電子書籍
作家買い
2021/06/24 19:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あろす - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥のおかあさんの『銀のくつ』の雰囲気が好きで作家買いしてみました。物語の前提を前提として理解し、受け入れられるかで作品全体の理解度が変わりそう。ある意味、何度読んでも楽しめるお得な作品と言えると思います。
紙の本
まさに奇縁譚
2024/03/01 05:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議であやしく切なく優しい話です。
そして登場人物がどこかで不思議に全部つながっている。
そうまさに「奇縁」なのだ。
実は本当は怖いのに絵柄のせいかふんわり霞がかるように描かれ
なんかBLの部分だけは妙に赤裸々で色々誤魔化されているような気分になる。
(悪い意味ではありません)
気がつけば読者も沼にいるような、霧の中にいるような感じになる。
ただ、万人がそこに行けるかどうかは難しいかもとは思う作品です。
私はこの作品に出会えて良かったなと思います。
いつも作者さんの世界は独特で見た感じの優しさとは別に
入る人を選ぶような気がします。
余談
番外編の犬丸が笑える。
☆3.5
投稿元:
レビューを見る
私は勝手にBL界の『百鬼夜行抄』と呼んでいる。男二人がやっている鑑定屋にバイトの面接に来た大学生の平子くん。導入は一見普通で、平子くんは巻き込まれ型主人公の匂いをぷんぷんさせているが、実は物語の中核を担う出自である、と言う所をご都合主義と取るか不思議のなせる業と取るかで見方は変わるかもしれないが、とにかく「これはこういう事である」と論理的に弁じてはいないが、まるっきりのファンタジーかと言うとそうでもない。なんとも言えない不思議さは作者の作風のなせる業。頼りなげな線で描かれながらも怖さを醸し出す手法は作者が意図したと言うよりやっぱり自然に紙面に滲み出てしまう作者の作風に他ならないだろう。線の細さで柔らかそうに見えるがぞっとするくらい怖い表情が挟み込まれている。時に「ぎざぎざの歯」は無性に怖く感じ、物語の質に凄く合っている。
夏に読むとより楽しめる作品じゃないかな、と思った。面白さも千差万別のように、怖さも人によって違う。私にとっては心霊番組見るよりよほど楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
オカルトチックだけどハッピーエンド。メインの二人のその後がもっと見たいと思ったけど、最後の方の今と未来が交錯する展開が結構好きだった。画面の情報量が結構あるので読み応えあり!
投稿元:
レビューを見る
四宮さんの作品、初めて拝読。
表紙、装丁がとても美しく手にしました。
主人公の平子以上に、脇お固めるキャラが魅力的。
魚住の色気にあてられました。
情報量の多い作品なので、読み応えあり。
そのぶん、さらっとマンガを楽しみたいときは少し体力を使うかも?
平子と天花寺くんの今後が気になります。
投稿元:
レビューを見る
「人間外のもの」を介してつながる人々。
過去・現在・未来にわたり、登場人物同士がつながる。
みんな、最後には大事な人と出会って救われるのが良い。
犬丸がかわいいね。
ボーイズラブが苦手な方はご注意。
投稿元:
レビューを見る
随所に出てくる蝶々が表紙とも綺麗。デビューから好きだけど、ストーリーテリングも上手くなって来て更に面白い作品になって来たので嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
あやかし・不思議系のお話。
書き下ろしまで読み終えてからもう一度読み直すと、犬丸の行動から気持ちが伝わってきて割り増しで可愛い。
投稿元:
レビューを見る
装丁:名和田耕平デザイン事務所
完全に装丁買い。BL漫画?ではないよーな。フェローズとか、フラワーズっぽい感じ(ゆるファンタジー、ゆるい民間伝承とか呪いとか)なので、そういうのが好きな人にもおススメ。
各話扉に蝶が一個ずつ増えていくのとか、装幀はすごく良かった~
投稿元:
レビューを見る
最初ちょっと話がわかりにくいな~と思っていたけど、話が進むにつれいろいろなことがつながってきて、最後はなんだかじわっときた。
悪いものに魅入られやすいから本当の名まえを隠して生きてきた千佐という少年の話。いつも誰かと重ねあわせて見られることが多く、それに慣れていた彼が少しずつ「自分」を意識し始める過程がよかった。
投稿元:
レビューを見る
ふわふわひらひら。
蝶のように浮遊しながら、
柔らかく不思議で美しい世界。
この世ならざる不思議なモノを扱う
"鑑定・調査事務所"。
面倒しか拾ってこない社長に、
人魚の血をひく魚住。
魂を奪われないために本名を隠し、
名前に縛られないゆえに、その存在は淡く
自分自身に確かなものを見出せない青年と
真っ直ぐでかわいい少年・天花寺くん。
季節は花降る春。
目に見えない"まひるの星"のように
透明な世界を感じる素敵な奇譚たち。
投稿元:
レビューを見る
日常に入り込む妖の話とBLとをミックスさせた淡いタッチは今市子先生を彷彿とさせて、好きな系統です。萌えはそんなにないんだけど、ほっこりする感じ。
投稿元:
レビューを見る
2015/01/16
【好き+】「かわばたまち よろづ きえんたん」と読むのか、難しいな。 高校生?中学生?:天花寺オトヒコ×大学生:平子千佐。 平子が町で声をかけられてアルバイトをすることになった:鑑定・調査事務所には社長:鈴島と社員:魚住がいた。 仕事をしては奇妙な人たちに巻き込まれる平子は特殊な生い立ちのせいでよく他人のそら似をされ、本当の自分があやふやだった。 鈴島、魚住コンビの過去と縁、オトヒコの過去と縁、本当の自分を知りたいと願う平子、蝶々のようにヒラヒラと散らばった点が最後一つにまとまり、幸せな気分と奇譚らしく不思議な気持ちが残る物語で面白かった。
投稿元:
レビューを見る
ショタ×おにいさん
ショタ攻め~~
あと事務所のお兄さんたちのカップルがいます
話は不思議な感じ あんまりセックスはしない
投稿元:
レビューを見る
はじめは少し読みづらいなと感じましたが、徐々に引き込まれて読んでいくと初めから終わりまで一本の線で繋がるように解決していました。読み返してみると伏線というか、その世界観や設定のうまさにハッとします。
読み進んでからやっと「こうだったのか」と前のことがわかる話の仕組みや、萌えは控えめのあやしい雰囲気が今市子先生を思い出します。