のない一種のレッテルなのかと思っていた。読んでよかった。
元気だったのに入院したらボケてしまったとか、ケガをしてしばらく寝てたらそのまま歩けなくなってしまったといった話は、身近でもよく聞く。なんとなく、年寄りってそういうものなのか、と思っていたが、よく考えたら納得するような話じゃない。原因があるはずだし、原因がわかれば予防や回復だってできるはずだ。入院を長引かせるより、とっとと仕事に復帰したほうが回復が早かった、という事例にはちょっと笑ってしまった。
社会参加が大事、はりあいが大事、というのはお題目ではなくて、れっきとした治療方針なのだ。びっくり。
事例が豊富で説得力がある。
これは老人だけの問題ではなさそうだ。子供や青年はともかく、中年にさしかかってくれば可能性はありそうだ。なんかだるいから動けない、ではなく、動かないからなんかだるいのだ。ぼくも気をつけよう。
ただ、せっかく専門家が書いているのだから、生活不活発病の生理的、医学的側面も紹介してほしかった。不活発に陥ることで、人の身体の中で何が起きるのか。それがあればさらに説得力が増すだろう。ひょっとしたらまだ研究中なのかもしれないけれど。
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体がだるくてボーっとするのは年のせいではない。あらゆる体や頭のはたらき(機能)が低下する「生活不活発病」の発生の原因や症状、予防や改善の方法を、具体例をあげて解説する。
老人の話のみ?
一度返して,余裕ができたら読むかも。
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とても参考になった。10年前6週間入院したことがあり、退院してからいつも通ってたスーパーマーケットに行くのに歩く速度がすっかり遅くなってしまい驚き焦った経験もあるので、あの時の私はまさにこのことだったのだと納得した。高齢者の例だけでなく、2歳の子の例もあり、どの年齢でも起こり得ることだと痛感させられた。
ただ、本当にこの本のとおりにできればいいのだけど、特に高齢者の家族介護において、どこまでできるかという現実問題はあると思う。現状では、この本のとおりにしたければ、家族がそれこそ仕事もやめて献身的に介護するしかないことのほうが多いのではないかと思う。遠隔介護だって、この本のようにうまく行くわけではない。本人が、自分が何ができて何ができないのか客観的に把握できていればいいのだが、そもそも自分の体の状態について認識が甘かったり、動けないことについて受容できてなかったりして、能力以上のことをしてしまおうとすることだって多い。
つまり、お年寄りに本人に見あった動ける環境を保障するならば、単に医療サイドの問題だけでなく、家族やケアマネ、介護サービス担当者全体で情報や問題を共有し、足りないところは相互に補完できる体制が整わなければ、実践は難しいことが多いのではないかと思う。実際、私は母に対してこれだけ動ける環境を保障してあげられる状況にはない。このような問題点への言及がなかったのが唯一残念だった。
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高齢化社会にあって寝たきりを減らすことは、圧倒的に足りない介護側のことを考えても必要なことだと思う。
患者にとって単に歩けるようになること、ではなく、何をしたいのか、どのように生活を充実させていくのかが人生でいかに大切かがよくわかる本。
医療従事者でなくとも知っておきたい。
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寝たきりになると老化が進むというのは誰もが理解できると思う。
しかし寝たきりではなくても家に閉じこもって外出をしなくなるだけでも身体は衰えていく。
それが生活不活発病。
東日本大震災でもこの生活不活発病が問題になったそうだが、コロナ禍の今もこの問題が出てくる気がします。
例え外出しなくても家の中だけでも掃除、家事など動き回る習慣を作ることはとても大切ですね。
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退院後の長引く「安静」による心身機能の低下、定年退職後の社会参加の希薄や日常生活の怠慢からの動作機能の低下、これら「動かないこと」が原因として発症する<生活不活病>と呼ばれる〝怖い病気〟の予防と医療・介護のあり方について解説された健康啓発書。 手術を受けた後の歩行は、時間をおかずに早く始めることで、術後の回復が速く、寝たきりの弊害を予防する実証例のとおり、「動くこと」=「生きること」の「人間の本質」を忘れないよう、自身の生活様式に傾注することの大切さを教えられる。