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伴侶を失った作家同士の対談。編集のお膳立てがミエミエ、対談物として緊張感ではなく共感というミエミエが残念。
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津村節子と加賀乙彦の対談集。ひとつ違いのふたりが、それぞれの読書体験や信仰、伴侶の話をしていて、地域資料や文学史にもなりそうな本。
津村節子の後悔は、とても心にきた。『紅梅』を読んでみようと思う。
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ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/
初めて明かされた、吉村昭の墓が越後湯沢に作られた理由
2008年に妻を亡くした加賀乙彦と、2006年に夫吉村昭を亡くした津村節子の対談。
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共に80歳を越えた方同士の対談でやさしさに満ち溢れています。お二人とも相手方を失っているとはいえ、その夫婦の姿や信仰も対照的です。しかし、それぞれ相手方を愛する気持ちにあふれています。
それぞれに生き方や考え方があって今があるのだろうなあ。実はお二人の作品は1冊も読んだことがなくこの本が初めて(正確には小説じゃなくて対談本だけど)。
私も無神論者だけど、「信じる方に賭ける」と言う気持ちの持ち方は素晴らしい。無限がどんなものか知らなくても、無限があることは確かに知っているのだから。
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配偶者を亡くしたお二人。
かと言って、そんなに暗い本でもなかったです。
それぞれの夫婦がどれだけお互いのことを好きでいたのか、そんな風景が垣間見えるような気分でした。
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1929年東京生まれ、名古屋陸軍幼年学校~東京大学~仏留の精神科医、1960年9つ下のあや子さんと結婚、明日から二人で長崎旅行へ行く前日、2008.11.19くも膜下出血で夫人が浴室で突然死の加賀乙彦氏。1928年福井生まれ、高等女学校~学習院大学短期大学部、大学で出会った吉村昭氏と1953年結婚、夫が2005年舌癌、2006年すい臓癌、2006。7.31、夫が覚悟の自然死を迎えた津村節子氏。お二人の対談です。出会い、死の病、伴侶なきあとの3つの章立てです。2013.6発行。