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オカルト冒険小説とでも言えばいいのだろうか。とにかく、普段のミエヴィルとは違った印象が強かった。
『クラーケン』で初めてミエヴィルを読んだら、『都市と都市』や『言語都市』には違和感があるんじゃなかろうか?
第三部の冒頭だけが上巻に収録されているので妙なところで途切れているのが気になる……無理に上下巻の厚みを揃えなくてもいいような気がするなぁ。
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悪くはないけどそんなによくもない
妙にコミカルな掛け合いとか言い回しで間延びしてる感がある
あと誤植が何箇所かあった
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期待したんだけどな…
文章が個人的に苦手だった。もう少しストレートな表現で良かったと
思っているが、ロンドンの怪しい雰囲気を醸し出すには、この文章が的確なんだろう。
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私にこのジャンルの基礎知識がかけているのか?上巻でほとんどなんでもありの風呂敷の広げ方だったが、下巻も話に入っていけず。頑張って短編にすればよかったのに、、、と思ってしまった。
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ミエヴィルの書いたトーチウッド+ハリー・ポッター??疾走感、おもちゃ箱感、ちょっとペルディード・ステーションがエンタメ感増で楽しく、という感じ。ある程度オカルトやSFの読書してないと楽しくないかもしれない。
そして、日本語訳はこれダメです。原文のがいいです、絶対。翻訳したら余計わかりづらいって。。。
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情け容赦ない。割とさくさく展開し、人が死ぬ。さすがクトゥルフの世界と思いつつ、世間でいうと頃のハリウッド映画的なホラーを想像するといかんかも。ヒーローですら油断ならん。
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読みづらいが、舞台設定は面白いと思う。
読んでいる期間は飲み屋などでイカを見るたびにこの話のことを思い出してしまった。
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このお話は、メタファ(隠喩)が現実になる物語なのですね。あらゆるカルトのメタファが喧嘩しながら現実化・裏返しになるだけで、ストーリーがつむげる。しかも、SFっぽい非現実的な事態についての「科学的解説」は不要(笑)しかも、もとはメタファなんだから、現実化したイメージは強烈。個人的には、Queen のJazz の曲が使われてたことに高まった。ワティがお気に入りのカーク人形も。でも、このお話のロンドンの街はきちゃないな~。
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物語の良さがひどすぎる翻訳のせいで台無しにされた作品の後編。ダイオウイカとクラーケン伝説、世界の終末を結びつける優れた世界観を台無しにしたこの翻訳家マジで許せない(怒)
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多彩な作風を示すミエヴィル、この『クラーケン』は『アンランダン』に似ている。シュールというよりアブサード。正直、あんまり好きじゃない作風。クラーケン、すなわちダイオウイカの標本が神? アホくさいことを言う。アホくさいことを承知の上で、アホくさいことをアホくさく言うのが、しらけてしまうのだ。アホくさいことに気づかず、アホくさいことをアホくさく言ったり、アホくさいことを承知の上で、アホくさいことを真面目くさって言うのはいいのだが、アホくさいことを承知の上で、アホくさいことをアホくさく言うのは、その内容のアホくささに語りのアホくささが加わって、しらけてしまうしかないではないか。
ミエヴィルはこの作品の前に『言語都市』を書き上げ、『都市と都市』の執筆の合間の気晴らしに,この作品を楽しみながら執筆していたようだが、ひとり悦に入っている感が否めない。
実にいろいろなキャラクターが投入されている。ギャングのボス、タトゥーはある種の拷問として刺青に変えられいて、ある男の背中に掘られてしまったが、そこから指令を発し、昔の部下を集めて、ギャング団を再結成している。彼のもとで働く殺人者、ゴスとサビーが本書における最凶。かつてのロンドンの支配者グリザメンタムは死んだはずだが、生きているらしい、しかも以外なものに姿を変えて。警察のカルト対策班の魔法を操る婦警コリングスウッドとカルト研究家ヴァーディ教授も事件を追う。ゴスに消されてしまったビリーの友人の彼女マージもビリーの居所を探す。
ダイオウイカを手に入れて世界を滅ぼそうとしているのは誰か。最後の最後までわからない。ダイオウイカをあがめる教団にいたデイン、人形ならどこにでも入り込めるワティらとともに、ビリーはダイオウイカを探し出し、世界の終わりを止めようとする。ビリーを助けに来るのは標本を入れる瓶の化け物「記憶のエンジェル」、そして中立を保っていたはずの〈海〉。
惜しげもなく投入された個性的すぎるキャラクターの中で主人公ビリーは地味もいいところ。そして、話はある種の「セカイ系」になり、そのときビリーの職業がものをいうのだが。
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いくつもの筋が絡み合うため、読むのに体力は使うけれど、展開に緊張感があって楽しく読めた。特に最後の戦いは、銃撃戦、魔術戦、言語による戦い、巨大生物の参戦と転換がバラエティに富んでいて息つく間もない。
読後には苦味もあるものの、長い戦いを観戦し終えた開放感が残る良質なエンターテイメント小説。
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ジャンルミックス作品の下巻。
ファンタジーやホラーの要素が強め。
なんでもありの破茶滅茶な娯楽作品でした。
なんでもありすぎて、想像力が追いつかなかったような気もする。